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Version 2.3

 2.21RC2 の次は 2.21 Product Release になるはずが、バグ取りをしていたら、気に入らないところが山のように出てきて、結局、2.3 になってしまいました。HP のタイトルが WinSync 200X になっていますが、次のリリースあたりは、WinSync 2005 とか WinSync XP とかにしようかな、なんて考えています。

今回は…

 オプション設定をレジストリに移動したのが今回、最大の変更でしょうか。最初の頃のバージョンはレジストリに保存していたのですが、「レジストリを汚すのが嫌だ」というユーザーさんの声があって、ファイルに保存するようにしたのです。

 でも、使っていると、なかなか使い勝手が良くない(--。まず、設定の追加や削除をすると、その他のオプション設定に影響が出たり、あちらこちらに dat ファイルを作って、フィルタ設定を何度も作り直してみたりと、面倒を感じていました。そんな訳で基本に帰っての変更となりました。

 その他には未使用コードの除去や、次バージョンのためのコード見直しなどもしました。やはり最終リリースから3年近くも経つと、作り手のスキルも上がっているので、非効率的に感じる部分や、設計的に気に入らない部分も出てくるんですよ。

 とはいうものの、3年のブランクは大きく、設計書などは一切作っていないので、構造を思い出すのに、結構時間がかかった部分もありました。設計書なんかなくても、構造的論理性がはっきりしていて、ネーミングが考えられていれば、設計書なんていらないって思うんですけどね。

今後の予定など…

 Windows アプリケーションの作成基準に、「キーボードだけで操作できること」というのと、「アイコンなどの色だけで、異なる表現をしてはいけない」というのがあります。例えば右クリックのショートカットキーは SHIFT + F10 なんですが、巷のフリーソフトなんかを見ると、ほとんどのアプリケーションが、このショートカットを実装していません。まぁどうでも良いことなんですが、「色だけで異なる表現をしてはいけない」というのは、視覚障害者向けの配慮なので、これは実現しなくてはならないなぁ、と思っているのです。

 ところが困った事がひとつ…私にはデザインセンスが皆無だったりするのです(--。 みなさんもご存知のとおり、WinSync2000 の同期状態アイコンは、+/-/v を赤と緑で表現していますが、当然のようにこれらのアイコンは「どっかからのパクリ」です(あくまでも合法的にですよ)。

 そんな状態なので、赤と緑ではなく、違う形のアイコンで表現したいんですが、どうにもならない状態です。どなたか、「このアプリのこのアイコンはどう?」とか、「んじゃオイラが作ったる」とか、そんな奇特な方の奇特な情報をお待ちしています。

絵心がないと、アプリケーションの見た目はなかなか進化しないんですよね〜(^^;

 もうひとつの大きな課題は、「同期ファイルの数が多いと遅い」ってのがあります。常に可能な限り最新の同期状態を表示しようと今現在の構造になっているんですが、最近では、ノートPCのディスクサイズも大きくなり、ネットワーク帯域も100Mbpsが当たり前になりと、3年前とは比べ物にならないくらい、扱うファイルのサイズも数も増えたんでしょう。今までに数件ですが、「なんとかなりませんかメール」を受け取りました。

 つ〜ことで、なんとかしないといけません。なんとかします。なんとかしなきゃ…(--