上のグラフはNiMHバッテリーを充電開始したときからのグラフです。
前回Battery Low!が出たことを示す×マークがかすかに見えます。
充電を開始すると、グラフの時間軸のすぐ上に太線が6時間目まで引かれています。100mA充電(強)時には太線が表示され、これが細い線に変わると45mA充電(弱)に切り替わったことがわかります。
13時間めにイコールのような充電マークが見えますが、これは下の棒は充電(強)で、上の棒は通信ポート(RS-232C)の電源がONになっていたことを表示しています。
このRS-232Cマークも2種類あって、ひとつはワイヤード(ケーブル線)でもうひとつは赤外線ポート(IR)です。太いほうがワイヤードです。赤外線ポートは上のグラフでは15時間めちょっと前に見られます。
カードモデムが使用されていると、この線はもっと太くなります。
BATTLOGには3種類のグラフ表示モードがあり、それぞれ特徴があります。
BATTLOG.COM TSRプログラムは20秒毎にHP200LXの電圧を測定します。5分間で15データ集まりますが、このモードでは15データの平均値をグラフ表示します。単純に電圧の動向が分かります。
5分間で集めた15データのなかの、最高電圧と最低電圧をローソク図であらわしたモードです。HP200LXの電源をオンにすると瞬間的に大きな電流が流れるので高低の差が大きくなります。
特にフラッシュメモリカード使用時には電源オン時の電圧ドロップはより大きくなります。私の使用しているIBMフラッシュは電源オン時に負荷が大きく、ローソクも長いのですがSANDISKのフラッシュはそれに比べて負荷が少ないのでローソクは短くなります。
また、モデムカード使用時にも電圧低下が大きいので、長いローソクになるでしょう。
この表示モードでは3本のグラフが重なっています。平均値を実線で、最低値を破線で、また最高値も破線でグラフ表示します。平均値を中心にして補助的に最低・最高値を表示しているので見慣れると直感的にバッテリーの状態が把握できます。
私は大抵この表示モードにしています。表示速度はいま紹介した順に遅くなるのですが、一番バッテリーの状態をよく表していますのでお勧めです。