[MHpopd をインストールする法] 1. machine.h でコメントアウトされている部分を、付属のコメン ト文を参照しながら、自分のマシン環境に合わせて、行頭にあ る "/*" を直後の ';' の前に移動させます。 以下の OS では変更の必要は特にありません。無理に変更する と却って失敗しますので、そのまま次のステップに進んで下さ い。 Sun SunOS (5.x) HP HP-UX (11.x) (free) Cygwin (1.5.x) (free) Linux (2.x) (free) FreeBSD (2.x, 3.x, 4.x, 5.x) (free) NetBSD (1.x, 2.x, 3.x) (free) OpenBSD (2.x, 3.x) ASCII BSD on Windows (1.0, 1.5) Apple Mac OS X (10.x) また、以下の OS は動作確認は行なわれていませんが、各 OS 用のコードが記述されていますので、多分変更の必要がないも のと思われます。 少なくとも、無変更のままコンパイルが無事通るようであれば、 余計な変更は行なわない方が無難だと思います。 Sun SunOS (4.1.x) SONY NEWS-OS (3.2, 4.x, 6.x) SGI IRIX (R4.0.5, R5.x, R6.x) HP HP-UX (9.x, 10.01) HITACHI HI-UX/WE2 (01-x, 02-01, 04-02) NEC EWS-UX/V(Rel4.x)(R5.3, R7.1, R8.1, R9.1, R10.1, R12.3, R13.1) OMRON UniOS-U (Ver3.00) OMRON UniOS-B (2.00) OMRON Luna/Mach (2.5) DEC OSF/1 (V1.2, V2.0, V3.2, V4.x, V5.x) DEC ULTRIX (V4.x) IBM AIX (3.x, 4.x) Apple A/UX (3.0) DG DG/UX (5.4) Fujitsu UXP/M (4.0, 4.1) Fujitsu UXP/DS (V10, V20) Mips RISC/os (4.x, 5.0x) NeXT NEXTSTEP (3.0) (free) 386BSD (R0.1) BSDI BSD/OS (1.1, 2.x, 3.0) JCC 4.4BSD-Lite (v1.0) このどちらにも挙げられていない OS では、その OS の環境を 自動判定するプログラムが付属されていますので、make config とすれば環境設定ファイルが作成されます。 但し、この自動判定も完璧ではないので、うまくコンパイルで きないようなら、make config で作成される config.h を編集 し直して下さい。修正についての詳細は TECHKNOW を参照して 下さい。 逆に、上記のどちらかに挙げられている OS では、make config が却って不適切な結果をもたらすことがあるので、make config はしないで下さい。 特に Linux は UNIX の中でもかなり特殊な部類に属しますので、 Linux 用の特殊な処理が幾つか含まれています。これらの処理 は make config では自動認識されませんので、Linux では絶対 に make config をしてはいけません。 もし誤って make config を行なってしまった場合は、次のステ ップに進む前に make realclean を実行して下さい。 2. mhpopd.h で定義されている定数の幾つかを、自分の好みに合わ せて変更します。各定数の意味は添えられたコメントを参照し て下さい。 判断できなければそのままにしておいて問題はありません。 3. make。 標準ではコンパイラとして cc を用いますが、これ以外のもの を使いたい場合には「make CC=gcc」のように指定することが できます。この例の場合、gcc をコンパイラに用います。 クロスコンパイル環境では、「make CC=lcc80 HOSTCC=cc」の ように指定することで、クロスコンパイル用コンパイラとは別 に、コンパイル過程で生成されるローカルな実行ファイル用の コンパイラを指定することもできます。この例の場合、lcc80 をコンパイラに用い、ローカル用には cc を用います。 また、標準では /usr/local 以下にインストールすることを前 提としていますが、「make PREFIX=/usr」のようにパス指定す ることで、インストールパスを指定できます。この例の場合、 /usr 以下にインストールすることを前提とします。 同様に「make CONFDIR=/usr/local/etc」の用にパス指定する ことで、設定ファイルの置き場所を指定できます。 4. コンパイルされたものが無事に動くことを確認します。 5. Makefile.in にある TOPDIR 等のマクロを自分の環境に応じて 書き換えます。 ここで DEFRC を書き換えてしまった場合は、make clean をし てからもう一度 make します。この場合、各ドキュメントの記 載と矛盾することにはなりますが、プログラム実行には支障あ りません。 6. 必要であれば mhpopdrc.sam の内容を書換えておきます。この ファイルは設定ファイル /etc/mhpopdrc としてインストール されますが、どの項目も既定値と同内容が記述されているので、 特に必要がなければそのままでも差し支えありません。 7. make install。 8. 正しくマニュアルがインストールされた (man fd できる) 場 合はここで終了です。 nroff が日本語対応でない等の理由でマニュアルが正しくイン ストールされない場合があります。例えば、文字化けしていた り、man コマンドがエラーメッセージを吐いたり。 その場合、プレーンテキスト版のマニュアルをインストールす れば、正しくマニュアルを参照できます。 make のターゲットを jcatman -> jcatman-b -> jcompman -> jcompman-b の順で変更しながら順次 man fd できるようになったか試して みて下さい。 make jcatman でも正しくインストールされていないなら、次の make jcatman-b を実行して... と続けます。 -b のついたターゲットでは、バックスペース文字 (^H) を解釈 できない端末用にインストールし、comp のついたターゲットは テキストを compress で圧縮してインストールします。 9. 終了。