PDT2BMP version 0.00 for OS/2 and Win32 document 説明 -------- その名の通り、PDT な画像ファイルを Windows DIB (BMP) 形式に変換します。 Key の「Kanon」でしか動作確認してません。 基本的にコマンドラインツールなので、Windows 環境では DOS プロンプト (もしくはコマンドプロンプト)で使用します。 Win95/98 のシングル DOS モードでは動作しません(DJGPP とかでリコンパイル すれば使えるけど)。 OS/2 用のバイナリは OS/2 コマンドプロンプトで使用します。 その他の特徴: ・前景/背景の二値的透過指定(つまり IFPDT10[p].SPI みたいな感じ) ・背景画像の指定が可能(PDT、無圧縮256色 BMP、無圧縮24ビットBMP) ・動作があんまし速くない ・ソース同梱 用法 ------- PDT2BMP [-T[n]] [-Brrggbb] [-Wbgfile] input output パラメータ: input 変換する PDT ファイルのファイル名を指定 output 出力する BMP ファイルのファイル名を指定 input, ouput ともに拡張子は省略できません。またワイルドカードも使えません。 出力 BMP は 24bit 無圧縮です。かなりデカいです。 オプション: -T[n] 透明色モード指定。-W オプション指定時は無効。 背景部分が -B で指定された色で塗りつぶされます。 n は前景/背景を判定するマスクパターンのしきい値で、 0 から 255 までの値が有効です。 -T のみを指定した場合、-T64 と同じとみなされます。 -Brrggbb 透明色モードの背景色を、6桁の16進数で指定。 -Wbgfile 背景にする画像のファイル名を指定。 背景として使える画像は PDT、8bit 無圧縮 BMP、 24bit 無圧縮 BMP のいずれか。 背景画像と入力画像のサイズが異なる場合、入力画像は 背景の下方中心に寄せられます。 些事 ------- ・PDT ファイルのマスクパターンは、256 段階のアナログ的ミックスパターンに  なっています。-T オプション指定時は、それを一定の値で前景/背景の  二極に振り分けています。画像によっては、図と地の境界が不自然になる  でしょう。普通のキャラCGの場合はデフォルト値でほぼ問題ないと思います。  -W オプション指定時はマスクパターンをアナログ的に考慮するため、比較的  なめらかに混ざり込むはずです。 ・-B オプションを指定せずに -T オプションを指定した場合、透明色は  緑(R:G:B = 0:255:0) となります。(-B00ff00 と同じ) ・-W オプションでは Windows DIB、OS/2 ビットマップ共に指定できます。  しかし OS/2 ビットマップアーカイブ(複数ビットマップが1ファイルに  含まれるもの)には対応していません。  また、出力形式は Windows DIB 形式のみです。 権利 -------- 本プログラムはいわゆるフリーソフトウェアです。 自由かつ無償で利用できますが、内容と動作に関する保証はできません。 履歴 -------- 1999-12-04 ver 0.00 ・iPDT のおまけとして作成。  念のため言うと、「水」(OS/2 用画像ビューア)用のプラグイン。  だから当然 PDT2BMP も OS/2 用だったが、なんとなく Win32 版も作ってみた。 -- sava/LP-Project. http://www.vector.co.jp/authors/VA003720/lpproj/