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Yellownail Recommends

このページでは、Yellownailのスタッフがお勧めするオンラインで入手できるゲームを紹介していきます。ペースが遅い分、厳選してお送りしたいと思っています。紹介の仕方は、新作ソフト、古いソフトに限らず、クオリティが高くてピリリと面白いものだけを紹介したいと思っています。また、お勧めのソフトがありましたらメールをいただけると嬉しいです。ジャンル別のインデックスも作ってみました。上の別フレームのGame List indexです。

評価の基準は5段階で、それぞれ

クオリティ:ゲームのグラフィック、BGMなど
バランス:ゲームバランス、ユーザーインターフェース
操作性:ゲームの操作、キャラのコントロール
ハマリ度:ゲームの面白さ、熱中度など
総合評価:トータル的に見てどのくらいお勧めできるか

をコメントしています。平均的なゲームをオール3と考えてつけました。
掲載したソフトのほとんどは作者の方の許可をいただいております。ただし、番外編と洋モノ、連絡が付かないものについては無許可(笑)です。評価についてはまったくの個人的な評価なので、製作者の方は気を悪くしないでください。





99/3/18掲載


Snood ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
snood
Puzzle
Share
3
5
5
5
4.5
 さすがに1ヶ月も更新していないとあれなんで、大御所みたいなソフトを取り上げます。かなり以前からあったソフトですが、最近でも雑誌で見る機会があるところをみると、相変わらずSnood中毒度が高い編集者(笑)がたくさんいるんでしょうね。裏を返せば、それだけ良く出来たソフトだということの証明とも言えます。まだやったことのない方は、これを機会にぜひ遊んでみることをお勧めします。シェアウェアですが、登録せずとも十分に遊べますしね。

 枕はこれくらいにして、具体的にレビューします。基本的には国産のアーケードでそれなりの評価を得ているパ○ルボ○ルに似た、砲台からブロックを発射して、同じ種類のブロックにくっつけて、一定数(Snoodの場合3つ)くっつけると、そのブロックにぶら下がっているブロックが落ちてくる、という相変わらずへたくそな説明で訳が分かりませんが、実際にやってみると超簡単というパズルゲームです。
 うまく同種のブロックをつなげて消していかないと、当然画面がブロックでいっぱいになります。また、一発ブロックを発射する度に画面右にあるゲージが増えていき、ゲージがいっぱいになると天井が一段下へ降りてきます。砲台がある位置までブロックが降りきってしまうとゲームオーバーになります。
 当然これだけでは単調なゲームになってしまいますので、ゲームにとって重要な要素の一つである「快感」を得るための工夫がこらされています。つまり、落としたブロックが大きな固まりであればあるほどゲージが大幅に減るようになっているのです。逆にいえば、このシステムを利用しないと、難しい面ではすぐにゲームオーバーになってしまうでしょう。
 ゲームシステムとしてもうひとつ特徴的なのは、時間の概念がないことです。先ほどあげたパ○ルボ○ルですと、一定時間が経過するだけで天井が降りてくるのですが、このゲームはそれがないため、じっくりと検討することができます

 グラフィックは大味ですがまあそこそこです。面白いのはブロックが愛嬌のある少々グロテスクな「顔」である点です。なんで顔にしたのかはさっぱり分かりませんが、時折ピクピク表情が変化してやっぱりなんだか良く分かりません。いいのかわるいのかも評価できません。変なの。ちなみにBGMはありません。が、効果音は独特でいい感じです。
 操作はマウスのみで分かりやすい上に動きも良い方でしょう。ただ、これはこのゲームの仕様というか、特徴というか、わざとそうしたとしか考えられないのですが、発射したブロックが明らかに他のブロックをすり抜ける現象があるのです。すり抜けるといっても、数ピクセル分かすっていく感じではありますが、当たり判定を少し緩くして、その分このゲームの面白みが増しているとも考えられます。ともかく、このすり抜けの感覚を掴んでしまえば、狙える箇所が増えてきます。また、左右の壁に当てると反射しますので、これを有効に利用します。面によっては2重、3重の反射も考えて発射すると良いでしょう。
 面の構成は、その面だけをクリアすれば終わりのものが数種類と、ゲームオーバーになるまでどんどん次の面にチャレンジしていくPuzzleモードがあって、多分中毒症状を加速させるのは間違いなくこのPuzzleモードです。私は下手なのでどのくらい面数が用意されているのか分かりませんが、かなり遊べます。Evilモードもそれなりにスリリングではありますが、慣れてしまえば後はもうPuzzleモードに血道をあげるか、登録して御自分で難解な面をEditするしかないでしょう。
 とまあ、いろいろと書いてみましたが、実際にやってみる方が早いのは言うまでもありません。あまり徹夜しないように楽しんで下さいね。
   
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99/2/15掲載


DirtBike3D ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
3D
Action
Share
4
4
4
5
4.25
このページを一度でも最初から(一番下から)見てくれた人は、あれ?と思うアイコンです。そう、記念すべき(笑)初回に紹介したバイクゲーム3Dになって帰ってきました。
 前に紹介したDirtBikeは、マウスのみの上下操作で、非常にお手軽にレースを楽しめるという極めてナイスなアイデアのゲームでしたが、3Dとなった今回の作品も、その操作の手軽さはある程度継承されています。といいますのも、3Dタイプのレースゲームですから、どうしても(バイクの進行方向と垂直に交わる)左右方向の概念が入ってくるからなんですが、なかなかどうして、悪くはない操作感です。
 基本的にはマリオカート、最近のものではR4などを想像してもらえばいいですが、もちろんそんなには豪華ではありません。ただし、はまる人はまたしてもはまるゲームと言えそうです。なぜなら、前作と同様に、以前走った自分のシャドーが相手だからです。

 さて、ゲームの解説に移りましょう。まず操作についてですが、先ほどから述べている通り、マウスのみの操作で事足りる単純な操作方法になっています。左右でバイクを傾けて、上下でアクセルを調節します。マウスをクリックする必要がないのは、前作同様です。
 実際のプレイ画面は、クオータービューをとっています。ここがマリオカート等と異なるところで、慣れるまでにずいぶんと時間がかかりそうではありますが、はっきりいって、これは失敗かもしれません。ジャンプするときなどの方向がとても分かりにくいので、キャラの真後ろから映すモードがあったほうが良かったと思います。自分自身が見えないカメラモードというのがあるのですが、これではゲームになりませんので、この点はバランスを減点しておきます。(追記!ありました。「コンマ」、「ドット」キーでズームインアウトが可能です。つまり、カメラモードでズームアウトすれば、真後ろから見たモードになります。ただし、あまり良くなかったので評価変わらず。)
 グラフィックは相変わらずアメリカチックな粗雑なもので、優れてはいません。ただ、最低限必要な要素は持っていますし、シンプルでいいとも言えるでしょう。ここらへんは好みですね。BGMは、、、うーん。前作と全く同じです。一つしかないし、慣れてくるとうるさいだけです。この点についても減点しました。
 操作感は、3Dになってしまった以上、前作のきめ細かい動きからは一歩譲りますが、それでも十分イケています。軽快とは言い難いですが、それも味でしょう。ただし、ポリゴンぐりぐりな雰囲気は十分楽しめます。、、、なんか古臭い感じのゲームなイメージがつきまとうこのゲームですが、私はけっこう好きです。まあこのへんも好みでしょうね。
 コースは、前作と較べて格段に向上しています。3Dになったので、様々な趣向が凝らせるというか、例えば全く起伏のないスピードコースがあったり、ターンとジャンプが中心のテクニカルなモトクロスコースや、大ジャンプ台のあるビッグコースなど、3Dの良さを全面に出した作りになっています。

 私は例によって前作同様ハマってしまったんですが(笑)、その成果を書いておきます。デフォルトのコース、64.994秒にてクリアです。1周?いえいえ、もちろん3周ですよ(笑)。
 
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99/1/19掲載


麻雀B-ROOM ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
broom
Puzzle
Free?
5
4
4
5
4.5
 さて、久しぶりにすばらしいものを見つけたのでご紹介いたします。麻雀ゲームです。
 麻雀というジャンルはパソコンゲームでもかなりの昔から人気があったものであると思います。それこそ星の数ほどあることでしょう。だてに歴史が長いので、その分様々な機能を盛り込んだものもあるようです。
 ただし、その麻雀ゲームが面白いか否か、の最大のポイントは「リアルな対戦相手」が表現できているか、にかかっているのは間違いありません。いかにオプションで「ヤキトリ」「ヤキブタ」「チップ」「割れ目」「脱がし(笑)」などを盛り込んだところで、相手がショボかったり、逆に神憑かり的に強かったりしてしまうと、面白いとは言えないと思います。
 従って、最終的には「思考ルーチン」をいかに組むか、が出来不出来の分かれ目になってくるでしょう。

 ではこのゲームの内容を見ていきましょう。まず、対戦相手が固定で、しかも位置が変わりません。これはゲーム性を豊かにするという観点からはマイナスでしょう。しかし、それには訳があります。なんと、このゲームでは、対戦相手がアニメーションします。それも市販ソフトレベルの絵なので、これは仕方ないことです。素晴らしい出来です。
 ですから、グラフィック的にはかなり良い出来です。絵の雰囲気は好みによるとは思いますが、プレーの邪魔にならない程度に控えめな演出で、かつレベルが高い絵になっています。牌などのグッズも文句なしです。オンラインソフトにありがちなチープな感じがまったくしません。
 音楽は、BGMこそないのですが、プレーの合間に小粋な音楽がかかって雰囲気を盛り上げます。脱衣マージャンとは全く路線を異にした、ノーブルな大人(笑)がたんたんと遊ぶ感じのイメージで考えていただければいいと思います。
 システムとしては、あまり多くのオプションはありません。「東風戦、東南戦の選択」「割れ目の有無」、「トビションの点」「初期点数」「クイタンの有無」くらいでしょうか。ですので、鬼畜のように麻雀が好きな人には物足りないかもしれません。
 肝心の敵の強さなどは、、、評価が難しいのですが、オンラインソフトとしては良い方だと思います。オーラスなのに平気で4着確定のリーノミを上がったり、ペンチャンリーチでオヤリーを追っかけたりするのはいただけませんが、、、(笑)。ただ、メンツを絞った分、それぞれの個性は分かりやすく、イイカンジです。
 オンラインソフトは、やはり市販のものなどと較べるとどうしても弱い感じがしますが、このゲームはグラフィックなどによる雰囲気、シンプルさ、適度な敵の強さ、などで十分勝負できています。操作も分かりやすく、「暇なときにちょっと楽しむ」のには最高の出来ではないでしょうか。オンラインソフトの一つの方向性として、かなりイケてると思います。
 卓を囲むほどの暇は(残念ながら忙しくて)ないけど、でも麻雀は好き、という人にはうってつけのソフトですね。
 
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98/11/20掲載


芸人街道
爆進中?
ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
manzai
simulation
Free?
5
5
4
4
4.5
 2回連続のDirectorです。それにしても凄いゲームです。市販レベルに限り無く近いと言えるでしょう。
 なにが凄いのかと言うと、まずはそのアイデアです。漫才のツッコミ役を演じるソフトというふれこみなんですが、系統としてはパラッ○ラッパーあたりからキはじめた、もぐらたたき系タイミングが大事ゲームとでも形容するとわかりやすい(?)部類に入ると思います。しかし、このゲームは実際にアイカタが流暢に喋り、そのボケに応じてツッコミを入れるというところが随分新鮮だと感じました。
 さらにはそのクオリティ、作り込みです。キャラが流暢な関西弁を喋りまくる上、登場する芸人が喋るネタまでなかなかの内容ですし、全体的に見て非常に素晴らしいセンスがちりばめられています。これだけの内容を作り込むのは並み大抵ではありません。
 では、ゲームの内容を見ていきましょう。登場するメインキャラはマネキン兄弟という、無表情な(笑)2人組の漫才師です。ゲームは控え室からスタートし、その日の客層などを把握した上でネタを決定し、本番へと移っていきます。本番が始まると自動的にネタがスタートしますので、アイカタがボケたらころ合いを見計らってツッコミます。良いツッコミにはBestが表示され、親切にも状況が分かるようになっています。実際にツッコミをするには画面下のボタンを押すんですが、全部で5種類あり、状況に応じてツッコミ方を選びます。ネタがうまく流れに乗って最後までいくと、採点が待っています。あまりにヘタだと引退したりして芸が細かいです。また、ネタの途中で不用意にツッコむとボケ役に怒られたり、ひどいとその場でネタが終わってしまいます。
 だいたいこんなかんじなんですが、多分やってみた方が分かりやすいと思います。直感的にプレイできるゲームなので。
 クオリティ(しゃべり&グラフィック)に関しては冒頭で述べたので書くことはないのですが、この手のゲームの中では出色の出来です。ゲームバランスについても、ネタが2本しかないのがさみしいですが、例えばこれが10本とかあるとすればそのまま市販するべきだと思うくらいですので、オンラインソフトということを加味すればかなり高いレベルだと考えて良いでしょう(でも密かにネタが増えることを期待)。操作についてはこれで十分だと思います。キーボードのサポートがあっても良いかもしれませんが、使えたからといって特に良いわけでも無いので。ただ、ハマレるかどうかは微妙なところです。この手のゲームの宿命でもあるのですが、基本的に流れを一度完璧に覚えてしまうと楽に高得点を叩き出せる訳ですからこれについては構造的にどうしようもないかんじです。ですが、BeatMan○aなどがウケていることを考えると人によってはかなりハマる可能性も十分にありますね。ついでですが、とても残念なのはファイル容量がとてもでかいことです。でも、DLする価値は十二分にあると思います。
 Directorの凄さ、作者のテクによってはこのような素晴らしいゲームを作成できるということを改めて思い知らされたソフトでした。なにいうてんねん(笑)!>2週連続でソフトからのネタかい>自分  
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98/11/4掲載


HurryBruce ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
hurry
Action
Free
5
3
3
3
4
 今回は、「面白い」ゲームというよりは「魅せる」ゲームという点を強調したいソフトを取り上げたいと思います。このゲームはDirectorで作成されているのでキャラの移動処理、キーリアクションなどはC、Basicなどで組まれたゲームに較べると、さすがに一歩劣ります。しかし、表現力と言う点では、C、Basicではかなり面倒で難しいことが(作者のテクニックさえあれば)比較的容易にできると聞きました。私はLINGO使いではないので詳しいことは分からないのですが、HyperCardをグレードアップさせた感じだと認識しています。もし全然違っていたら誰か御指摘ください。

 つまり、Directorで作れるものはマルチメディアソフトという感じの扱いになると思います。当然、市販ゲームなどの中にもDirectorで作成されたものは数多いのですが、それはDirectorの表現力の高さを物語っているのではないでしょうか。

 さて、ゲームのレビューに移りますが、横スクロールの単純なアクションゲームで、主人公であるブルース巡査?を操って強盗を捕まえにいきます。使用するキーは3つだけ。左矢印キー(ウサギモード)を押して速く走らないと逃げる強盗には追いつけません。しかし、ブルース巡査はすぐにお腹が空いてしまうので道の途中に置いてあるハンバーガーを食べてパワーを補充する必要があります。ハンバーガーを取るには右矢印キー(カメモード)で走る必要があるんですが、このモードですと、いつまでたっても強盗には追いつけません。従って、この両方のモードをうまく利用して追いかける感じになるんです。 それから、途中に様々な障害物が落ちていますので上矢印キー(ジャンプ!)でこれを避けなくてはなりません。基本的にはこれだけですが、実際にプレイするとかなり忙しいですよ(笑)。Directorの割には、と書くととっても失礼かもしれませんが、ちゃんとしっかりしたゲームになっていて、これは賞賛に値すると思います。

 で、今回敢えてここで取り上げたのは、ゲーム内容というよりはむしろその「つくり込み」を見ていただきたいからなんです。オープニングなんかもそうですが、すごく上手に「見せ」るんです。Movieのコマ割りなんかもよく考えてると思うし、作者のグラフィックのタッチなんかも独特で完成度が非常に高いです。C、Basicで作成したゲームの良さとは別の意味で、Directorの良さがここまでよく出ているオンラインソフトは始めて見ました。アーハー、、、、イエァ(笑)。
 
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98/10/13掲載


Rain'Net ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
rainnet
PuzzleAction
Share$20
5
3
3
4
4
 すごいです。とにかくラリってつくってんじゃないかと思う程の作り込みです。系統的には以前紹介したMozPongのような3D系の画像なんですが、ダテじゃないです。このまま市販ソフトにしてもなかなかいいんじゃないかと思いました。ビビるのはこれくらいにして、このソフトのパズルとしてのレビューにいきましょう。ビビったのには他にも理由があるのですが、それはここでは言えません(笑)。、、、というのはウソで、mizoが作成中のゲームと基本的な発想(キャラ切替え、ひし形タイル、パズルアクション)がかなり似ていたからです。>後発だとパクリっぽいのでmizoはくやしさのあまり悶えていました(笑)。(追記10/20:その後、mizoが作成していたこのゲームはペンディングになっています。ああもったいない)

 登場キャラは二匹です。このグラフィックの作り込みもハンパじゃないんですが、この二匹をリターンキーで切替えて、交互に操ってマップに置いてあるイチゴ(ReadMeによるとイチゴらしい)を全部取るとマップクリアになります。カエルはマップに置いてあるイチゴが食べられます。で、もう一匹の一輪車に乗っている変なキャラはイチゴが食べられません。これじゃ訳わかんないですね(笑)。二匹とも何かの障害物にあたるまでは一方向にしか動けない設定なので、この一輪車野郎をうまく操作してカエルのための障害物にします。それで、キャラをカエルに切替えて中途半端なところにあるイチゴを取りにいくんですが、、、私の拙い文章力ではこの仕組みをうまく説明できないのが残念です。まあつまり、頭を使ってマップに置いてあるイチゴを取る順序を考えるって感じですかね。とはいっても、時間制限はありませんのでゆっくり考えればなんてことはないでしょう。

 マップについてはそれ程やりこんではいないので詳しく書けませんが、とりあえず3面あたりが最初の壁になるでしょうね、苦手な人なら。ちなみに多分ですがレジスト前は5面しかプレイできないんですが、3面以外はかなり簡単なのでレジスト後にどのくらい難しいマップになるのか楽しみですね。マップのランダム作成はゲームの性質上無理だと思うので手順さえ覚えればそれ以上はつまらないと思いますが。
 このゲームの特徴と手順を理解しないと絶対に解けない仕組みになっています。障害物タイルとして、ありがちな一方向にしかいけないものや、キャラの動きが反転してしまうもの、死んでしまうものなどがあります。ここらへんは基本かな。

 グラフィックは確かに素晴らしいんですが、キー操作についてはちょっと中途半端な気がします。リターンキーでキャラを切り替えるのはいいとしても、テンキーに対応していないのはちょっと不満ですし、ひし形タイルのマップ(Diabloなどの感じ)なのに矢印キーだけでは上下左右しかないからどうもしっくりこないんです。また、キー入力のレスポンスもあまり良くないです。パズルゲームとはいえ、アクション的な要素があるゲームなんですからここらへんはしっかりやってほしいものです。
 あとはBGMも付いていて、ほのぼの系でゲームにとてもマッチしています。多分QuickTimeMovieだと思います。起動後にボッという独特の音がしますから。どうやらプログラマとグラフィッカー、コンポーザーの3人体制で開発したみたいです、うらやましい。

 勿体無いのは、これだけのグラフィックなんですから、もっと自由度の高いパズルアクションにしたほうがグラフィックがより生きるとおもうんですが、、、。あなたはどう思われます?    
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98/10/3掲載・番外編2


Wiz ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
wiz
RPG
Free?
?
?
?
?
?
 月イチの恒例にしようかと思っている番外編シリーズ第2弾です(笑)。まずは落としてみてください。これを見て、「おー」と唸っちゃった人は、、、間違い無くオヤジですネ。私なんかは起動しただけでワクワクしてしまいました。このゲームってなぜかワクワクしちゃうんですよね、不思議だなあ。やっぱマッピング必須だし、呪文も即座に打ち込めないとね、それから、、、おっと、これ以上書くとつまんないので、あとはDLしてからのお楽しみです。もし落としてみて訳が分からなかった方、ごめんなさい。
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98/9/24掲載


BulletEx ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
bullet
shooting
Share¥500
4
5
5
4
4.5
 Macの日本のオンラインシューティングゲームで、その頂点に立っていると思われる有名なソフトを紹介しましょう。多分みなさんもう知っていると思うんですが、敢えて取り上げてみたいと思います。このBullet(バレット)シリーズは現在3種類入手できて、もちろんここでは最新版のExをレビューしますが、個人的にはPremiumもシンプルでかなり好きです。いずれも作者のHPから入手できると思います。

 さて、このシューティングは、敢えていうと、ひと昔前のシューティング好きにはたまらない逸品だというかんじでしょう。現在のアーケードにみられるような誘導弾によるハデさだけのものよりも、敵の出現パターンをしっかり覚えて、テクニカルに攻略するという古き良きシューティングですネ。そのため、かなり難しいです。私はいまだに3面までしかいけません(笑)。全部で9面+0面というものもあるそうです。(追記10/20:なんとか5面までいけるようになりました(笑))

 ゲームのスタイルとしては、戦闘機をあやつって敵を倒しまくり、パワーアップアイテムを取りながら敵の攻撃を巧みに避け、各面のボスを倒していくというオーソドックスなシステムです。パワーアップアイテムはファイア、拡散弾、貫通ビームの3種類と、サブウェポンとしてホーミングまたは魚雷があります。それぞれに個性があって、場面場面に応じて使い分けるのがコツです。

 敵の動きはある程度パターン化しているので、やり込めばやりこむほどうまくなっていくはずですが、さすがにシューティングが大好きな作者だけあって、さまざまな趣向が凝らしてあるので面をクリアするたびにどんどん物凄くなっていきます。面のセレクトができるので、試しに最後の方の面をやってみるとよーく分かると思いますネ。

 グラフィックはけっこう良いんですが、キャラはいいとして、多少地形タイルが力弱いかんじがします。またBGMはMOD(正確にはMAD)で作られていて、ゲームにとてもマッチしています。キー操作は設定を変更できるし、操作自体は簡単ですのですぐになれると思います。ゲームのバランス自体は完璧でしょう。多少うまい人向けの設定だとは思いますが初心者でも十分に遊べますし、多分かなりうまい人でも手ごたえ十分なのではないでしょうか。

 最後に、私は個人的にこのBulletと先に紹介したTCLがシューティングでの2大巨頭かな、と思っているんですがいかがでしょうか?
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98/9/12掲載


Mutant
Dungeon
ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
mutant
action
shooting
Share$10
4
4
3
4
4
 さて、和製ソフトが続いたので、たまには洋モノでも取り上げたいと思います。このゲームはアクションシューティングとでも言えばいいのか、要はmarathonタイプと言えば分かりやすいと思います。鉄砲を持って、3Dマップを動き回る、アレです。この手のゲームはどうしても容量が大きくなってしまいがちですが、このソフトは本体が2Mなので、割と軽いぶん敵キャラとかエフェクトとかは少ないですネ。

 ゲームの内容はオーソドックスで、洞窟内を歩き回って迫りくるモンスターをバンバン打ち殺しながらカギを集めて、次の面へ行く扉を探していく形を取っています。成長の要素が全くないので、当然サバイバルな展開になります。プレーヤー側のスペックとしてはライフと銃のエネルギーがあって、攻撃を受けるとライフは減っていき、銃を打つとエネルギーが減っていきます。当然こいつを補充するアイテムが洞窟の中に置いてあるのですが、下手にあまりゲージが減っていない時に取っちゃうと後で苦しい思いをするかもしれません。

 画面はちゃんと3Dになっていて遅いマシンでもそこそこ遊べる表示速度になっています。ただポリゴン処理みたいなものはあまりなくて、どちらかというと目の錯覚を利用した処理が多そうです。しかし、現在出回っているマシンのスペックを考えるとこの選択は正解だと思いますネ。あまりにポリゴンとかにこだわると、どうしても遅いマシンを犠牲にするし、オンラインで配付できない規模になってきますから。とはいっても見た目はかなり綺麗に見えるのでおおすげーと思う人もいると思います。

 これまた残念なのは、やっぱりBGMがないんです。あと、ちょっとキー操作が面倒で、あまり素晴らしいとは言えません。やっぱりジョイスティックかなにかじゃないと3Dは臨場感もでないし、難しいところです(私だったらマウスとスペースバーを使うでしょう)。逆に、敵キャラ画像などは数こそ少ないですがかなり良く出来ていてグロいし、倒すと血がトローっという感じで描かれて、夏の夜にお子さまがひとりっきりでプレイするとそれなりに恐いかもしれません。この手のタイプのゲームは日本のオンラインソフトには皆無といっていいので、DLする価値は十分にあると思います。なお、難易度はかなり低めです。
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98/9/2掲載


AWars.II ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
awars
Simulation
Free
3
5
4
5
4.5
 さて、そろそろ本格的なシュミレーションを取り上げたいと思います。このゲーム、かつての名作(今もかな?)大戦略シリーズと似たシステムをとっている兵器生産型の戦略系シュミレーションなんですが、色々と細工があって全体的な完成度は非常に高いです。また、ベクターでマップファイルの独自セクションを設けてある通り、人気もあるみたいですネ。そりゃこれだけのゲームが人気ないなんて、考えられないですから。

 どんなゲームかというと、まあ敢えて述べるまでもない気もしますが、基本的には自軍と敵軍に別れてドンパチやるわけです。それで、クリア条件(敵全滅とか敵の首都攻略とか)を満たすと次のシナリオマップへと進んでいく訳ですが、お金の概念があって、それによって味方兵器(ユニット)を生産できるんですネ。また、生産できる兵器もマップをクリアしていくたびにより凄いものが作れるようになったり、戦いを積んだ兵器にレベルアップの概念があってどんどん強くなっていき、次のマップへ持ち越せたりと、いたせりつくせりです。

 また、随所にこだわりというか作り込みというか、登場兵器はポリゴンで書かれているし、戦闘シーンは戦車とかがグリグリ動くし、中盤から登場する最新兵器の中には飛行系と地上系に変形できるものもあったりで、非常に多彩です。インターフェースもスタンダードな仕組みで、必要かつ十分な情報を提供してくれますし、敵の思考ルーチンもまあまあ賢くて(あまり賢すぎるとつまらないゲームになるんですネ)、ゲームバランスはほぼ完璧に近いといっていいでしょう。

 また、さらに凄いのはマップエディタが付いてくる点です。このマップエディタは秀逸で、地形タイルを配置するという基本的なところから、一つのシナリオとして複数マップを作成できる点(つまりゲームマスターの役割は完璧にできる)、そして極め付けは、ポリゴンキャラを自作できることです。いやー驚いた。これで本当にフリーでいいんでしょうか、と驚くくらいのサービス満点ぶり。これでネットワーク対戦が付けば恐れ入ったという感じで、ひれ伏してしまうところなんですが、さすがにこれはないですネ。

 とはいっても、探せばアラはないこともないです。そう、残念なことにBGMがないんです。あと、やっぱり頑張ってポリゴンキャラにした分、リアルさに欠けます。その分クオリティの評価を少し下げさせていただいたのですが、はっきりいってフルマークでもいいくらいの出来ですよ、これ。

 ま、スタンダードなシュミレーションが大好きな人はかなりハマると思います。作者以外が作ったマップもベクターに多数登録されているので、デフォルトのシナリオマップを解き終わったらそちらでも遊べますしね。そうそう、けっこうゲームバランスがめちゃくちゃなマップもあるのが痛いですが。あれじゃ作者が可哀相だ。
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98/8/14掲載(8/28分)


MozPong ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
mozpong
Puzzle
Free
5
4
4
3
4
 ブロック崩し系のゲームのなかではかなり光る1品だと思うこのゲーム。しかもこのクオリティでFreewareだなんて、ちょっと驚きですネ。はじめてこれをプレイした時はその完成度の高さとトータル的なゲーム作成レベルの高さに驚きました。パズルゲームってどうしても、面白くしようとすればよりスタンダードに近い形にするべきだし、逆にアイデアで勝負するならば今までになかった形を作り上げなくてはならないので結構頭を使いそうなもんですが、このゲームはそこらへんをうまくMixして総合的に良い出来になっています。

 ゲームシステムはとても分かりやすいのに、文章で書くと裏でかなり複雑なことをやっているのが分かります。まず、ブロック崩しというと普通はバーを操るのですが、このゲームではこの役割を果たすのがキャラなんです。また、崩すものも通常のブロックのかわりに卵を使用している点が特徴的なのですが、ボールが卵に当たると卵が割れて中からヒヨコが落ちてきます。そいつを集めていくと得点が上がっていくのですが、同時に一定数卵を割るとルーレットが回ってうまく行くとアイテムをゲットできます。このルーレットシステムがなかなか面白くて、お金が降ってきたり、自キャラがでかくなったり(このメリットは後で述べます)、弾が炸裂弾になったりと他にもいろいろあるのですが、ゲームに華を添えています。

 さらに、一定の時間が経過すると変な怪獣が現れて自キャラを羽交い締めにして妨害してきます。こいつが曲者で、ここ!という場面でこいつにつかまると当然ボールは地面に落ちてしまうので悔しいことこの上ないです(笑)。こいつをやつけるには、自キャラがでかいときに体当たりをするか、ボールをぶつけてピヨピヨしている時に体当たりをするんですネ。というふうに、一見文章で読むと難しそうと思ってしまいますが、実際にプレイしてみると操作はマウスのみだし、ゲームシステムも非常に明快で、ゲームが苦手な方でもすぐに楽しめると思います。

 また、グラフィックが(どうやらCGの専門家がつくっているらしいです)CGっぽくって良くできています。といってもかわいい系ですから、けっこう愛着が湧くと思います。ゲーム作成技術としては、そのバランス感覚の良さが光るんですが、ゲームバランスとしては、途中からちょっと面が難しいのがつらいです。あと、数少ない気になる点としては、BGMがエンドレスでしかも1つしかない点が少しうーむといった感じがしますが、まあ、あら探しをすれば、という程度の話しであって、全体的に見れば素晴らしい!のひとことに尽きますネ。ほんと、良くできてるわ、これ。是非遊んでみて下さい。お子さまなんかにも向いていると思いますよ。
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98/8/14掲載(8/21分)・番外編1


Space
Hunter
Joe
ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
joe
Misc
Free
?
?
?
?
?
 いやー、このコーナーを立ち上げたときに必ずやろうと思っていたんですが(笑)、今日は番外編をお送りします。これ、なんか凄そうでしょ?そう、私もベクターでこいつを見つけた時は面白そうだな、どんなゲームなんだろ?とわくわくしながらDLしました。さて、結果は、、、。それはDLしてのお楽しみでしょう。じゃ、書くことも特にないんで(笑)、ここらへんで番外編1を終わります。
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98/8/14掲載(8/21分)


Adieu ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
adieu
RPG
share¥2000
4
5
5
4
4.5
 Macで遊べる数少ないファンタジックなRPG。しかも完成度がかなり高いです。ちょうど時期的に我々がRevenge...をリリースした頃、体験版が出ていたので、DLしてプレイしてみたときは、シナリオの凝り方、しっかりしている点、魅せる芝居をサポートしていること、などに驚きを覚えました。非常に刺激された1本です(笑)。

 せっかくだからRevenge...と比較してみていきましょう。この2本は同じRPGとはいえかなり対照的でして、外見的に違うのは、Revenge...が暗い色調のダークな雰囲気なのに対してADIEUはファンタジー的でパステル系の色使い(こちらのほうが遥かに主流です)な点でしょうか。また、Revenge...が比較的ストーリーというか芝居の魅せ方が雑でどちらかというと戦闘、経験値重視なのに対して、ADIEUは徹底的なシナリオ重視でストーリーをかなり練り上げています。まあ敢えて大きく言えば、ドラクエとFFの違いのような感じで(かなり飛躍していますが(笑))、ここいらは好みの別れるところではないでしょうか。

 さて、手前味噌な比較は止めにして(笑)、しっかりとレビューしたいと思います。ゲームは主人公であるアレフを中心に、謎めいたストーリーを解明していくスタイルを取っています。実際の内容はここで説明してもつまらないので、御自分でプレイしてみて下さい。ゲームシステムとしては、仲間が増える、敵も複数、アイテム、魔法があって、会話中心のストーリー展開、とひと昔前の標準的なRPGスタイルですネ。BGMはMovie形式で、QuickTime音源を利用して鳴らしています。結構綺麗な音で、なかなかいい雰囲気です。

 あと、技術的にはあちこちに小技が光りますネ。建物に入る時のエフェクトとか、わかりやすいユーザーインターフェース会話のスピード調節をきちんとやっているところ、またTextManagerを使用しないで専用の処理(なんだと勝手に推測)を掛けている点、そしてなによりもキャラ芝居が本当に充実しています(寝る時に目をぱちぱちするとかも含めて)。映画のワンシーンのような感覚で見れるかんじです。これならストーリーに感情移入というか、ゲームに入り込めるなーという気がします。くどいようですが我々のRevenge...はここらへんを思いっきり軽視してしまったので、クリア後に多くのユーザーさんからキャラに感情移入できなかったとかストーリーがつまらないとか、さんざん言われてしまいました。その点、ADIEUはよく考えてあると思います。

 もちろん戦闘シーンも良いできです。敵キャラのグラフィック(なぜかファンタジー系ではないのですが)もかっこいいですネ。背景ブラックアウトな旧ドラクエタイプの構成ですが、魔法などのエフェクトも充実しています。自キャラなどのグラフィックも、ファンタジー系2等身RPGキャラが好きな人にはたまらないと思います。敢えていうならば、画面が少し小さいのが気になりましたが、街にいるキャラが動いていることを考えるとこれは仕方ないなというかんじですネ。

 ま、そういう訳で、このソフトは今後Macの日本のゲームにおいて必ず取りあげられる1品になることは間違い無いと思われます。DLして損はないですよ。  
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98/8/14掲載


TLC ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
TLC
shooting
share¥2000
5
3
5
4
4.5
 ここまでやるか?と思った、グラフィックがプロレベルの縦スクロールシューティング。いやー、恐ろしいとはこういうことをいうのだろうか、という位作り込んでいるというのが始めてプレイしたときの印象でした。まあDLしてみてください。多分、知らない人は驚くこと請け合いです。

 具体的に書きましょう。このゲームはシェアウェアで、登録するまでは1つの面でしかプレイできません。登録すると8面すべてを遊べるようになるようです。典型的なアイテムゲット型の縦スクロールシューティングなんですが、シールド(ゲーム内での表記はPower)的な概念があって、防御アイテムを取ることによってちょっとしたバリアができます。というかこれを取らないことにはゲームにならないくらい敵が強くて固い、大変なゲームなんですがネ(笑)。自機の攻撃力を上げるアイテムは全部で4種類(赤、青、緑、黄)あって、それぞれが異なる攻撃パターンを持っています。ただ、取りまくればいいのではなくて、常時4つまでしかアイテムを持てないので、状況に応じて武器カプセルを取って回していって、攻撃パターンを変えていくのがベストでしょう(例えば自機の後につく敵が出てくるところでは後方攻撃ができるアイテムを取るとか)。

 それから、これは言っておかなければなりませんが、このゲームは難しいです。とてもシューティングが苦手でしょうがない人には勧められません。かなりマニアックです。その分迫力は物凄いんですが、残念ながらBGMは付いていませんネ。これだけ敵が出てきてあれだけスムーズならばやむを得ないと思います。さらにですが、このゲームは地上の障害物がめちゃくちゃ多いです。あと敵もかなり固い。ここらへん、ちょっとゲームバランスが悪い気もしますが、登録前にプレイできる面のボスまで私程度の腕(私はシューティングが苦手)でもいけてなんとか倒せるので、総合的に見れば慣れさえすれば、そんなに難しく無いのかもしれません。

 特筆すべきはスクロールの滑らかさと(BGMがないのにこの)ド迫力グラフィックの統一感、美しさ、そしてなによりこだわりでしょう。あと全体的に非常に硬派で、個人的にはかなり好きです。ボスキャラの演出なんかも激しく作り込んでいるし。あ、ひとつ忘れていました。早いマシンを使っている方は、必ずLowSpeedでプレイすることをお勧めします。ただでさえやたらと敵と敵の弾が飛び交うのに(残念なことに視認性はあまりよくないです)、スピードが早いとなにがなんだか分からないうちに死ぬこと請け合いです。

 いずれにせよ、DLする価値は十二分にあると思います。ひと昔前のアーケードゲームレベルくらいは確実にありますから、きっと驚きますよ。
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98/8/5掲載


ENDURE ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
endure
simulation?
Free
4
4
4
4
4
 はじめてこのゲームをプレイした時、思いっきり「惜しい!」と思いました。物凄く良いアイデアだなと感心したんだけれど、ちょっとの工夫でもっと良いゲームになりそうだったからなんです。こういうことを書くと偉そうで失礼ですが、作者さんの許可をいただきましたんで(笑)書きまくります。ちなみに日本のソフトです。

 さて、どんなゲームかについて書いていきます。このゲームはアクションともシュミレーションとも言い難い、微妙な線のゲームなんですが、感じとしてはあの「myth」に似ています。3Dではないんですけどネ。とにかく、キャラを誘導して相手にぶつける訳です。そうそう、まずなによりも驚いたのは、その音楽です。正確には音楽というよりは音の重ね合わせなんですが、効果音(System7 Sounds)を一定のタイミングで鳴らすことにより、リズムを刻むんです。これが凄く良い感じなんですネ。言葉では説明しづらいので実際に落としてプレイしてみて下さい。これがお気に入りなので、クオリティ、総合評価は少し高めにしました。

 ゲームというと、BGMがあるほうが断然良く感じるものなんですが、画像処理が重くなることもあってけっこう苦労する点なんです。その点このゲームはリズムという観点から攻めていて、処理も軽そうだし、結構新しい視点なのかも、とか思って感心しました。操作も簡単でドラッグ中心です。

 あまりゲームの本質とは関係ないことになってしまったので、そろそろこのゲームのシステムというか遊び方について。4タイプの兵士を生産して、そいつらをうまく誘導してせまってくる敵を倒しつづけてお城を守る、という比較的単純なゲームなんですが、スコアが上がっていくに連れ敵の数が増えていって、と同時に生産できる味方兵士の数も増えるところにハマリのつぼがあります。で、放っておくと敵にお城を攻められますので(お城にはHPがあってそれがなくなるとゲームオーバー)どんどん味方を生産しなくてはなりません。当然敵は次々と現れてどんどん味方兵を殺していくので、上手に味方を増やしていきます。、、、というかんじで、エンドレスにプレイしていくことになります(笑)。これ、きりがないといえばきりがないんですが、時が経つに連れてちょっと気を緩めるとあっというまにピンチになるので、画面をじーっと見つめ続けることになります。

 一通りプレイしてみてから気がついたんですが、これ、いろいろと改良すればとても凄いゲームになるんじゃないか、と思いました。エンドレスじゃなくして面クリ方式にするとか、守るだけじゃなくて攻めるステージもつくるとか、クリアしていくに連れ生産できるキャラ自体が増えるとか、味方キャラを場所を決めて配置できるようにするとか、きりが無いんですが、かなり凄いゲームになりそうです。

 もちろん現状でも十分楽しいんですよ。これ、苦労しただろうな、という感じがしますし、アイデア的には非常に斬新で驚きました。>偉そうですね。ちなみにこの作者さんは「剣と魔法」というゲームの作者さんで、のちのちこの「剣と魔法」も取り上げたいと思っております。 (98.10.13追記:面クリア型のENDURE2を開発中とのこと。期待大。)
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98/8/1掲載


Dirt Bike ジャンル Free?Share クオリティ バランス 操作性 ハマリ 総合評価
dirtbike
action
share$15
3
4
5
5
4
 横スクロールタイプのバイクアクションゲームです。イメージ的には昔ファミコンであったバイクゲームに似ています。このゲーム自体は洋モノですが、操作はいたって簡単で、マウスを上下に移動させてアクセルを調節するだけですので御安心を。クリックさえも必要無いんですからネ。ですからゲームが苦手な方でも操作はできますが、コースは起伏に富んでいるのでなかなか難しいです。

 シェアウェアですが、二つのコースをプレイできます。いずれのコースも起伏に富んでいて、スピード全開だとすぐに転けてしまうところがこのゲームの面白いところであって、微妙にスピードを調節しながら、転ばないようにダートバイクを操るんです。

 もうひとつ特徴的なのは、敵というか、同伴競技者とでもいうか(笑)、はいないのですが、自分が以前記録をたたき出した時のキャラがゴースト的に一緒にレースを走ります。それでラップタイムを競うんですネ。マリオカー○のタイムアタックのときのゴーストみたいなもんですが、記録の上位4台までが一緒に走ります。要するにライバルは以前の自分というかんじです。そう、これが以外に燃えるんです(笑)。なんせ自分が以前たたき出したものだから、その記録を抜きたくなって何度もやっちゃいます。ちなみにslyは6時間ぶっつづけで遊んでしまいました(笑)。

 オンラインゲームと一言でいっても実に様々なゲームがある訳ですが、このDirtBikeは、基本的にはアイデア勝負の部類に入るゲームです。ほとんどワンキーゲームの感覚で遊べるのにレースゲーム、なかなか良い味を出していると思います。本格的なレースゲームは操作が複雑だったり、画面更新が遅かったりで、遅いマシンでプレイしているとイライラすることが多いのですが、これだけあっさりと機能を切ってしまって、レース本来の面白さと、マシンをコントロールする楽しさを上手に盛り込んだゲームはあまりないと思います。暇つぶしには最適かもしれませんね。なお、レビューしたのは4.3<Mac版>で、実は手動マニュアルにできたり、登録するとオリジナルバイクセッティングコース設計もできるみたいです。なんとネットワーク対戦も(笑)!

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