大難解ヤマト疑問集

「ヤマトには矛盾はない。どんなことでも説明して見せる」と、こじつけ、屁理屈のページです。


Q.第6話で古代はヤレタラの姿を見ておきながら、なぜ13話で初めてガミラス人を見たように言っていたのでしょうか。

A.古代が第6話でヤレタラを見たとき、もちろんヤレタラはヘルメットをかぶってガラスで顔を覆っていたのです。知っての通りタイタンは土星の衛星です。したがって、太陽から遠いにもかかわらず、土星からの反射光でたいへん明るい所なのです。だから、ヤレタラの顔はそのヘルメットのガラスで光って見えず、人間と同じ様な顔であるとはわからなかったのです。そして、その後はゆきかぜに気をとられて、ガミラス人の正体を調べるというようなことにまで気がまわらず、13話で始めてガミラス人の素顔を見たのです。


Q.「さらば」で、真田は必死で爆弾をセットしていたが、腕のスイッチを入れればよかったのでは。
  −糸見峰雪−

A.パート1で真田が腕爆弾を持っていたのは、ガミラスとの長い戦いでいざという時に役立つように持っていたのですが、「さらば」ではガトランティスの接近が急で腕爆弾をつくる余裕がなかったのです。「さらば」でははじめの頃地球は平和だったので、爆弾は物騒なので用意もしていなかったのです。


Q.アインシュタインの相対性理論でいくと、ヤマトが帰ってきたとき、地球は・・。
  −清水恵子−

A.えーと、これは浦島効果のことでしょうか。光の速度の近くまで加速したばあい、その中では外の時間よりも非常に遅く流れるという現象があります。これは実際に証明されていることなのですが、ヤマトの場合にはあてはまりません。なぜなら、ヤマトはワープつまり三次元運動をしているわけではないのです。その他の時も、一応ヤマトの最高速度は光速の99.9%となっていますが、なにもずっとその速度で走っているわけではありません。普通は光速より充分遅い速度、つまり浦島効果が無視できる速度で走っているので、艦内の1年も外の1年とほぼ等しいのです。その証拠にヤマトが通り過ぎるシーンで光のドップラー効果が起きないでしょ。


Q.「さらば」でデスラーが古代と対峙できたのは
  −多数からの質問−

A.放射能ガスのないところで、なぜデスラーが大丈夫だったのか、ということですね。これは、デスラーが宇宙へ吸い出されたときになぜばらばらにならなかったのかという疑問と同じ答えになります。つまり、デスラーはサイボーグ化していたのです。パート1でデスラーはもろにデスラー砲をくらいました。それで生き延びたのですから、ズォーダーに助けられたときは虫の息で、タランと2人しか生き残れず、サイボーグ化せざるを得なかったのです。ですから、新デスラー艦には放射能がなく、古代と対峙できたのです。
デスラーが雪の看護を断ったのも、ライバルにサイボーグ化を知られるのがいやだったことも1つの理由かもしれません。そして、その後宇宙に飛び出していったときも、機械の体はばらばらにならなかったのです。


Q.ヤマトには雪の他に女性はいないのでしょうか。
  −坂本由美−

A.ヤマトの設定資料をみると、女子更衣室、寝室、その他いろいろあります。ご存じのように、10話では多くの女性が映っていました。間違いなくヤマトに多くの女性が乗っているのです。それではなぜ他の時に出てこなかったのでしょう。これはOUT2号でもすこし触れていたのですが、ヤマトが航海中、地球がだめになってしまったときのことを考えて、ヤマトだけでも、子孫を残していけるように女性も多く乗せているのです。しかし、むやみに人数を乗せると食料がないというわけで、その女性達はみんな冷凍睡眠室で眠らされており、特に有能な雪だけが動きまわっているのです。
ところで、それならなぜ藪達が彼女等を連れ出さなかったかというと、藪はこっそり脱走したわけで、その脱走を冷凍室の監視員にみつかったらヤバかったわけです。ですから、雪を連れ出し、古代をじらして、そのあと自分達の妻となる女性達をヤマトから出させるよう交渉するつもりだったのです。べつに藪が特に雪が好きだというわけではなかったのです。


Q.地球の全滅が近いのになぜ3話でパレードまでやってムダをするのですか
  −市川麻子−

A.あれは地球政府が計画的にやったことなのです。地球は全滅の淵にいて、もう皆は気も狂わんばかりです。そんなときヤマトの乗務員が悠然とパレードをしているのを見るとどんなに希望を持つでしょう。そしてヤマトへの期待を込めて人々の間に明るい話題もできるのです。ですから、あれは決して無駄なことではないのです。


多くの疑問をいただき、ありがとうございました。これからもがんばってお答えしますので、どんどん本部に御寄せ下さい。