Zaurus MORE ソフト フルポリゴンシューティングゲーム ChiRaKS v1.01 (WOBK) GA 3D Engine v1.0 を使ったフルポリゴンの、完全オリジナル縦スクロールシューティ ングゲームです。リアルタイムレンダリングによるスムーズな動きが特徴です。タイ トルのデモループもありますので、ゲームが苦手な方も環境ソフトとしてお楽しみく ださい。描画の重い ICRUISE MI-EX1/TR1 でも MI-C1 なみに高速動作します。 ●対応機種 一般的な MI 系 Zaurus で動作します。 ・動作確認機種 PowerZaurus MI-C1 PowerZaurus MI-504 Zaurus ICRUISE MI-TR1 Zaurus igeti MI-P10 ZaurusPocket MI-110M このゲームは画面の動きが激しいため、モノクロ機種では液晶の反応速度が追いつ かず、かなり残像が残ります。カラー液晶の機種を推奨します。 ●プログラムのインストール(使えるようにする)方法 WOBK100.ZAC を Zaurus に転送し、MORE ソフト管理画面上で展開します。本体メモ リ、カードメモリ、どちらに転送しても構いません。 ●アンインストール(プログラムの削除)方法 MOREソフト管理画面から「ChiRaKS」をそのまま削除してください。 ●遊び方 起動後タイトル画面になります。画面右下にある「ControlPanel」のタッチでゲーム が始まります。 自機の操作は「ControlPanel」で行います。操作は以下の2つだけです。 ◎ControlPanel上でペンをドラッグすると、ペンの位置に合わせて移動する。 ◎ControlPanelをペンでタッチしている間攻撃する。 敵を破壊すると、飛び散る破片の中に光るダイヤ型の物体が現れます。これを取ると ボーナス得点が入ります。 敵や敵の攻撃に当たると残機(LEFTで表示)が減ります。残機が0になるとゲームオー バーです。 ●ステージセレクト タイトル画面かデモ中に [順送り]/[逆送り] またはスクロールキーの上下で開始ス テージの選択が可能です。ただし、選択できるのは一度クリアしたところまでです。 ●ゲーム攻略のヒント ・すべて破壊可能 敵や敵弾を含めて、自機と当たり判定があるものは全部破壊可能です。敵弾などか なり堅いですが、囲まれてもうまくショットを打ち込むことで突破できることがあ ります。 ・1面ボスのホイールには当たらない 1面ボスの両脇にある回転するホイールには当たり判定がありません。時分の弾が 当たらないものには自機も当たり判定がありませんので、判断するときの目安にし てください。 ・得点はアイテムで稼ぐ 敵を倒すとボーナスアイテムが出現するので、得点アップを狙うならできるだけ集 めるようにします。 ・ダメージを受けたら ダメージを受けると一定時間無敵になりますが、この間アイテムを拾うことはでき ません。ダメージを受けた場合はアイテムに気を取られず、敵の破壊に集中してく ださい。 ●終了方法 次のいずれかの操作でプログラムは終了します。 ・左上のクローズボタンのタッチ ・[中断]キー ・[戻る]ボタン ・他のモードやアプリケーションに切り替える ●一時停止 ゲーム中、[メニュー]キー または [決定]ボタン で一時停止(PAUSE)ができます。 ControlPanel のタッチでゲームに戻ります。一時停止中に他の機能に切り替えたり 電源を切った場合、一時停止したゲームに戻ることはできません。 ●ハイスコア ハイスコアは WOBKSAVE.PRF ファイルに保存されます。ハイスコアをクリアする場合 は、このファイルを削除してください。(クリアステージ情報も一緒に削除されます) ●プログラムについて GA 3D Engine v1.0 をリリースしてから、まだ v1.0 を使ったアプリケーションがあ りませんでした。というわけで、v1.0 の機能を活用したフルポリゴンのシューティン グゲームです。実際にゲームとして、グーローシェーディングやテクスチャマッピン グを使ったアプリケーションはおそらく Zaurus 初になります。 開発マシンは当初 MI-C1 を使っていました。ゲームの進行速度などは MI-C1 に合わ せて調整してあります。ただ、やはりバックライト液晶の方が画面の発色がきれいな ので、色チェックの意味もあって後半は主に MI-504 で行いました。そのため初代 PowerZaurus MI-500 系でもきっちり動作します。MI-C1 に比べると若干処理落ちしま すがさほど気になりません。ColorPocket MI-310 でも全く同様に遊べると思います。 その後、動作チェック用に MI-P10 を入手しました。性能的には MI-C1 と完全に同じ で、動作速度もほとんど一緒です。モノクロ16階調への色変換処理は、モノクロ化に 伴うメモリアクセス量の減少とちょうど相殺します。ただしモノクロ液晶は残像が大 きく、動きの激しい画面ではコントラストが下がります。動作はしますが、画面はか なり見にくくなるのでやはりアクションゲームには向きません。 完成間際になって、突然 MI-TR1 を手に入れてしまいました。これは ICRUISE MI-EX1 と同一ハードで、ZaurusOS の機種判別用 API も全く同一の値(EX1)を返してきます。 igeti MI-P1 と MI-P2 の関係にかなり似ています。(MI-P2 も機種判別 API は MI-P1 の値を返す) MI-TR1 での動作はお世辞にも速いとはいえませんでした。さすがに高解像度では描 画の転送量がばかになりません。そこで EX1 専用の描画ルーチンを作成し、データ 転送量に対する FIX を行いました。一言で表現すればインターレース方式です。動 きの速いシーンでは多少エッジや残像が気になりますが、速度的には他機種に比べて 処理落ちが最も少なく、安定して動作するようになりました。 アイクルーズでもアクションゲームがこんなにスムーズに動作することを見て欲しい ので、MI-EX1/TR1 ユーザーの方は是非動かしてください。ちなみに MI-EX1/TR1 の ハードウエア的な処理能力そのものは非常に高く、MI-C1/P10 を含めて他の Zaurus の比ではありません。ネックはすべて描画転送量の多さです。 ●ゲーム内容について ChiToShu (2Dシューティングゲーム)の反省から、操作用の ControlPanel を別領域 に設けてみました。これでペンで画面が隠れてプレイしにくくなることは無くなった と思います。左利きの方ごめんなさい。 ゲーム内容はゼロから作った完全オリジナルです。開発には各機種での動作確認を含 めて1週間ちょっとかかりました。この一週間足らずの間に、Zaurus を2台も入手し てしまいました。かなり終わってます。 ●使用条件 プログラム、ドキュメント、付属データなど、これらソフトウエアの著作権は作者で ある小笠原博之が保有しています。このソフトウエアが原因で問題や障害が生じても、 作者は一切保証を行わず、作者に責任も無いものとします。重要なデータはあらかじ めバックアップを取り、利用者の自己責任において使用してください。内容物を改変 したものを無断で配布することを禁止します。利用に当たっては、使い方(説明書)を よく読んでからお使いください。プログラムはフリーソフトウエアです。 ●連絡その他 このプログラムの最新版の入手や更新情報はこちらの URL を参照してください。 http://www.vector.co.jp/authors/VA004474/zaurus/zaurus.html ChiRaKS/チラクス 2000/09/18 GALIB v1.0 を使ったフルポリゴンシューティング 2000/09/25 1.00 公開 2000/09/30 1.01 デモを1つ追加した 小笠原博之 oga@art.udn.ne.jp http://www.vector.co.jp/authors/VA004474/