【風邪】
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  • File No.70【風邪】

    風邪は初めが肝心です 1にクスリ。2に睡眠。3〜5回は鼻炎かな?」と申します(いわないね)。ギネスブックに載っている「クシャミ最長記録」は、英国のドンナという人だそうで、どんな人かというと1981/1/13〜1983/9/16までクシャミが止まらず、最初の一年間では100万回のクシャミをしたと推定されているそうです、・・・どんなに苦しかったことでしょう。(おもしろく無いですね)。普通のクシャミでも、侮ると痛い目にあいます、クシャミが過ぎると肋骨の疲労骨折を起こす事もありますのでご注意ください。

    さて、風邪の際の私のメニューは「チオガム(消炎鎮痛剤)」と「塩化リゾチーム(消炎酵素剤)」「バレオン(抗生物質)」「メフェナム酸」「非ステロイド性ノイリトールC(解熱・鎮痛)」「パプロンゴールド錠」です。これらのカプセル及び錠剤を症状に合わせてチョイスし、自宅前のヤクルト自動販売機で購入した、朝鮮人参エキス・香辛料抽出物とガラナエキス入りアルコール分0.9%の「タフマン」でいただきます。(あんまり良くないかな、この飲み方・笑)

    お金に余裕のある時は栄養ドリンク剤でいただくのですが、ドリンク剤にもいろいろある様で、聞くところによると300種類を超える栄養ドリンクの類が市販されているそうです。お値段もピンから兄弟(・・・ふるい)、選ぶのも大変ですね。私の好きなドリンク剤は主に・・・

    リポビタンゴールド(大正製薬)
    リポビタンA(大正製薬)
    リゲイン(三共製薬)
    グロンサンDX(中外製薬)
    ユンケル黄帝液(佐藤製薬)などです。

    これらはみな微量ながらアルコール入りの奴です。微量ですがアルコールには疲労を和らげる作用があるそうで、成分表示にアルコールの記載がなくても、保存剤やビタミンを溶かす為にアルコールを加えている場合もあるみたいです。あとは各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ブドウ糖、そして覚醒・興奮作用のあるカフェインなどが主な成分ですが、滋養強壮の効果を高める「ローヤルゼリー」「朝鮮ニンジンエキス」「マムシエキス」「イカリソウ」などの生薬や強壮成分も「いかにも」という感じで、効きそうですね。

    効能は何故か皆同じで 、滋養強壮・肉体疲労・発熱性消耗疾患・妊娠授乳期の栄養補給・病中病後の栄養補給などです。ただし朝鮮人参が多く含まれているものは体調が良くない時には、強いのであまり服用しない方が良いとされています。

    効能書きに「病中」と書いてあるのに体調が良くない時に、あまり服用しない方が良いという成分が、含まれているというのも不思議な事ですが、まあ、揚げ足取りはやめておきましょう。

    それとイライラしている時にも、糖類を摂るのは良くないそうです。急に血糖値が上昇すると、大脳が「むむっ、これはストレスによる肝臓からのグリコーゲンの放出の為である」と、勘違いしてストレス反応がさらに強まってしまう、ということです。ちなみにストレスでイライラしている時には酸味のあるものが好ましいとされています。

    好ましいクスリの飲み方ですが、 クスリは出来るだけ水で飲みましょう。できれば水道から出したばかりの水は避けてください、ビタミンが水道水に含まれる残留塩素で破壊されてしまうからです。お前はドリンク剤で飲んでるだろ?・・・ごもっとも。わはは、でもそれは私の勝手です(笑)。ドリンク剤でも麻黄・生姜・大棗(たいそう)・桂皮・芍薬・甘草を含む漢方薬として有名な「葛根湯」などは一緒に飲んだ方が効きますね。他にも薬と一緒に飲めるドリンク剤は薬局で教えてくれます。それと、くれぐれもドリンク剤は常用しないでください。常用すると脂肪肝になるそうです。

    クスリの成分が重複 している場合もあるので、違う薬を一緒には飲まない方が良い様です。漢方と一般薬ならば、たいていは大丈夫みたいですが一緒に飲むときには成分をよく確かめてください。ちなみに私は守っていません(笑)。あとは錠剤の瓶に詰まっているビニールは、手の菌が着いたりするので、瓶を開けたら捨てた方が良いですね。そして説明書をよく読んで2錠飲む薬を3錠に増やしたりしない様にしましょう。私は、・・・ぜんぜん守っていません。

    クスリの量は、身体に作用する量と体外に排泄される量を考えて作られていて適量から減らしたり増やしたりすると、薬の作用する分量に満たなく、効き目が出なかったり、逆に副作用が強くなったりすると言われていますが、適量で強ければ減らした方が良いかな?。私はその逆で、じつはクスリがあまり効かない人間なんです。歯医者さんで麻酔を打つ時も、普通の人の三倍くらいの麻酔をします。体質だと言われました。なので量と成分には結構気を使っています。と言いながら、パブロンゴールド錠なんて3錠のところを5錠飲んでます。・・・す、すいません。

    ちなみに現在流行しているインフルエンザの故郷の大半が中国であり、それが香港経由で世界中に広まっていくのだという事です。

    よくテレビでインフルエンザウイルスの事を「Aホンコン型」なんて分類して表現するのは、そういう事だったんですね。そして発生元の中国のどこでウイルスが発生しているかというと、中国南部の農村部なのだそうです。元々水鳥が持っているウイルスが豚に入り、豚を飼っている人間内のウイルスも豚に入り、それらが豚の中で豚の持っているウイルスとも融合して、毎年、新種のウイルス(インフルエンザウイルス)として誕生するという事でした。

    そして豚から人間に感染して流行するワケなんですが、ワクチンを作るにはインフルエンザウイルスを馬に注射してその血液から血清を取り出すということです。毎年、型が変わるのでイタチゴッコみたいですが、元々動物や自然の中に生息していたウイルスが、種の保存の為か、いろいろ形を変えて人間に襲いかかるというのは、ウイルスの住む自然環境を人間が変えてしまうという事に対してのリベンジ(復讐)なのかもしれません。

    また、中国南部で水鳥のインフルエンザウイルスがブタに感染してブタのウイルスと融合し、新種となったウイルスが人間に感染して香港から世界中に広まるのですが、中国の水鳥の多くはシベリアから渡って来ており、「ウイルスの故郷はシベリアの湖」という説が有力だということです。

    風邪と言われる症候群の原因であるウイルスはインフルエンザウイルス(A型B型C型)の他に、ライノウイルス(鼻風邪程度)や、アデノウイルス(喉にくる)などがあるそうですが、このインフルエンザウイルスのA型と呼ばれる種類が毎年、形を変えて感染するというタチの悪い種類なのだそうです。

    いったい何の形が変わるのかというと、A型インフルエンザウイルスの外側に付いていて鼻や喉に取り付くヘマグルチニン(HA)と、ウイルスのコピーを作る時に使われるノイラミニダーゼ(NA)という突起が変化するのだそうです。

    このヘマグルチニンには15の種類があり、ブタと人間にはH1〜H3が感染するそうですが、水鳥はH1〜H15全部に感染するそうです。過去にH5N1型という、ブタを経由せずに鳥から直接人間に感染したと思われるインフルエンザウイルスが発見され、香港中の鶏が処分された事もあったそうです。

    ちなみにインフルエンザという名前の由来は、15世紀のヨーロッパで。夜空の星の位置が変わると人々に咳きと高熱をもたらすと言われ「天からの影響」という意味で"Influence(影響)"という言葉からだそうです。

    現在、アメリカでインフルエンザウイルス自体に効果のあるクスリとして、インフルエンザウイルスを型が変化しても増殖させなくする効果のあるものが研究段階ということですが、しばらくはでも食べて身体を休ませ、抵抗力を高めるしか方法はなさそうですね。

    咳とたんが多く、高い熱が4〜5日しても下がらない時は胸部レントゲンを検査したほうが良いでしょう。急性肺炎やマイコプラスマ肺炎の疑いもあり、強い頭痛と吐き気があれば髄膜炎の疑いもありますので注意した方が良さそうです。高熱が出た際は、ポカリスエットの様な電解質ミネラル飲料などで水分を補給し、消化のよいニラ卵粥や麺類。水枕や氷嚢は気持ちが良かったらする程度にして、解熱剤はなるべく使わないようにした方が良いそうです。だいたい3日〜5日間程度で熱が下るでしょう。



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