モジュールの利用


モジュールはクラスに似ていますが、継承などのオブジェクト指向独特の処理はできません。Pythonのモジュールは名前空間のようなものです。Pythonにあらかじめ用意されているライブラリモジュールは、import文でインポートすることによって利用できます。また、ビルトイン関数やExceptionオブジェクトなどはimportなしで使えます。

例えば、osモジュールは次のようにして使います。

# using module
import os
print
print os.getcwd()

モジュールのメンバを参照するときはos.getcwd()などのようにモジュール名にドットを付けて呼び出します。これはクラスのメンバを使うときと同じですが、モジュールの場合はクラスのようにインスタンス化は必要ありません。

import文はfromを付けて次のように書くこともできます。

from os import *
print getcwd()

つまり、fromを付けてインポートするとメンバの呼び出しのとき、モジュール名を前につける必要がなくなります。