第1日目 9月14日
ツアー旅行は初めてなので、集合場所もよくわからずに第二ターミナルに行くと今回お世話になる添乗員さんの襄(ぺい)さん(本当は字が違いますが、一番似ている字を使わせていただきます)のほうから声をかけてくださった。中国・共和国とビザをとるために、写真を送っていたのでわかっていらっしゃったのだろう。
襄さんから、書類を受け取っているとTBSの取材がやってきた。おそらくこの時期にわざわざ共和国に観光旅行にいこうという人たちが珍しいのだろう。これは、襄さんが「団体でいるところは、カメラに収めないでほしい」とお願いしてくださって、ひとまずOK。後日、旅行から帰って出社すると、先輩から「旅行に行った日に、インタビューに答えている人がTVのニュースに出ていた」と聞いたのには、びっくりした。
飛行機(CA926)に乗ると、3人席の真ん中。左側の人は、私と同じ共和国への旅行が初めての人(実は、この人とはツアー中ずっと同室であった)。右側の人は、8回目(!)。共和国への旅行が出来るようになってから10年たっていないはずなので、年に一回旅行しているのかと思って話を聞くと、1994年以来年に2回のペースで共和国に旅行しているそうだ。私が、友人から借りて持ってきたスポーツと平和の祭典の時の旅行記を書いた方もすごいと思ったが、上には上がいるものだ(後に、ツアー参加者23人のうち、9回目を筆頭に半数がリピーターだった、ということが分かる)。
今年(1998年)の2月に、室内でマスゲームをやったときの録音テープを聴かせていただく。その間、私が持ってきたその旅行記を右側の人にお貸しする。この旅行記は綿密にかかれていて、8回旅行した人でも唸っていた。
そのうちに、襄さんが共和国ビザの申請用紙を持ってくる。今回は、中国に行くのではなく、共和国へ行くのだなという気分になり、日付とサインを書いて戻す。
ビザ申請用紙 |
そうこうするうちに、北京空港に到着した。入国のゲートが混雑していて、通過するのに1時間ぐらいかかる。その後、ホテル(海逸酒店)に直行する。ホテルは、4つ星でとても立派だ。ホテルと市内の繁華街が離れているので、この日はおとなしくしている。
夕食は、このホテルではなく、バスで連れられてLuftHanza Shopping Centerのそばのホテルに、中華料理を食べに行く。しかしこれが不味い。今まで食べた中華料理の中で一番だろう。隣に座った方ともこの話題で盛り上がる。この方は共和国へ行くのが2回目とのことで、思わず「明日からはこれよりおいしいものが食べられますよね?」と聞いてしまった。「だいじょうぶです」との返事をいただいて安心する。