文献検索のヒント

インターネットで文献検索をおこない、その結果を取り込むときは

PubMedの検索には、『Direct download』機能を使う方法もあります。リスト画面で『Import』−『Direct download』の順番に進むと、直接ダウンロードが可能です。

種々のデータベースにはインターネットのページ経由で検索を受け付け、結果をダウンロードさせる機能があります。ダウンロードされたファイルを読み込んで文献レコードとするのが QRef の役割です。

ここではPubMedを例に取って、検索の結果を読み込んで見ましょう。PubMedの最初のページに見つけ出したい著者名やキイワードを入力する場所があります。

(註) PubMedは米国国立医学図書館が提供する最も強力な医学生物学系の文献データベースです。PubMedで検索された結果をMEDLINE形式のファイルとしてダウンロードすれば、直ちに読み込んで自分自身の文献レコードとすることができます。

Search PubMed for 以下にその見つけ出したい用語を入力し、この場合にはSearchボタンを押すと、直ちに検索が始まります。その結果235件のレコードが見つかったとすると、ここで、Send to をクリックして、Destination FILEに、Format MEDLINE に設定します。

続いて、Create File ボタンを押すと、セーブするファイルを指定する画面が出てきますので、セーブします。 通常は何も変更しなければ、pubmed_result.txt という名前のファイルがセーブされます。このMEDLINE形式ファイルを読み込むのがこのDLLの仕事です。

以上で QRef にダウンロードファイルを取り込む準備は完了です。

QRef への読み込み

インターネットの文献検索サイト(あるいは商用データベース)からMEDLINE形式のダウンロードファイルが得られた場合には、次に QRef に戻って、『File』−『Import』によって読み込み(インポート)をおこないます。次のダイアログが表示されます。

File from outside databaseを選択して『OK』を押します。インポート用DLLの一覧リストが表示されます 。

適切なインポート用DLLを選択肢、『Select』ボタンを押すと、続いて読み込むファイルを選択する画面が現れます。

ファイル名を決定したら、後は自動的に読み込まれます。ただし、通常は最初の読み込みではテスト読み込みモードで読み込むことをお勧めします。

PubMed Button

以上の操作を簡単におこなう機能がPubMedボタンです。リスト画面のTool bar の右端に表示されます。詳しくはボタンを押してヘルプを、あるいはテキストをダウンロードして読んでください。

PubMed Button を使用しない場合には、ボタンを右クリックして『Addin』のチェックを外してください。

特殊な形式のファイル(Tagged text file)の読み込み

上記のようにインポート用DLLが用意されていない場合、手動で読み込み条件を設定し、それをタグファイルにセーブして繰り返し使用することも可能です。

ダウンロードされたファイルの読み込み