LDOCE4Conv.rb 使用説明書

更新: 2004-02-04


●はじめに

LDOCE4Conv.rb v1.03

Longman Dictionary of Contemporary EnglishのNew Edition(第4版、LDOCE4)に付属するCD-ROM辞書のデータを変換して、EBStudio用の入力ファイルを作成するRubyスクリプトです。独自形式辞書からEPWING辞書に変換できます。

●圧縮ファイルの内容

LDOCE4Conv.rb変換スクリプト
LDOCE4Gaiji.xml外字フォントファイル
LDOCE4GaijiMap.xml外字定義ファイル
ldoce4/*.rb変換スクリプト用ライブラリ
zlib.dllzlib DLL(Windows用)
ldoce4conv.html使用説明書(このファイル)

●辞書変換に必要なもの

  1. LDOCE第4版付属のCD-ROM
  2. Ruby 1.8

    Rubyはバージョン1.8を使用してください。

    1.6だと必要なライブラリ(Ruby/zlibとrexml)を別途入手する必要があります。

    1.8 だと標準で付属しているため手間がかかりません。

    Windowsの場合は、mswin32版が一番手間がかからないようです。

  3. EBStudio 1.60以降

●動作確認

●注意

●構文

ruby -Ks LDOCEConv.rb [option] homeDir [outDir, [drive]]
  option -[A|B|C|D]  出力する辞書 (指定なしなら -ABCD、つまりすべて出力)
           -A  Activator
           -B  Bank (例文・慣用句)
           -C  Collocation (連語)
           -D  Dictionary (辞書本体)
  homeDir Longman 4 をインストールしたディレクトリ
  outDir  出力ディレクトリ (指定なしならカレントディレクトリ)
  drive   CD-ROM ドライブ (指定なしなら D:、Minimal インストール時に必要)

●説明の前提

  1. Ruby、EBStudio、LDOCE4は入手して導入が済んでいるものとします。
  2. 手順はWindows98の場合です。ほかのOSでは適宜読み替えてください。

●変換手順

●実行できない場合

zlib関係でエラーが出る場合、mswin32版Rubyだと、lib\ruby\1.8\i386-mswin32にあるzlib.soをruby.exeと同じディレクトリにコピーすると、うまくいくことがあるようです。

●作成する書籍と索引

次の4つの書籍を作成します。

辞書の各項目は、見出し語、Menu、Word origin、本文、Usage noteの順に出力します。

画像は該当する語義の直前に表示され、画像がクリッカブルマップになっている場合は、リンク項目が参照先として出力されます。

発音、Verb form、Word setには対応していません。

先頭が "-" の例文はExtra dictionary examples、

先頭が "=" の例文はSentences from books, newspapers, etc.のものです。


作成する索引は次のとおりです。

ただし前方一致索引以外を作成するには、EBStudio のライセンスを取得する必要があります(1000円)。

●質問・要望など

変換スクリプトはOSやRubyのバージョンによっては不具合があるかもしれません。その場合は御連絡ください。できるだけ対処します。

質問・要望などは、メールではなくEBシリーズ・サポート掲示板にお願いします(hishidaさんのご好意で間借りさせてもらっています)。

スクリプトをこう変えると見やすくなるよ、といったご指摘は大歓迎です。まだRubyは手探りの状態なので、突っ込みどころは多いと思います。ただ、こういった開発系の話題は、EBシリーズ・サポート掲示板にはそぐわないと思いますので、当面はメールがいいかもしれません。

●履歴


作成: 2003-11-20

http://hp.vector.co.jp/authors/VA005784/longman4/ldoce4conv.html
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