ハードディスクベンチマークテスト
まぁ、いわゆるベンチテストです。
Caviar 31000 (WDC31000) | WESTERN DIGITAL |
ひと昔前はIDEと言えばWDだった。そのころの名作。Windows95発売より前のもの。 | |
ProDriveELS170S | Quantum |
大昔のハードディスク。まだQunatumが有名ではないころ、93年物。 | |
FireBall 1280S | Quantum |
Quantumの代表作、FireBallシリーズの初代。 | |
FireBall TM2550 | Quantum |
Quantumの代表作、FireBallシリーズの二代目。 | |
Quantum FireBall STシリーズ | Quantum |
Quantumの代表作、FireBallシリーズの三代目。いち早くUltraDMAに対応し、有名となった。 | |
DCAS-34330W | IBM |
IBM製のSCSIモデル。UltraWide対応品にしては安い方。ともかく静か。 | |
MO M2512A | Fujitsu |
230MB MO。古いから遅い。参考までに。 | |
ZIP Drive | Iomega |
初代ZIP Drive。日本では一発屋的存在だったが、海外ではPCに標準装備されることも多く、けっこうな人気。パラレルを買えば良かったと思っている。 | |
ストライプセット | QuantumとIBM |
NTにおいてFBTM2550とDCAS-34330Wとでストライプセットを組んでみた。ストライピングとは2つ以上のドライブを使って書き込みを分業することによって高速化する方法。理論上の連続的書き込みスピードは全ドライブのRead/Writeの合計となるはず。 |
WDC31000 | ProDrive170 | FB1280S | FBTM2550 | FBST4.3 | FBSE4.3 | |
容量 | 1000MB | 170MB | 1280MB | 2550MB | 4330MB | 4330MB |
回転数 | ? | ? | ? | 4500rpm | 5400rpm | 5400rpm |
容量/Disk | 333MB | ? | ? | 1275MB | 1600MB | 2150MB |
シークタイム | ? | ? | ? | 10.5ms | 10ms | ?ms |
対応 | IDE mode3 | SCSI? | SCSI-2 | IDE mode4 | IDE Ultra | IDE Ultra |
製造年代 | 95年 | 93年 | ? | 96年 | 97年 | 97年 |
内部転送speed | ? | ? | ? | 41 to 95 | ? to 132 | ? |
DCAS-34330W | MO M2512A | ZIP Drive | ストライプセット | |
容量 | 4330MB | 230MB | 100MB | FBTM2550とDCAS-34330Wのストライプセット。 |
回転数 | 5400rpm | ? | ? | |
容量/Disk | 1400MB | 230MB | 100MB | |
対応 | 8.5ms | SCSI2 | SCSI2 | |
製造年代 | UW SCSI | ? | ? |
連続読み書き
Sequential | Read/Write | Read/Write |
WDC31000 | 3175/2388 | |
ProDrive170 | 818/ 808 | |
FB1280S | 4915/1896 | |
FBTM2550 | 5775/5710 | |
FBST1.6 | 7125/7115 | |
FBST4.3 | 8385/8113 | |
FBSE4.3 | 10198/10118 | |
DCAS34330W | 6909/6862 | |
MO | 1372/ 297 | |
ZIP | 736/ 735 | |
ストライプセット | 8669/8973 |
ランダム読み書き
Random | Read/Write | Read/Write |
WDC31000 | 1521/1375 | |
FBTM2550 | 1882/1828 | |
FBST4.3 | 2222/2138 | |
DCAS34330W | 2250/2300 | |
MO | 433/ 199 | |
ZIP | 634/ 631 | |
ストライプセット | 1902/2556 |
結果報告
ハードディスクも時代と共に連続書き込みは高速化しているがどうやらランダムはあんまり向上していないようです。
IBMのUWSCSIはエントリーモデルと言うこともあり大した性能ではなかった。SCSIボードの転送レートを40MB/sから20MB/sに変えてもベンチ結果は変わらなかったことからどうやら安いUSCSIモデルを買った方が良かったようだ。ただし、ストライピングなどをする場合はUSCSIでは出ないような効果が出るのかもしれない。
それに対してFireBall STのスピードは連続書き込みに関しては非常に高速である。テスト機のPCI chipsetが440HXなのでUltraDMAは無効なのだが(mode4になっている)単体ドライブとしてのその分野の性能は群を抜いた存在である。UltraDMAがどうのより以前にドライブ自体が高速で、その秘密はDisk一枚あたりの密度にあるようだ。また、同じシリーズのドライブでも容量が多いほど速いようだ。ただし、Random R/W はIBMより遅かった。
またFireBall SEもテストしてみたがスピードはまた早くなっていた。
さてFBTMとDCASによって構成したストライプセットであるがFBSTのお得意の連続読み書きはFBSTより高速になった。IDEとSCSIという変則的なものであったことが原因なのか(普通はSCSIで構成する)期待したほどの性能は出なかったがこんなものだろう。ランダムはwriteは高速なのだがreadは遅い。FBTMが足を引っ張っているように思う。
結局、ハードディスクはどれを買っても普通に使っている上では変わらない感じがする。より重要なのはメモリを増やすことによってwindowsのcache をdiskの使った読み書きをさせたり、メモリ不足によるハードディスクキャッシュを発生させないことの方が重要。唯一のハードディスク購入のコツはディスク容量かもしれない。NTFSのOSをインストール出来るパーティションの最大容量は4GB、FATの1パーティションの最大は2GBである。私は95を使いつつNT4.0をメインで使っているのでFATとNTFSを使い分けている。そのため、購入するハードディスクは2GBと4GBクラスのものだ。
もう、intelのCPUにはすべてにリミターがついてしまったようで、、、これからはメーカー規定のスピードで使わなければならないようですね〜。まぁしょうがないのでしょうけど、、、楽しみが減って残念です。