運用の安定のために「ラスベガス方式」

 端末から手順通り作業していたとき気がついた。
「ひょっとしてこれ、特定ディレクトリがカラであることを前提としてないか?」
 嫌な予感がしたので、プログラムのソースを追うとディレクトリ内のファイルを片っ端から読み込む仕様になっていた。つまり1回めは正しく動くが2回めはわからんということ。

 というわけで「ラスベガス方式」というのを考えた。常に一回目の状態を保証するために、一度ごとに使用する機器を入れ替えて、つまり新品を使うことにすればよいのだ。
 丁度ラスベガスで(イカサマを防ぐため)1ゲームごとに新品のトランプを開封するようなものだ。
 極端に思えるかもしれないが、一つこんなプログラムがあるとほかがどうか信用できたものじゃない。(私はプログラムを作る時、単純再実行できるのを当然として手をかけるので、こういうのを見ると信用がゼロになる。)

 これ、何年か前に提案したのだが無視された。ただしさすがにコンピュータ入れ替えるはコストの問題が大きい(ように見える)から、
「仮想環境、つまりバーチャルマシンのゲストOSを都度キッティングする、設定によってはホストOSに仮想マシンのファイルをコピーすればいいのだから思うほど時間はかからない」 というくらいまでは「現実的に容認できるよう」詰めた。

 結構大事と思うけどな。RPAってちょっと設定変わったら動かない場合多いでしょ。
 だからいつも「まっさらの環境で」動けるようにしたい。だとすれば「ラスベガス方式」が確実だ。

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