PDFファイル利用のヒント

論文を紙のコピーではなく、PDFファイルで管理する上でのヒント

科学文献が電子ジャーナルの形式で利用されることが多くなるに従って、論文は雑誌のコピーではなく、ダウンロードしたPDFファイルで読まれることが多くなって来ました。一つの論文のPDFファイルのサイズは1 Mバイト程度のことが多く、最近のハードディスクのサイズのサイズから考えると、個人が1000件を越えるようなPDFファイルを蓄積 しても全く問題がありません。

しかし、数が多くなるに従って、PDFファイルを一定の方法で管理しない限り、長期的に見て破綻することは明瞭です。入手したPDFファイルは一定の方法で管理することをおすすめします。

ここでは、QRef を使用して、論文のレコードとその論文のPDFファイルをリンク機能によって結合し、合理的に管理するヒントを紹介します。

PDFファイルを保存するフォルダ

PDF ファイルは文献ファイルのリンクフォルダに置きます。

Papers.ref という文献ファイルに下には、その文献ファイルと同じ Papers という 名前のサブディレクトリが自動的に作成されます。またその下の link フォルダも自動的に準備されます。

文献ファイル d:/My Documents/RefData/Papers.ref
PDFファイルのフォルダ(ディレクトリ) d:/My Documents/RefData/Papers/link
PDFファイルの例 d:/My Documents/RefData/Papers/link/Papers00123/Sample.pdf

Papers00123 は文献ファイルの ID=123 のレコードに所属するリンクフォルダです。このフォルダの管理もプログラムが自動的に行います。

リンクフォルダとリンクパス

論文レコードとPDFファイルとのリンク

pdfファイルをマウスのドラッグアンドロップでリンクさせる方法が一番簡単です。

具体的には、リスト画面ではそのレコードの上に、レコード画面ではいずれかの入力画面にドロップすればよいのです。

  1. ファイルpdffile.pdfが文献ファイル Papersの規定のフォルダPapers/link/Papers00123 にコピーされます。規定のリンクフォルダは自動的に設定されます。
  2. レコード 123 とファイル Papers00123/pdffile.pdf のリンクが自動的に確立します。
  3. 自動的に削除するモードの場合には、元のファイルpdffile.pdfはデスクトップから自動的に削除されます。 元のファイルは、元のままに保存する方法もあります。必ずしも削除する必要はありません。