【乙女ちっく】
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  • File No.56【乙女ちっく】

    「乙女ちっく」とは、「乙女」と「ドラマチック」を掛け合わせた「造語」である。乙女とは「年の若い女。むすめ。少女。処女」という意味であり、dramatic は演劇や舞台、戯曲 劇的事件という意味である。なので「乙女ちっく」とは「少女の劇的な事件」と解釈するのが正しい。やはり乙女とは、目の中に五つ以上の星が宿り、その目をキラキラ・ウルウルさせて、朝食などはオートミールなどを食している娘が良い。

    勿論「乙女座」 でなければならず、服装は流行を追ってはいけない。フリルの付いたワンピースに化粧は無し、個人的にはセーラー服が一番ベストであろう。そして何よりも大切な要素は「愛」である。【愛】とは「いとおしく思う気持ち」である。親兄弟共にいたわり合い、慈しみ合う心、何事にも愛を持って思いやる「心」が大切なのである。

    そしてその「乙女」の要素を兼ね備えて持つ少女が、「劇的な事件」を起こさなければならないのだから「ちっく」が付くだけで、これはもう大変な騒ぎ、略して「大騒ぎ」である。

    「愛を持ってして劇的な事件」 などと言うと、私などはすぐに「処女を失う出来事」を思い浮かべてしまうが、乙女の定義に「処女」という項目が有るので、その処女を失ってしまっては乙女では無くなってしまうのである。そうすると、「愛」の定義である「親兄弟いたわり合い」が最も適当なので、乙女の生まれるべき家は「組関係」になってしまうが致し方ないところである。

    そうすると必然的に「劇的事件」とは「出入り」になってしまうのであった。結局、セーラー服を着た乙女が機関銃を持って出入りをするのが「乙女ちっく」という言葉の清く正しい解釈なのである。だから、映画の「セーラー服と機関銃」は乙女ちっくというものを、そのまま映像化した類い希な「広辞苑」なのである。・・・んなわけないか。

     


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