【ビールがうまい!】
AOWAOW column.


 

TOP MENU./Essay./ Joke's./ LAND. /Gallery./X-File /Profile


【セブ島の子供達を学校へ】
Plumeria Cebu Educational Association Inc.



  • File No.39【ビールがうまい!】

    ビールの旨いシーズンですね、ビール党の方ですと、午後は一切水分を摂らずに夕げのビールに備える様です。しかし「ああぁぅっ!喉が乾いたぁ〜!」と私の前で言わないで頂きたいものですな、我慢しているのなら、黙って我慢して頂きたい、こっちはそんなに我慢して身体に悪いのではと心配になったりします。

    ビールといえば、キリン・アサヒ・サッポロの順で日本のビールの90%以上を毎年出荷しているそうですが、一昨年のDATAでは714万4850キロリットルだそうです。今年は暑いから、きっと、すごいでしょうねぇ〜、想像・・・・・しようとも思いませんね(笑)。そしてビールとくれば「ヤキトリ」でしょう。特に私は「鳥皮」と「軟骨」が好きでして、備長炭(びんちょうたん)でジリジリと焼いて、パリッとした皮をサクッと噛むと、ジューシーなアブラがじゅわんと口に広がり、すかさず大ジョッキで冷えた生ビールを

    ゴキュッ・ゴキュッ・ゴキュッ・ゴキュッ・ゴキュッ

    プハァ〜! とやればもう、無意識に「アルデンテ!」と叫んでしまいますな。・・・あ、アルデンテはスパゲッティーでした。

    ま、とにかく、この瞬間が一番幸せを感じますな・・・(安い幸せですね)。
    ちなみに、焼きもんに「炭」が良いのは、皆さんご存じの様にガスと比べると4倍も多く放出している遠赤外線の効果なんですが、石焼きイモ「石」も遠赤外線でしたね。そして焼鳥屋さんがパタパタと炭火を団扇で扇いでいらっしゃる時に、細かい灰が舞い立ち、焼き鳥に付着しますよね。実はこれがまた効果が有る様で、肉類の油は時が経つと酸性になって味が落ちてしまうんですね、ガスなんて使って焼いた日には、燃える時に発生する水蒸気でもって焼き鳥がベタベタになっちまいまさぁ、ほれ、漫画の「美味しんぼ」にちゃんと書いてありましたもん(漫画では鰻の話しでしたが)。

    で、炭の場合、アルカリ性の炭の灰が付着する事によって酸化を中和する効果が有るのだそうです。いやぁ〜そこまで焼き鳥の事を考えていてくれている「炭」って素敵!。ああぅ、また飲みに行きたくなりました。「後悔先に立たず」、「喉元過ぎればなんとやら」ですね。あ、ビールだから「喉越しキレれば旨いかな」でしょうか(笑)。

    ビールといえば、キリンアサヒサッポロの順で日本のビールの90%以上を毎年出荷し、一昨年のDATAでは714万4850キロリットルの出荷であったと、書きましたが。日本人が初めてビールを飲んだのは1853年ペリーが浦賀にやって来た時の通訳「川本幸民(蘭学者)」という説が有力だそうです。ちなみに国産ビール第1号は、山梨県の野口正章という人が明治6年に発売した「三ツ鱗」印のビールだそうですが、売れ行きはおもわしくなく明治15年に製造が中止されたという事です。

    現在人気のある銘柄は。アサヒスーパードライ・エビスビール・キリンラガー・一番搾りの様ですが、現在サッポロビールが製造しているエビスビールは、元々は日本麦酒醸造株式会社が明治20年から発売していた銘柄で、ビールの需要が増え、その出荷の為の駅として「恵比寿駅」が誕生したというのは有名ですね。製品の名前の方が先といえば、トヨタ自動車で有名な豊田市も同じで、豊田市の前は挙母(ころも)市だったそうです。

    ちなみにアルコールは肝臓で酵素によってアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸になり、結局、炭酸ガスと水に分解されますが。その脱水素酵素にはアセトアルデヒドが低濃度でも働く2型と高濃度で働く1型があり、日本人は2型が欠けているか弱いとされています(キリンQ&Aより)。特に女性などは弱い様ですのでイッキ飲みは危険ですね。それと、男性でも高尿酸血症(痛風)の気がある方は、アルコールの類では尿酸の排出を阻害するビールが一番悪いので気をつけましょう。え?飲み過ぎに気をつけなきゃならんのは、お前だろって?・・・うっ、スルドイ。ごもっともです。

    ついでにビールとくれば「花火大会」ですね(なんでや?)。夏には全国各地で二百以上の花火大会が開催されるそうです。お近くの花火大会へお出かけになる方も多いのではないでしょうか。打ち上げ花火は「割物」「ポカ物」「型物」などに大きくは分類されまして、ドォーーン!という重低音と共に丸く広がるものが「割物」。蝶ネクタイの様な形や平面的な二重円を描くもの、また扇の様に開くものを「型物」。ポカッと割れてスダレの様にキラキラ細工物が落ちるものを「ポカ物」というそうです。また、それぞれ「玉名(ぎょくめい)」というものがあり、「昇り銀竜紅芯白菊」などという名前が付いていて、この名前で色や形や細工がわかるそうです。

    ちなみに「昇り銀竜紅芯白菊」は、打ち上げた際に銀色の尾をヒュルヒュル引きながら上昇し、爆発すると中央からスゥゥゥーと光の尾を引きながら大きな銀色の菊となって広がり、小さな紅の芯(同心円で輝く紅の星)が花開くというもので、思わず「たまやぁ〜!」と叫んでしまうものがそうです。あ、「たまやー」といえば花火屋の屋号の「玉屋」の事で、ライバル「鍵屋」と共に、江戸時代から両国川開きの花火の際に叫ばれていた様です。たまには「かぎやぁー!」と叫んであげましょう、間違えて「がきやぁー!」とか言わないよーに(笑)。


    私のファイルの MENU へもどる
    Copyright (c) 1997 TAKUFUMI SUZUKI. All rights reserved.