大難解ヤマト疑問集

「ヤマトには矛盾はない。どんなことでも説明して見せる」と、こじつけ、屁理屈のページです。


Q.どうしてヤマトでは宇宙空間なのに音がするのでしょうか。
  −倭秋桜士−

A.これはヤマトを見た人の多くが持つ疑問ですね。まず、答えから言うと、あれは音ではありません。そう、重力波なのです。ヤマトにでてくる宇宙艦はどれもみな強力なエンジンを使っています。特にガミラス艦などはすべて波動エンジンなのです。それが爆発したとなると、ものすごいエネルギーを放射するのです。するとそこに重力波が生じるのです。重力波といっても地球上の重力のように一定なものではなく、振幅、波長がばらばらな波動となってくるのです。それが人間の耳やマイクの音を作る部分を振動させて音と同じ様に感じられるのです。でもまさかテレビから重力波を出すわけにいかないから、ふつうの音で代用しているのです。しかし、実際にこのような重力波を聞いても音と同じように聞こえるでしょう。ただしその場合は、皮膚全体に振動が感じられます。ワープの際、重力波は重要な一要素となりますので、あの独特の音がするのです。もちろん波動砲も同じです。


Q.なんでヤマトは第5話で波動砲を撃った後、ひーひー言っときながら、後のほうでは平気で撃っていたのでしょうか
  −真田志郎−

A.波動エンジンは従来の地球のエンジンとはまったく違うものなのです。それをテストなしでヤマトは飛び立ったのですから、使いこなすのは大変だったのです。ですから、第5話ではコツもわからずぶっぱなして、エネルギーが0となり、木星に沈みかけたのです。でも、オリオン座のα星で撃った頃にはもう徳川さんも真田さんも波動エンジンの使い方を充分につかんでいたのです。


今回は第1回目であまり疑問が集まっていなかったので、残りのページは倭秋桜士さんも誤解していたアインシュタインの閉じた宇宙論について少し書いてみます。

閉じた宇宙論ったってたいしたものではありません。ここで話を簡単にするため、次元を1つずらして考えてみます。3次元を2次元に、4次元を3次元にずらします(立体→面、時空→立体)。なお、4次元というのは、縦、横、高さに時間をプラスしたものです。すると、この世界は球に、そして宇宙空間は球の表面にたとえられます。これが閉じた宇宙論です。ですから、この宇宙をまっすぐいくと、地球の表面を旅するように元のところに戻ってくるわけです。この理論で言うと、宇宙は「平ら」ではなく、歪んでいるのです。この理論が今定説になっているのは、天体観測の結果、大マゼラン星雲もアンドロメダ星雲もすべてその距離に見合った速度で地球から遠ざかりつつあることがわかっているからです。もし、この宇宙が歪んでいないのなら、膨張の中心を考えることが困難なのです。しかし、もし宇宙が2次元でいう球の表面のようなものだとすると、風船をふくらませた時に表面の絵が一様に大きくなるようにその面上のものが離れていきます。これだと簡単に説明がつくわけです。まあ、要するに閉じた宇宙論とは、宇宙空間が4次元方向に曲がっており、閉じているので、どっちを向いても元の方向を向いてることになるのです。