三日月の見え方

 三日月といえば新月の約3日後の夕方に、西の空に見えます。
 その三日月。光っているのはどちら側ですか?右側。ほとんどの人達はそのようにこたえるでしょうが、実はそうとは限らないのです。私たちが考えていっているのは実は北半球から見てだけのこと。南半球から見れば左側が光って見えるのです。なぜかって?
 図を見ればよくわかるでしょう。三日月の光っている側は太陽のある方で同じなのですが、南半球から見ると北の方にある月の左側が光っているように見えるのです。北半球から見れば南の方にある右側が光っているように見えるわけです。では赤道付近から見るとどうなるでしょう。月はほとんど真上にあるので見る方実よれば右でも左でも上でも下でも光っているようにも見えるわけです。もっと言ってしまえば北半球でも逆立ちしてみれば左側が光って見えますからね。

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