先日、痔の手術のお見舞いに行ってきたのですが、肛門科のナース達って若い方が多いですね。自分が入院した場合を考えると、ちょっと恥ずかしいかなと一瞬思ったのですが、患者さんにしてみればそんな場合ではありません。最近では産後に痔(脱こう)を患う若い方も多く、肛門科には多くの女性の方々も入院しておりました。 痔の手術の場合、たいてい1週間〜10日で退院の様です。コミニュティーサロンにはいつも多くの患者さんが集い、同じ苦しみを味わってきた連帯感か、女性も男性も術後の肛門談義に花が咲いておりました。その輪の中に私もおじゃまさせて頂き、詳しくレポートして来ましたのでご報告いたします。 まず入院してオペ前日の朝に、抗生剤と麻酔のテストをして肛門部の毛を剃ります。午後3時に、水の下剤125ミリリットルを飲みます。午後6時に座薬2個を肛門に挿入し、夕食は病室でとります。7時に下剤と胃腸薬3錠を服用し、オペに備えます。 オペ当日は、早朝5時半頃に座薬2個を挿入し、その後で浣腸をします。浣腸で腸内をキレイにした後でシャワー。いよいよ術着に着替えます。8時に点滴を開始し、排尿を済ませた後は筋肉注射を待ちます。S状結腸の内視鏡検査のある場合は、浣腸後に便がでたらナースに見せます。 オペは殆どの方が下半身麻酔。うつぶせ寝でアプローチする様です。所要時間はだいたい30分〜60分で終わるそうです。オペ後は、5時間後に水とスープが与えられ、10時間後に軽い食事が摂れるという事です。その際に痛み止めを内服します。術後は安静を保ち、10時間はベットで尿も出しますが、その後はトイレに行けるそうです。トイレでの注意としては、和式はダメで、様式トイレでも15分以上は座らない様にとの事でした。 患者さんにインタビューを試みたところ、やはり術後は肛門の締まりが良くないので、生理用のナプキンをお尻に当てるのですが、男性の患者さんの場合、どうやって使ったら良いのかわからず「ズレ防止のテープがキンタマについて痛かった」とか「60過ぎてナプキンをするとは・・・」「わしゃ二枚重ねじゃよ」というご感想?をいただきました(笑)。
『特別付録』−【あんどさんの手術の思い出】
手術の思い出といえば。
2度目の手術の時だったかしら?
手術後、全身麻酔から目覚める時でした。 ナース「YYさん、YYさん。わかりますか?わかる?」 私「・・・たい。・・・たい・・・・・・」 ナース「え?なに?痛いの?どこが痛いの?」 私「・・・し・・たい・・・・・したい・・・」
ナース「したい?なにをしたいの?」 私「う、う、・・う、・・・・」 私「う、・・・・うん●が したい・・・」
ナース「えぇっ?う●こが、って。だって浣腸したんだよ。
私「・・・●んこがしたい・・・」 ナース「・・・・・・・・ふ、婦長ぉ〜〜〜」 だったそうです。はい。 (94年12/8浜松医大にて。執刀医S教授)
|