MSXで楽譜を作成するためのソフトウェアです。
いったいMSXだけでどのくらいの楽譜が印刷できるのかと思ってしまいますが、正直言って初めて印刷されたものを見るときはかなりのけぞります。ちょっと信じられない美しさです。そりゃ48ドットといえば360dpi相当なのですから考えてみればできても不思議ではないのですが、MSX用のグラフィック印刷ソフトでこれだけ衝撃度の高いものもそうないでしょう。
サンプルデータが一つ含まれているのでいきなり印刷してみることをお勧めします。
すでに音符や旗、桁はもちろんのこと、スラー、拍子、音部記号、8段までの段組、ピアノ、フォルテ、メツォ〜、スフォルツァンド、〜シモといった強弱記号、さらに表情を表すためのイタリックフォントなど、充実しています。
もちろん楽譜の世界はまだまだ奥が深く、今後の発展にも期待大です。
かつてMSX・FANで「SHU」という画像コンバータを発表した同氏のフリーウェアです。
当初48ドット、つまりFS−PC1専用になっていたのが最近24ドットに対応。version 0.40 でESC/Pにも対応したのにここをいつまでも更新してなくてゴメンm(__)m
version 0.35 からは完全にDOSコマンド化し、BASICに降りていちいちファイル名を打ち込む必要がなくなりました。また、エラー行番号が表示されるようにもなりました。あぁ、やっと安心して使える(笑)
なんと言ってもこれだけのフォントデータをMSX上で整理して形にしてしまうパワーに恐れ入ります。
いわゆる均等割付処理、本物の楽譜並に美しい記号の数々。現時点でもかなり複雑な楽譜に対応できるだけのしっかりした書式フォーマット。楽譜とMSXの両方に通じていなければできないすごいソフトです。
これを見ずにはMSXの印刷ソフトを語れなくなるでしょう。
以上、1998年12月22日加筆修正。