その後の MI-P10 と MI-TR1、MP3プレイヤーも

2000/09/30 (最終更新:2005/08/28 15:27)

◎ ソフトで直せるとは - MP3

Zaurus 用の MP3 プレイヤー、CE-AP1 が登場してからかなりたちます。 と思ったけど、発売されてからまだ 3ヶ月でした。

想像以上にできが良く、 汎用のコンパクトフラッシュカードが使えるため持ち運べるデータ容量も巨大。 もちろん、高いカードさえ買えればです。

曲データも、MP3ファイルをカードにファイルコピーすればいいだけなので 転送も管理も至極簡単。 リチウムイオンバッテリー搭載機種ならば、継ぎ足し充電で構いません。 電池の山を築かなくていいのです。

だけどその MP3 プレイヤー CE-AP1 には、致命的な欠点がありました。 ヘッドホンの出力音量があまりに高すぎて、細かい設定ができないのです。 この一点が原因で、外出時の共としての座を、 MDプレイヤーに譲り渡すこととなってしまいました。 もったいないです。

とりあえず、音量調節用のボリュームつきヘッドホンなどは探してきて つなげていたりします。 その出番は新しい Zaurus で行う MP3 耐久テストだけ。 もったいないです。

それが! このたび登場した MP3プレイヤーソフトのバージョンアップで、 いとも簡単にこれらの問題が直ってしまいました。 ソフトだけで直ってしまうとは、かなりやられた感が強いです。 ダウンロードはこちら 「MP3プレイヤーv1.2」 です。

◎ 使うしかない - MP3

以前 紹介記事 で指摘した問題は、なんとそのほとんどが直ってしまいました。 これでやっと実用できそうです。

電車に乗っている時間が長いので、 毎日欠かさず MDプレイヤーを使っています。 再生専用のプレイヤーだけですでに3台目。 毎日その大半を一緒に過ごしています。 身につけている時間は、腕時計、携帯電話に次いで長いのかもしれません。 今度こそ、MDプレイヤーの代わりに Zaurus で出動できるかもしれません。

◎ 音量設定 - MP3

使用するヘッドホンや耳へのフィット状態、そして個人差がかなりあると思います。 それゆえ音量設定は、より細かい調整が可能でなければなりません。

MP3プレイヤーv1.2 では、10段階の各ボリューム位置に、 好きな音量値を割り当てられるようになりました。 0〜255 の 256段階で、0が無音に相当します。

デフォルトでは、8から始まり 255までの数値が均等に割り当てられていました。 これを変更して、0から始まり 9で終わる、つまり 1ステップ単位の値に 設定しました。 デフォルトの設定があまりに高すぎたんです。私には。

◎ ちょっと惜しいホールド設定 - MP3

メニューの設定から「その他」の項目で変更できます。 リモコン HOLD ボタンと連動して、本体のスクロールキーやハードウエアボタンも 無効化(HOLD)できるようになりました。 格段の進化ですが、まだちょっとだけ惜しい。

カセットプレイヤー、 MDプレイヤーなどこの手のものは、リモコンと本体ボタンと別々に HOLD (ロック) できるのが普通です。 かばんなどに入る本体は常に HOLD 固定で、 リモコン側は外部の騒音、車内アナウンス、会話、 その場に応じて音量調整や、再生停止を繰り返すことがあります。 MDの時は本体のみHOLDで、リモコンは常に解除したまま使っていました。

MP3プレイヤーv1.2 では、リモコンで操作しようとして HOLD 解除した瞬間、 本体のキーも反応するようになってしまいます。 これはまだちょっと問題ありでしょう。

リモートで操作できるのがリモコンの利点(あたりまえ)なので、 本体とリモコンは、やっぱりそれぞれ別々に HOLD 設定できるようにして欲しいところです。

◎ アニメーションデータ - MP3

MP3プレイヤーのアニメーションデータはかなりサイズが大きいものです。 本体メモリを圧迫するので、全部削除して使っています。 MP3プレイヤーv1.2 では、デザインやアニメーションのデータを カードと本体と相互に移動できるようになっています。

ちなみにこのアニメーションデータ、自分で作ることもできます。 作成用のツール Animation Maker こちら です。

◎ リジューム機能 - MP3

停止位置からの再生もできるようになりました。 あらかじめメニューの設定から「その他」の項目を開いて、 再生開始位置を「停止した位置」に設定しておきます。

同様に設定画面で「早送り巻き戻し」設定もできます。 リモコン、スクロールキー、画面のボタンとそれぞれ別々の設定ができるので、 リモコンとスクロールキー設定を 「曲送り曲戻し」でなく「早送り巻き戻し」に設定しておきます。 時間は3秒。

この2つを設定しておけば、 再生中うっかりボタンに触ってしまったときのダメージがぐんと減ります。

◎ MI-P10 の出番

MI-P10 と CE-AP1、コネクタだけでなくその色もデザインも良くマッチしています。 大幅に改良された MP3プレイヤーv1.2 のおかげで、 CE-AP1 がかなり使えるようになりました。 MI-P10 の出番です。

◎ 乗り換えるべきかどうか

機能的には MI-C1 のままで全然 OK です。 むしろインクワープロを買わなければいけないし、 地図ビューアが使えない、 ボイスメモが使えないなどなど問題もあります。 そしてやっぱり ゲームや3Dのデモンストレーション用に C1 も必要になる のが痛いかもしれません。

それでもやっぱり MP3プレイヤーv1.2 のおかげで、MI-P10 を使いたくてしょうがない。軽さも魅力です。

そうそう、MI-P10 移行で使えなくなる(別で買わなければならない)機能に 「乗換案内」もあります。 でもこれは MI-110M の時にソフトを買って、 年間契約のサポートに入っているから大丈夫。 つい先日 2000年10月版が届きました。 めったに入れ替えないんですけどね・・。

◎ MOREは全部消しちゃった MI-P10

MI-P10 に最初から入っていた MOREソフトは全部消してしまいました。 プレイインデックスボタンは何も反応しません。 (やるときは自己責任で!) 現在 MI-P10 本体に入っているソフトは次の通り。

MI-P10本体 MOREソフト管理画面
MP3プレイヤー Ver 1.2
ZaurusSnap
TWin File Manager Ver6.11
ちょっと電卓 v1.30 (MPFO)
mabEditor v2.1
CE-AP1対応ドライバーソフト

カード上のデータとセットで使うソフトは、 カードの方に入れるようにしています。 TTVブックリーダー(文庫ビューア)ZPDVIEW 等がそうです。 ちなみに MI-C1 の方はこんな感じになっています。

MI-C1本体 MOREソフト管理画面
ZaurusSnap
GUIカスタマイザ Ver1.0 (MI-C1専用)
TWin File Manager Ver6.11
MP3プレイヤー Ver 1.2
ちょっと電卓 v1.30 (MPFO)
ChiRaKS v1.01
Editor Ver0.11β '98/7/28
MicroShell dash v1.21 Zaurus R1223 (MPFP)
3D IM-Clock for Zaurus v1.01
R-panel v1.01
GA 3D Engine DEMO v1.00
ChiToShu v1.00
GA 3D Engine SMP04
CE-AP1対応ドライバーソフト
MI-C1カード
zxLinux
乗換案内パワーザウルスMI-C1
mabEditor v2.0
ZPDVIEW v1.33 (WOBP)
MiniTELNET v1.10 (MPGC)
TTV BookReader
モバイルマップ MI-C1専用 Ver1.10
地図ビューア MI-C1専用 Ver1.06

ひそかに MI-C1 の GUIカスタマイザは必須ツールとなりつつあります。 あの黄みがかったデザイン画面をずっと何とかしたいと思ってまして、 かなり色替えして使ってます。 青いです。 必ず入っている ZaurusSnap は、 MOREソフトの画面などスクリーンショットを取るのに使っています。

ちなみに ICRUISE MI-TR1 (モバイルトレーディングザウルス)ですが・・調子に乗って SharpSpaceTown の MI-EX1 用公開ソフトとか ICRUISE 専用ソフトとか ダウンロードばかりしていたら、あっという間に本体メモリがあふれてしまいました。

どうせ使わないだろうと「情報ファイル」「レポート&自由帳」「表計算」とか ばっさり削除しています。 「マイコンテンツフォーム作成 Ver1.0」で消せるフォームも全部削除しました。 もともと表示や画面切り替えも遅いので、 互換性ソフトを捨てて専用ソフトに生きるのが ICRUISE の清い道だと感じました。

いまのこいつは各種ブラウザ& zxLinux 開発用の頼もしいサブマシンです。 スクロールが遅いけど。 ついでなので MI-TR1 の中身も紹介します。

MI-TR1本体 MOREソフト管理画面
DLJdirect認証(削除できません)
会員登録
ZaurusSnap
MP3プレイヤー Ver 1.2
ChiRaKS v1.01
LfLogBrowser v1.13
ちょっと電卓 v1.30 (MPFO)
TWin File Manager Ver6.11
TTV BookReader
Editor Ver0.11β '98/7/28
MI-EX1/DDIポケット モデムドライバー
MI-EX1/DDIポケット モデムドライバー(組み込み不要)
モデムドライバ PHS 64k (MI-EX1用)
CE-AP1対応ドライバーソフト
MI-EX1/ドコモ アステル PHSアダプター
MI-EX1/ドコモ アステル PHSアダプター[組み込み不要]
MI-TR1 カード
zxLinux
debugger

◎ データのやりとりはカードでOK

MI-C1 に乗り換えたときに、 データベースの構造が変わってしまったことに気がつきました。 MI-P2 で使っていたカードを MI-C1 にさしたとき、 データコンバートを促す確認ダイアログが出ます。 一度コンバートすると MI-P2 では読み出しできなくなります。 これは PowerZaurus 仕様から 新Zaurus仕様(ICRUISE仕様)へ変わったときに、データ構造が拡張されたからです。

現在運良く(?)その 新Zaurus 仕様の Zaurus が3種類とも手元にあります。

これらの機種間ではカードデータに互換性があり、 カードを使って相互にデータのやりとりができることを確認しています。 ChiRaKS や zxLinux の動作チェックは、共有したカード上で行いました。

ただ、本体機能が異なる ICRUISE の場合、MI-P10 や MI-C1 と共有するのは、 データファイルや MOREソフトにとどめておいた方が良さそうです。

◎ PCとのやりとりもカードでOK

「PCとファイルの受け渡しをどうやっているのか」 よく質問される内容です。 ケーブルとかクレードルとか赤外線とかいろいろ方法はあるけれど、 それ以外にもカードを使うという手っ取り早い方法があります。 Zaurus で使っているコンパクトフラッシュカードは、そのまんま PC で読み書きすることができます。

Windows のノートPCなど、 PCカードスロットを持っているパソコンがあるならば、 MOREソフトの転送とか、データファイルのやりとりとか、 カードを介して行うことができます。 利点は転送ソフトが不要なこと。

アドレス帳やスケジューラ、メールなど、 そういう本体機能をパソコンとリンクしたいときはまた話が別ですけど。 この場合は専用ソフトが必要になります。

ちなみにフォトメモリの画像は、メニューの通信タブ内にある 「読込/送出」を使えば JPEG や GIF と相互変換できるので、 これまたカードのファイルコピーだけで PC とやりとりすることができます。

◎ カードの使い回し

MOREソフトの動作確認のためには、 どうしてもさまざまな機種で動かしてみなければなりません。 そのときどうしてもCFカードが必要になることがあります。

PowerZaurus仕様 の MI-504 や MI-110M で動かすときは、 MI-C1/P10/EX1/TR1 等のカードデータに互換性がないので、 また別にカードを用意しなければなりません。

そこで、いったんカードを Windows のノートPCにさして、 __ZAURUS フォルダをリネームしてこれらの機種間で使い分けています。

__ZAURUSC1
__ZAURUS504

こんな感じで2つのフォルダがあり、必要に応じて __ZAURUS に変更してチェックを行うわけです。 他人の Zaurus で一時的にカードを使いたい、なんて場合もこの技は使えます。 シークレット機能のパスワードが合わないと カードの認識ではねられてしまいますよね。

◎ 思い切って MI-P10 への全データ転送!

MI-P10 の各機能画面を見ていると、 スケジュール画面とか全体的に、 表示や切り替えが素早くて快適なことがわかります。

思い切って一度、MI-C1 から MI-P10 へ全データ移行を行ってみました。 マニュアルの乗り換え手順通りに 光転送と「追加受信」機能を使っています。

メモリの空きも十分、ACアダプタもちゃんと繋いで転送を行いました。 無事終了。 設定までしっかり移行されて、MI-C1 の時とほとんど変わらない操作性です。 スケジュール画面の画面切り替えの重さまで一緒です。 あれれ?

どうやら MI-P10 が早く感じたのは、 初期データ一切無く、メモリがからっぽだったからのようです。 自分の場合はほとんどスケジュール機能使わないからこれでいいんですが、 もちろんわかっていますから安心してください。 ZaSch2 月の予定表 がしっかりあるわけです。問題なし。

インデックス画面のアイコン描画とかはやっぱり MI-P10 の方がレスポンスが速いようです。

◎ お手軽通信ソフト ClipLink

最初から赤外線ポートを搭載し、ケーブルいらずでお手軽光通信ができる! これが初期の PI ZAURUS の利点でした。 画面横にすぐ「光送信」「光受信」ボタンがあって、 好きな画面で直接タッチするだけ。 データやりとりできる。簡単です。

PI ZAURUS の ASK プロトコルは、IrDA の仕様が決まる前に SHARP が 独自に開発したものです。 IrDA が一対一の通信を行うのに対して、ASK は 1対多数の ブロードキャスト送信が可能です。(無手順モード) 9600bps は遅いけど、一度に複数の ZAURUS を重ねていっぺんに送れたので、 それはそれである意味楽でした。

代を重ねる毎に光通信ボタンはメニューの奥深くへ潜り、 なかなかお手軽といえなくなってきています。 また機能的な面においても、内蔵機能から MOREソフト重視に移っています。 通信データの単位がデータベースではなく、ファイル単位になるとますます お手軽ではなくなります。

そんな中、 orca さんの ClipLink は非常に良くできたソフトなのでちょっと紹介させていただきます。

常駐ソフトとして起動したあと、 ファイラーで選択してデータの相互通信を行うことができます。 ファイル単位の送受信OK!、光通信でもケーブル通信でもOK!、 同じソフトで Zaurus 同士でも WindowsPC とのやりとりも OK!

Zaurus 本体が持っているパソコンリンク機能を使うと、 同じようにファイル転送が可能です。 でもいちいちシークレット機能の解除を求められたり、 通信後リセットコマンドが送られてきて長い時間待たされたり、 面倒なところばかり目立ってお手軽ではありません。

PI ZAURUS の頃から ZAURUS とのリンクソフトといえば、 このパソコンリンクプロトコルに乗っ取ったものばかりでした。 それに対してこの独自の方法で通信する ClipLink は、非常に使い勝手が良くて便利です。 カードと違って機種間の互換性問題もありません。 MORE ソフトの転送などにいかがでしょう。

◎ 結局消しちゃった MI-P10

記念日データまで転送してしまったのはちょっと失敗でした。 あらためて転送し直そうとして、 データを全部消しました。 スケジュール、アドレス帳、アクションリスト、 インターネットライブラリ、レポート&自由帳、 パーソナルデータベース、フォトメモリ、メール。 これで全部と思いきや、情報ファイルに空のファイルがたっぷり残っていました。

そういえば、情報ファイル機能ってすっかり使わなくなりました。 そもそも情報ファイル機能が必要だったのは、 「レポート&自由帳」の内容を項目毎に分類するためです。

MI-C1 になってからは、「レポート&自由帳」の画面で上の「タブ」をタッチして その場で切り替えるだけでなく、分類もできるようになりました。 これならもう、 いちいち情報ファイル画面を呼び出す必要がありません。

この機能は ICRUISE で追加されたもののようです。 だから ICRUISE には情報ファイル機能が標準で無くなっていたんでしょう。 なるほど。

ちなみに「レポート&自由帳」がここまで必要なのは、 PI ZAURUS 以降 他にべたで書き込めるテキストメモ機能が無かったからです。 フォームは最初から使いません。 次のように実行してみてください。

  1. 「レポート&自由帳」画面に切り替える。
  2. 一覧に戻ってから「新規作成」を選ぶ。
  3. 画面にフォーム選択画面が出るので 左上の切り替えボタンで「自由帳」にします。
  4. 最初の画面で右下の方にある「メモ」を選びます。

こうすると、じゃまな区切り線とかフォームとか一切無しで、 真っ白いテキストメモの画面が現れます。

必要なのは 「フォーマットのないべたテキストのメモ機能+分類整理機能」です。 これさえ実現できる&互換性や上位機種へのデータ移行が保たれるならば、 他の機能で全く構いません。

これを実現するために、今まで「情報ファイル」+「レポート&自由帳」 の組み合わせで補っていたわけです。

なので、残念ながら 絶対項目設定やフォーム登録しなければならないデータベース機能にはとても 移行することはできないし、 移行するツール が出てもやっぱりだめなんです。

◎ 突然3Dゲームを作ったのは

ザウルス再強化パック という ASCII から出版されている書籍があります。 150ものソフトウエアを集めた Zaurus 用のMOREソフト集です。 (zxLinux が掲載されていないのがちょっと残念) 私の方からは 12本のソフトウエアを掲載させていただきました。

その後 ASCII の担当の方からメールをいただき、 SHARP から依頼があって、 ソフトを抜粋した店頭配布用の MOREソフト CD-ROM を作ることになったとのお話でした。

その中に含まれていたのが「ChiToShu」です。 ぜひ 3D のゲーム「R-panel」も入れてくれ!とお願いしたのですが、 ソフトウエアの選定は SHARP が行ったものだから、 無理だとの返答でした。

ChiToShu はほんとに GA 3D Engine のうち、 敢えて 2D機能だけ を使ったサンプルです。 パターンデータも自分で描いたもので、 色数もパターン数も少ないし、 面構成や作り込みとか含めて、あまり納得できる出来じゃないんです。

やっぱり普通のスクロールシューティングゲームの方が、 遊びやすいし わかりやすい からいいのだろうか。

そういえば確かに、完成した GA 3D Engine の機能をまともに使った アプリケーションはありませんでした。 あるのはデモだけ、 いつまでも「GA 3D Engine DEMO」だけじゃさすがにだめでしょう。

だったら、ちゃんと作ればこれくらいできるんだよと、 しっかり見せてしっかりアピールできるゲームを一本作ろう。 内容は縦スクロールシューティングで。

ゲーム一本にここまで作り込んだのは久しぶりです。 まだ見てない方はどうか Zaurus のためにプレイしてあげてください。 ChiRaKS

◎ zxLinux の話

本家の更新が止まって久しいですが、 ソースもツールも全部出ていますから、十分といえば十分です。 これだけあれば、とりあえずわからないことも調べられます。

bkit008 は変なところで悩みました。 zxLinux000318 バイナリキットの init の実体なんて、そんなすぐにはわかりませんよ。 おかしいなと思ったんです。 最初はかなりソースを探しまわってしまいました。 どうしてパッチを当てた zxsh がすぐ起動しないんだろうって。

気になるのは、こんな風に本家の方でとっくにわかっていたり、 すでに直っているかもしれないことを「知らないがために」 苦労をしているだけかもしれないことなのです。 すでにもっと良いものができてるし、存在しているかもしれない。 (絶対あると思うんですが)

ソースコードを追いかけていると、そのへんがよくわかります。 ドキュメント化されていない項目の多いこと多いこと。 使い方一つとってもしっかりしたマニュアルがないんです。 「順送り」「逆送り」キーでソフトキーボードの ON/OFF ができるなんて、 ソースを読んで初めて気がつきました。

私はマニュアル書くのが大好きな人で(代わりにコメント書かないんだけど)、 プログラム作っても、 その機能を全部文章に書き連ねないと 絶対完成した気にならないのです。 だから、コード書いてる時間とほとんど同じ時間を、 ドキュメントを書く時間に費やしています。ほんとです。

◎ 結局 MI-P10 への完全移行は

もうちょっといろいろ持ち歩いたり、実験したり、 遊んでからにします。 今はポケットで MP3 プレイヤーです。 まだちょっと大きくて重いですけど、なかなかいい感じ。 そういえば そろそろバッテリーが切れそうな予感。

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フルパワー全開 Hyperでんち

Hiroyuki Ogasawara <ho>