【ソ フ ト名】 ResMon2K トレイ常駐リソース/CPUメータ V1.4.3 【登 録 名】 RESMN143.LZH 【著作権 者】 てんちゃん 【対応 機種】 WIN95/98/ME, WINNT(V4.0以降), WIN2000 【動作 確認】 Dynabook SS3380V + WIN95(OSR2.1)/WIN98/WINME/WIN2000 【掲 載 日】 2000/10/23 【作成 方法】 LHAにて解凍を行う。 【ソフトウェア種別】 フリーウェア 【転載 条件】 ■補足説明: Windows 95/98/ME を使用していると、システムリソース(特にUSERリソース)が だんだん減少して行きます。そして、だいたい15%を割り込むと、閉じた はずのウィンドウがきちんと消えないなど、いろいろ不可解な現象がおこり 始めます。これは、搭載している物理メモリ量には無関係です。 ちなみに当方の環境ではPC立ち上げ直後で、Windows 95 の場合は、約80%、 Windows 98 の場合は、約70%の USER リソースが空いています。 Windows ME の場合は、(標準では)DOS部分を持たないためもっと空きます。 そこから、開発環境(MSVC)等を立ち上げるとどんどん減って行きます。 Windows 95 の場合は約4個、Windows 98 の場合は約3個のMSVCを立ち上 げると20%を切って限界となるようです。 開発だけを考えると、Windows NT にすれば良いのですが...。 MSVCを何個立ち上げても問題ないし、物理メモリを128MB位搭載して いれば Windows 9x なんかよりはるかにきびきび動作します。 でも、省電力機能はまともに動作しない(サスペンドかけると時計がその間止 まってしまう)し、USBマウスも使えない。いわゆるWINモデムもNTで は使えないなど、主にドライバ周りの問題が多すぎて完全移行できません。 というわけで、まだ Windows 9x をだましだまし使用するしかありません。 リソースに気を払いながらの生活が続くわけです...。 ※ V1.3 補足 このあたりの事情は、Windows 2000 登場前後でがらりと様相が変わりましたね。 以前は、Windows NT 4.0 をノートPCで使おうとしても、ドライバ周りで いろいろ問題があって、結局、満足できませんでした。 しかし、Windows 2000 は、Windows NT の安定性、高速性(メモリがあれば)と Windows 9x 以上のドライバサポートにより、本当に使いやすくなりました。 起動がもう少し、WindowsME 並に速くなるといいのですが。 V1.3 では、Windows NT 4.0, Windows2000 でもCPU使用率を表示できるよう にしました。 ※ V1.4 補足 右クリックメニューにREBOOT系のコマンドを追加しました。 リソースは常時確認したいものの、そのために画面の一部を犠牲にしてリソー ス表示窓なんか作りたくないのも事実です。 他に公開されているリソースメータを調べてみたのですが、画面の作業領域を 犠牲にせずに、常時、リソース値を目に付くように表示するものが見つかりま せんでした。 『なければ作る』という古き良き伝統に基づいて作ったのがこれです。 ■機能 ・起動するとタスクトレイに格納され、メインリソース(デフォルト では USER)の値もしくはCPU使用率を1秒毎にアイコン上に表示 します。 NT/2000 の場合、Windows種類もしくはCPU使用率をアイコン上に 表示します。このとき、マルチCPUであれば、CPU使用率として各CPUの使用率の 平均を表示します。 ・メインリソースの値が閾値(スレッショルド)を割り込むと、アイコン の色が黄色(デフォルトでは50%)、赤色(デフォルトでは25%) に変化します。 ・メインリソースの選択は、メニューから下記のいずれかを選択できます。 ・SYSTEM, GDI, USER の各リソースのいずれか ・SYSTEM, GDI, USER の各リソースのうち最も低いもの ・リソース以外にも次の値をアイコンに表示させるように選択できます。 この場合のアイコンの色は、SYSTEM, GDI, USER の各リソースのうち最も 低いものの閾値に従って変更されます。 ・Windows種類 (95/98/ME/NT/2K) ・CPU使用率 ・アイコン上にマウスを持っていくと表示されるツールチップには、 次のような情報が表示されます。 ・95/98/ME の場合 Windows種類::"ログインユーザ名" (次行に続く) Sys:SYSTEMリソース Gdi:GDIリソース Usr:USERリソース Cpu:CPU使用率 ・NT/2000 の場合 Windows種類::"ログインユーザ名" Cpu:"CPU使用率" ※Windows種類: "NTn(SPm), n:NTメジャーバージョン, m:サービスパック ※CPU使用率は、シングルCPUの場合は普通にCPU使用率を表示します。 マルチCPUの場合は、次のように表示します。(最大8CPUまで) "CPU使用率平均 (0=CPU0のCPU使用率, 1=CPU1のCPU使用率 [,...])" Windows種類::"ログインユーザ名" は多くの人には要らないでしょうが、 当方の環境では、Windows 95/98/ME/NT/2000 のすべてで全く同じ デスクトップを設定しており、それぞれをブート時に切り替える環境で あるため、うっかりするとログイン名がわからなくなってしまう ので表示するようにしてあります。 (まあログインしなおせば良いのですが、ノートPCだと何日も リブートもログインもしない生活になれてしまって。) ・タスクトレイ内のアイコンを右ボタンでクリックすると、サブメニューが 表示されます。こちらは、Suspend/Hibernate, Logoff/Reboot/Shutdown が 可能です。 ■インストール ・ダウンロードした『RESMN143.LZH』をLHA等で解凍してください。 ・解凍した『RESMON2K.EXE』を適当なフォルダ(ディレクトリ)に移動して ください。 ・必要があれば、『RESMON2K.EXE』にショートカットを作成してください。 ・MSVC + Windows APIのみで作成してあるので、他に MFCxx.DLL や VBxx.DLL などは必要ありません。 ■実行 ・『RESMON2K.EXE』のショートカットをダブルクリックするなりして起動し てください。 ・タスクトレイ内のアイコンを左ボタンでクリックすると、メインメニューが 表示されます。 ・タスクトレイ内のアイコンを右ボタンでクリックすると、サブメニューが 表示されます。こちらは、Suspend/Hibernate, Logoff/Reboot/Shutdown が 可能です。 ただし、Suspend は、Windows NT 4.0 では使えません。 また、Hibernate は、Windows ME か Windows 2000 でなければ使用できません。 その場合であっても、Hibernate で実際に休止状態になるには、コントロール パネル/電源で『休止状態をサポートする』がオンになっていないといけません。 ※ シャットダウン時に電源切断するには、ハードウェアがシャットダウン時の 電源切断をサポートしている必要があります。 さらに Windows NT の場合、メーカ提供の HAL.DLL が電源切断をサポートして おり、次のキーの "PowerdownAfterShutdown" の値が"1"に設定されている必要が あります。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon HAL.DLLについて:HAL(Hardware Abstraction Layer)層のハードウェア依存 部分の機能をNTカーネルに提供するための60KB程度の小さなDLLです。 もっとも、電源切断以外で目立った付加機能を提供しているというメーカの 話はあまり聞かないのですが...。 現在知る範囲では、Windows NTを動作保証する機種を持つ国内メーカは、 富士通、東芝、日本IBM、NECだけでそれぞれ機種専用?の HAL.DLL が提供 されています。従って、それ以外の機種では当然のことながら専用の HAL.DLL も提供されず電源切断も標準ではサポートされません。 ※※※ 注意 ※※※ Windows NT や Windows 2000 の場合に、非特権ユーザでログインして いる場合であっても、Reboot/Shutdown が可能なようにしています。 これは、Professional版を前提として考えているからです。共用サーバで 使用する場合には、このことを理解したうえで行ってください。 ・『RESMON2K.EXE』と同じフォルダ(ディレクトリ)に RESMON2K.INI ファイルが作成され各種設定が保存されます。レジストリは使用しません。 スレッショルド値を変更したい場合などは、このファイルをエディタ 等で編集してください。 RESMON2K.INI の各セクションの主な設定には次の意味があります。 [CheckTimer] Interval=1000 .......... リソースをチェックする間隔 [mSec] [MainResource] Threshold_Yellow=50 .... アイコン背景色が黄色になるリソース閾値 [%] Threshold_Red=25 ....... アイコン背景色が赤色になるリソース閾値 [%] 以下のセクションは、必要に応じて自分で追加してください。 [MENU] EnableBootMenu ......... 右ボタンのサブメニューの使用 [0/1] [TrayFont] Height ................. アイコンに表示する文字フォントの高さ (デフォルト: -20) Weight ................. 文字フォントの重み。強調(=700)か通常(=400)か Italic ................. 斜体フォントの使用 [0/1] ■注意 ・CPU使用率について: CPU使用率は、Windows 95/98/ME のアクセサリ『システムモニタ』や Windows NT/2000 のアクセサリ『パフォーマンスモニタ』と同様にレジス トリのダイナミックパフォーマンスデータから取得しています。 このとき、ノートPC上で動作している Windows 95/98 だと、なぜか 正しいデータが設定されないようです。 当方でも、何も作業していないのに100%近くの値となります。 音楽再生のような連続して負荷のかかるアプリを実行すると正しそうな 値に戻りますが、一時停止して負荷が軽くなるとまた上昇します。 しかし表示だけの問題で、実際にそのような高負荷がかかっているわけで はありません。また、ノートPC以外ではこの現象は起きないようです。 ■サポート ・ありません。 ・最新版は、ベクターの http://hp.vector.co.jp/authors/VA003682/ で公開 しています。 ■謝辞 ・『さたけくん』さんには、デュアルCPU環境の Win2000 でCPU使用率表示の 動作確認に協力していただきました。ありがとうございました。 ■履歴 ・V1.4.3 2000/10/23 マルチCPU環境のWindowsNT/2000の場合に、CPU0 の CPU使用率しか表示されないのを修正。 CPU使用率平均を使用するようにした。 ・V1.4.2 2000/10/14 Windows2000の場合に、サービスパック情報の表示が 正しくないバグ修正。 ・V1.4.1 2000/10/6 Aboutダイアログにホームページへのリンクを表示。 ・V1.4 2000/10/4 右クリックメニューを追加。 (Suspend/Hibernate, Logoff/Reboot/Shutdown) ・V1.3 2000/10/3 Windows2000, WindowsME をサポート。 NT/2000の場合にもCPU使用率を表示できるように変更。 ・V1.2 2000/6/1 NTの場合にメジャーバージョン番号、サービスパック情報を ツールチップの表示に追加。 ・V1.1 1999/5/19 CPU使用率をアイコンに表示できるように追加。 ・V1.0 1999/5/18 初版 ■免責 このソフトウェアは、現状あるがままの状態で提供されるものです。 バグや要望があれば、修正するよう努めますが、いかなる約束もできません。 使用は自らの責任において行ってください。このソフトウェアを使用する ことによって発生するいかなる事態についても、作者は賠償/保障等の一切 の責任を免れるものとさせていただきます。 ※転載など このソフトは著作権を放棄していないフリーソフトウェアです。転載など は自由ですが、必ずファイルをオリジナルの状態で同封して下さい。 販売などの商業行為は禁止します。変更したものを配布するときはオリジ ナルを同封して下さい。 2000年10月23日 てんちゃん