『 あさ 』
謡い継がれて行くうちに
いろんな色に染まります
水辺に漂うかけらにも
広がる波を感じます
揺らぐ風にうたを感じて
伝わる波も色づいて
巡る季節のあいだには
花開く時が来るもの
短い夢を見終われば
ふたたび風も揺らぐもの
白い風がしずんで行く内に
輝く日が昇りはじめます
雫が光る朝の窓にも
明日の光がそそがれて
いろんな色に染まります
謡い継がれて行くうちに
いろんな色に染まります
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