導入パワーザウルス/ザウルスポケット使用レポート3

1997/11/29〜30


インターネット接続

気がついたことを簡単に。
●ブックマークの編集

オフラインでブックマークの編集はどうしたらいいのか?

オートサーフィンの画面もしくは、インターネットライブラリで ページを表示している状態で行えるようです。 メニューや設定にはどこにもないので最初探しました。

PI-6000 の頃は、とりあえず設定は右上のメニューを たどれば必ず何か出てくるのでそれなりにわかりやすかったのですが、 設定がばらついてるのとお好みメニューも無いので結構設定場所を 探し回ることがあります。 ちょうど Windows95 の設定を探しているような感じです。 (そういえばアシストも無くなっている)

ブックマークは、自由な順番に並び替えできます。

●ブックマークの認証情報

ブックマークやブックマークフォルダを修正すると、 認証情報の設定ができるのですが、なぜかこれが有効になりません。

と思っていたら、これはオートサーフィン用の情報だったようです。 (マニュアル通信編 94ページ) 手動ブラウズ(?)のときは、指定してあってもいちいち 認証IDとパスワードの入力が必要になってしまいます。

●ブラウザのフレーム表示

フレーム機能ですが、最初フレームありのページに行くと、 フレームの元のページが表示されます。 ここにはフレーム機能が無いブラウザ向けのメッセージが 書いてあったりするわけですが、 ポケットザウルスでも最初それが表示されますので驚かないように。 「お使いのソフトではこのページは見れません」とか表示されていても、 その後右上のアイコンにタッチすると、 ちゃんと任意のフレームに切り替えることができます。

●ブラウザのイメージ表示

ブラウザのイメージ表示は、あり/なしを、 いつでもメニューで切り替えることができます。 内蔵モデム(14400bps)の場合は、 メニュー表示なしのテキストのみにするとにするとかなり快適になります。 しかしながらページカウンタがイメージ取り込みの場合は表示されませんし、 この場合アクセスがカウントに入らないかもしれません。

●インターネットライブラリでのモード切り替え

保存した html をオフラインで表示できるのがインターネットライブラリです。 でもページを見ているときはなぜかモード切り替えができません。 リスト表示に切り替えないとだめで、マニュアルでは通信編 33ページにそれとなく書いてあります。

●インターネットライブラリでの表示

縮小、通常、全体の3種類の表示切り替えがあります。 この全体ってのは直前のフォントサイズで画面いっぱいになるようで、 つまり縮小→全体、通常→全体の2種類あります。

●PHSアダプタ実験

PHS アダプタ CE-PA2 での接続(PIAFS)を試しました。 ケーブルが結構細くしなやかで、DC-1S の PHS ケーブルに比べたら取り回しはしやすそうな印象でした。 ページ表示が確かに速い。 画像表示があっても出てくるまでの時間がぜんぜん違うので、 イメージ表示ありでもそれほど気になりません。 さすがに内蔵 14400bps とは大違いです。 (もっとも、パワーザウルスだと内蔵モデムで 33600bps 対応なのですが・・)


本体周り

●ペン

ペンを収納するホルダの位置は本体の上側になっています。 PI-6000 と違いますが、使っているうちに慣れてしまいました。 ペンは本体収納部の関係か、PI-6000より短く、 見た目ではわからないけれどほんのわずかに細くなっています。 (6000のペンがザウルスポケットには入らないので)

●バッテリー

電池は 単4×2 のみです。本体もフラッシュメモリなので、 電池交換時のメモリを保護するバックアップ電池が存在しません。

そのため背面も意外にすっきりしています。

●通信インターフェース

通信インターフェースは、すべて本体の左上 3面を使ってまとめられています。

左側面、電池ケースの上がキーボード端子と光端子(IrDA/ASK)。

左の上部が、オプションポート16(ACアダプタもここからとる)。 カバーをそのまま本体内部にすっきりと格納できる点が非常に良いです。

左上の前面に、写真でも目立つ収納式モジュラーコネクタが 左向きについてます。

その他右側面にコンパクトフラッシュのコネクタがあります。 ダミーカードはなく、スロットにはふたがついてます。

オプションポート16といい、コンパクトフラッシュ部といい、 モジュラージャックといい、 コネクタカバーというかふたの処理がどれも工夫されています。 外で周辺を取り付けても、 カバーやダミーカード等の取り外さなければならないものが全く無いために、 無くしてしまう心配がありません。(ペンはありますけど)

(ポケコンは11pinも15pinも取り外すカバーだったし PA/PIもダミーカードが存在した)

●本体カバー

液晶を覆う、裏に回し込める ZAURUS の特徴の一つともいえるカバー (上ブタ)ですが、これまでの PI と違って液晶画面部分だけでなく、前面すべてを覆います。

●液晶保護シート

購入時はまだ売ってませんでしたが、さすがに 11月28日には周辺も一通り揃ってました。 液晶保護シートは 5枚入りで形状以外は PI の純正品とほとんど変わらないようです。 しかし PI-6000 用もまだ4枚残っているし(つまり1枚しか使ってない)、 5枚も使うことはあるのでしょうか。


その他の機能

●MOREソフト

付属の MORE ソフトはとりあえず全部入れてみました。

転送は .ZAC というファイルですが、 これを解凍してから実行する形になるようです。 解凍といってもタッチ一つです。

ほとんどがゲームで、それもパズルが多いです。 とりあえず全部走らせてみましたが、 モノクロになってちょっと色がわかりにくいけど遊べるでしょう。

結局、マジックパターンも Easy すらクリアできない私には (パズル系は苦手なので) 向いてないかなという気がしますが、 実行速度は速いです。 PI ザウルスの SHARP 配布 Addin の比じゃなく、さすが BASIC 製とは違います。

PC-Exchange と 10円メールソフトは、組み込むと本体のインデックス上に アイコンが現れるので、以後ダイレクトに実行できるようになります。

●フォトメモリー

画像切り替えは PI の感覚で使うと遅いです。 元画像の情報量を考えれば、 パソコンでの画像ローダーを見てもロードに 若干の時間がかかるのは仕方ないかもしれません。

一度表示してしまえば、 ペンでドラッグスクロールできたり表示も速いです。 リスト画面では縮小画像付きで 10個まで一度に表示されます。

編集のツールは90度回転や反転を含めて数が増えています。 スタンプもあります。

表示は16階調ですが、 編集時のペンの濃淡は8種類しか選べないみたいです。

新規作成で入力すると、画像サイズは 320x200dot になります。

インターネットやパソコン等から取り込んだ画像は、 当然それ以上大きくても表示できます。 gif で最大 2048x2048dot、jpeg で最大 2000x200dot、FAX受信データで 1024x1280dot まで扱えるとマニュアルに書かれています。 ただし、編集できるのは最大 640x480dot までらしく、 巨大な画像を編集すると、編集領域を中心に 640x480dot で切り取られてしまうようです。(機能編87ページ)

640x480dot サイズまでの画像なら、一度にバッファに展開できるらしく、 スクロールも高速です。 それを超えるサイズだと、スクロール時に待たされることがあります。

●データの並び順

レポートなどのリスト画面でのデータの並び順は、 どうも作成した日付順に並んでしまうようです。 そのため最後に作ったデータが必ず上に来ます。 タイムスタンプはいつでも変更できるのですが、 自由にリストの並びを変更できないのは、ものすごく不便です。 (PIではできた)

もしくはせめて、タイトル順で並んで欲しいのですが不可能なのでしょうか。

●入力ボード常用語

常用語入力ボードの「わ」の部分には、http:// など URL 入力用の語句がいろいろと定義されているようです。 (入門編67ページ)


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小笠原博之 oga@art.udn.ne.jp