めざせ! パルディオネットサーフィン完全攻略

1998/06/06 (最終更新:2005/08/28 15:27)
◎ 続・パルディオネットサーフィンレポートについて

1998/06/01 の 「早速〜使ってみた」は、06/01 の 午前 0時を回った時点でアクセスを試み、 まずZaurus から使えるかどうかを中心に検証を行ってみました。 それゆえ内容的に書ききれなかったこと、説明が足りないところがあったのと、 その後公開された有益な情報もありますので、ここであらためて パルディオネットサーフィンを Zaurus で攻略してみたいと思います。

◎ 続・パルディオネットサーフィンとは

NTT Personal (以後NTTP) 各社では、1998/06/01 から順次、 パルディオネットサーフィン という インターネット接続サービスを開始しました。

NTTP の PHS (PIAFS対応) 端末があれば、特定の番号にアクセスするだけで 即インターネットに接続できます。 ホームページの閲覧参照だけなら、 いちいちプロバイダ等と契約する必要がなく、 かつ通話料込みで全国どこから使っても 15円/分 という低料金を実現しています。 料金も NTTP から請求されるので、 手続きが全くいらないというお手軽さも魅力の一つです。

これは NTTP そのものがプロバイダを始めたと思って構いません。 OCN の回線につながれているようです。 ただしダイヤルアップ接続のみのサービスなので、 メールやホームページの作成などは他のサービスを併用する必要があります。

筆者はNTTP中央を利用しているので、 以下解説中は主に NTTP中央 へのリンク及び説明が中心になります。 他の地域でも同時に、または順次同じサービスが提供されていますので、 NTTPホームページ で確認してみてください。

◎ Zaurus から使おう

筆者は ザウルスポケット PI-110M + CE-PA2 + 312S を使用しています。 パワーザウルスかつ 32K PIAFS 通信ができる環境がそろっているなら、 全く同じ設定で同様に使えます。

ただし接続はインターネットへの PPP 接続のみなので、 PI ザウルスでは使用できません。

設定手順

非常に簡単です。 通信インデックスから Internet(WWW) に切り替え、 接続先をタッチしたのち[新規入力]をタッチします。 ここで電話番号を 166 を以下の例のように登録します。

接続先登録/修正(Internet)
接続先 パルディオネットサーフィン
よみ ぱる
電話番号 166

次に、[接続条件設定] をタッチし、接続条件設定1 に次のように登録します。 必要ならメール設定も行ってください。不要なら空欄で構いません。

接続条件設定1(Internet)
コネクションID a
コネクションパスワード 毎回 : a
メールアカウント  
メールパスワード  
メールサーバー  
メールアドレス  

さらに [設定3] に切り替えて、以下のように入力します。(ここが重要)

接続条件設定3(Internet)
IPアドレス  
IPアドレス設定 サーバーからもらう
アドレスビットマスク  
ネームサーバー1 210.153.107.17
ネームサーバー2  

これで全部です。[設定] をタッチし、[登録] をタッチしてください。

あとは普通にインターネットにアクセスできるはずです。

◎ DNS について

前回(06/01)のレポート では、 DNS の IPアドレスは公開されておらず、サーバーから受け取る設定がないため Zaurus では DNS を使えないとの旨を書きました。

確かに 06/01 の時点では、あたかもパソコンからしか使えないような サービスのアナウンスのしかたであり、 かつ DNS の IP アドレスもまだ公開されていませんでした。 しかしながらその後 NTTP のサービス説明のページ上 にきちんと DNS アドレス が掲載され、Zaurus 等 PDA からのアクセスも 考慮した説明になっています。 そのため、Zaurus で何の不可もなく、 パルディオネットサーフィンのサービスを使用することが可能です。

この DNS の IPアドレス公開についての情報とページの存在は、 富樫吉徳 さんにメールで教えていただきました。感謝します。

◎ メールを使う

パルディオネットサーフィンは、インターネットへのアクセス(接続)のみの サービスです。 メールや Web ページ開設スペースなど、付加サービスはありません。 メールを使いたい場合は、他のプロバイダと契約をするか もしくは同様のサービスを併用しなければなりません。

パルディオネットサーフィン同様、 パルディオIメール・Eメールという NTTP のサービスもあるようです。 しかしながら筆者は、これらのサービスの対応端末を持っていないので 確認していません。(それ以前に Zaurus から使えるのかどうか不明)

インターネットへの接続は PHS でしか行わないという場合、 接続はパルディオネットサーフィンだけで済むなら、 メールボックスのみレンタルしているプロバイダもあるので、 それを活用するのも一つの手です。

既に他のプロバイダでメールアドレスを所有しているなら、 接続条件設定に次のように追加するだけで パルディオネットサーフィンからもメールが使用できるようになります。 (但しプロバイダによっては、 他のプロバイダからの接続ではメールの送受信ができない ところもあるようです)
接続条件設定1
コネクションID a
コネクションパスワード 毎回 : a
メールアカウント [ID]@[POP3サーバー名]
メールパスワード ********
メールサーバー [SMTPサーバー名]
メールアドレス 自分のメールアドレス

◎ つながらないときは

サービス開始直後とあってか、混んでる時間は全くつながらないことがあるようです。 これは 166 そのものが混み合ってるためで、もし設定が合ってるにもかかわらず つながらないようでしたら、 直接 PHS から 166 にダイヤルして確認してみてください。

筆者も 06/01 は深夜早くに実験したからよかったものの、 その日の昼間以降はすべて busy で、 全く使用できませんでした。

意外に忘れがちなのが、使用モデムの [内蔵] と [外部] の切り替えです。 PHS アダプタを使う場合は [外部] にします。 もちろん PTE は不要なので、PHS経由先は「否」にします。

接続しようと思ったら、突然 Zaurus の画面が消えてしまう場合は・・・ バッテリーが消耗しています。 通信時はかなりバッテリーを大量に消費します。 特に電池駆動可能な ZaurusPocket の場合は普段の消費電力との格差が大きいので、 通信を始めると電池消耗マークが出る前に電源が切れてしまうことがあります。 電池交換してから試してください。

◎ パルディオネットサーフィンの料金はほんとにお得なのか?

アクセス料金は、全国一律1分15円です。これには PHSの通信料金も含まれています。 でも本当にお得なのでしょうか。

NTTP の 32K PIAFS 通信料金は、同一区域内においては昼間 1分 10円です。 (料金プラン198なら15円/分、深夜は同じ料金で 90秒) この区域は NTT の一般加入回線の 隣接地域 まで含まれるので、 割と広い範囲で昼間 1分 10円の接続が可能になります。

よって外からのアクセスは昼間行い、 かつよほど遠くからアクセスをしない限りにおいては、 パルディオネットサーフィンは PHS回線に 1分10円、 プロバイダのアクセスに 1分5円 かかっているケースとほぼ同じとみなすことができます。

もし自分が既に PIAFS対応のプロバイダに加入していて 普段もパソコンから一般加入回線を通してインターネットを使用しており、かつ 料金が 月or年額固定〜5円未満/分 の間で、さらに PIAFS の AP 設置場所が 隣接以内にある場合は、 そのプロバイダの AP につないだほうが安い計算になります。

また、パルディオネットサーフィン は 32K料金プランF5 の対象外なので、 プランF5 を存分に活用するくらい頻繁に何度もインターネットアクセスを行う場合は、 その料金バランスも考慮しなければなりません。

ところが パルディオネットサーフィン にはもう一つ特例があって、 NTTP の料金プラン 270 と 198、どちらを使っても 15円/分 で済みます。 料金プラン270 は基本料金が 2700円で通話料は通常料金、 対するプラン198 は基本料金が 1980円で安い代わりに、 通話料が1.5倍になるコースです。

普段会話は携帯電話で PHS はデータ通信専用という方もいると思いますが、 その場合は プラン198 に変更してしまえば、 基本料金は 1980円であるにもかかわらず、15円/分でインターネット接続ができます。 そのため、一見比較するとすでに加入しているプロバイダの方が安く見えても、 月720円分以上の格差が生じなければ、パルディオネットサーフィンの方が 安上がりになる可能性があります。 (もちろんデータ通信より音声通話のほうが多い場合はこの限りではありません)

以上のように料金比較は非常に複雑なので、用状況に合わせて 十分活用手段を練ってみてください。

筆者の場合は、もともと普段利用しているプロバイダ(アクセスプロバイダ月額固定)が PIAFS に対応していないので、 PIAFS 対応のプロバイダをもう一つ契約して使っていました。 料金が 5円/分 + 基本料金なし、かつアクセス場所が隣接内に収まり、しかも Zaurus からの通信は昼に外に出たときしか行わないので、 パルディオネットサーフィンと全く料金がかわりません。

しかしながら利用方法はメールチェックのみで、これは一回1分未満で終わります。 また月のアクセス回数も 90回程度で、 これは料金格差の 720/5 = 144回未満となっています。 計算すると次のようになります。

プロバイダプラン料金90回144回300回
現行PIAFS用プロバイダ270基本料金2700円+15/分4050円4860円7200円
現行PIAFS用プロバイダ198基本料金1980円+20/分3780円4860円7980円
現行PIAFS用プロバイダ270+F5基本料金4600円(5時間分含)+5/分5050円5320円6100円
パルディオネットサーフィン270基本料金2700円+15/分4050円4860円7200円
パルディオネットサーフィン198基本料金1980円+15/分3330円4140円6480円
アクセスプロバイダが仮に
PIAFS対応になった場合
270基本料金2700円+10/分3600円4140円5700円
アクセスプロバイダが仮に
PIAFS対応になった場合
198基本料金1980円+15/分3330円4140円6480円
アクセスプロバイダが仮に
PIAFS対応になった場合
270+F5基本料金4600円(5時間分含)4600円4600円4600円

というわけで、筆者のケースではデータ通信のみに限ると、 パルディオネットサーフィン+プラン198が一番良いという結果になりました。

ただしこれはあくまでデータ通信のみの場合であり、 音声通話は一切考慮されていません。 プラン198の場合発信時の通話料金が1.5倍なので、データ通信が安上がりでも 1回3分の音声通話を月36回以上こちらから発信するとプラン270と逆転します。 アクセスプロバイダが PIAFS 対応になった場合はわずか14回です。

またプランF5の場合は5時間分は秒単位で計算されるので、一回のアクセスが30秒 なら月4600円で600回アクセス可能な計算になります。

◎ ご注意

当然ながら、ここに書かれている内容は無保証であり、 必ずしも動作を保証するものではありません。 特にメールの場合、プロバイダによって 設定が異なっている可能性があります。 十分ご注意ください。


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Hiroyuki Ogasawara <ho>