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Excel の関数で連番をつける


 Excel のワークシートに連番を振る場合にはオートフィルを使うのが普通でしょう。手軽な操作で連番を入力できて、とても便利です(『オートフィル』のページを参照)。
 しかし、これは単に連続したデータを入力するだけですので、データをソートして並び替えると番号も連続しなくなります。IDナンバーのような役割を持たせているときはこれでいいのですが、どのようにデータを並び替えても上から順番に番号を表示したいときには困ってしまいます。

 そのようなときは、関数を使って連番をつけます。
 1行目がタイトル行で、A 列に連番を振る場合には、セル A2 に

 =MAX($A$1:A1)+1 

と入力します。そして、これを縦方向に必要なところまでコピー&ペーストします。
 この関数は、A 列の1行目(つまりタイトル行)から、あるセルのすぐ上のセルまでの最大値を求めて、それに 1 を足すことによって連番を振るという結果をもたらします。タイトル行には文字列が入っていますので、セル A2 の値は 1 となり、以下 1 づつ大きな整数が返されます。

 この方式で連番を振った表は、以下のような使い方ができます。

  • RANK 関数による順位や単なる数値と違って、どのようにデータをソートしても上から順番に番号が振られる。
  • 特定の列の値にも続いた順位が知りたい場合に、RANK 関数の欄を作らなくても、その列をソートするだけで順位が得られる。
    (ただし、同じ値でも異なった数字になる)
  • 降順にソートした場合には、下から数えた順位がわかる。
  • データの件数が一目でわかる。

 必要に応じて、オートフィルで数値を入力する方法や RANK 関数を使う方法と使い分けてください。



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