ミサイルと呼ぶにはお粗末すぎたロケットへの対応案

 朝鮮民主主義人民共和国がミサイルを発射したらしい。
 打っちゃった以上は「人工衛星」ということにしよう。
 すると「軌道に乗ってないから失敗」と言える。
 ミサイルだったら飛びさえすれば「成功」と言い張れるのだ。

 ご都合主義と言われるかもしれないし、ヘタレと言われるかもしれない。だが、真正面から怒るのは合衆国に任せよう。平和愛好家の僕としては、衛星の発射を失敗した。つまりロケットの発射は危険だ。これからは発射を控えて欲しい。と相手の文脈の中で言いたいわけだ。
 どうしても、打ち上げたいというならば
「今まで擁護発言を繰り返したのだから中国が技術供与して、中国の責任で発射してくれ」
と迫る、です。
 技術供与(干渉)の口実ができて中国は喜ぶかもしれないが、そこから先は韓国に任せれば大丈夫だろう。なにしろ国連事務総長の出身国である。しっかり「安保理決議違反である」と声高に主張してくれるだろう。それにしても今回、国連は無力だったねえ。北朝鮮のロケット技術に対して最も利害関係が大きいのは南朝鮮のはずなんだが。
 今まで自慢の政治力を控えてきた南朝鮮が、なんで中国技術供与の北朝鮮ミサイル発射を止めるべく行動すると当方が考えるか?当然疑問視されると思うが理由はある。北朝鮮が発射する「衛星」はハリボテって噂もあるしそれ自体害はなさそうだが、中国が発射すると「自国内では発射が憚られる衛星を」北朝鮮から打ち上げることが懸念されるからである。
 例えば、原子炉を積んだ衛星とか。。。

 こんなふうに、手を汚す仕事は周辺国に任せてしまおう。その間、日本のやるべきことは別にあると思うからだ。
 衛星打ち上げに失敗して、ロケットが韓国領に落ちちゃった場合(今回は排他的経済水域に落下)など、きな臭い事態が発生する可能性がある。すると南北朝鮮から日本海に漕ぎ出したボートピープルがわんさか押しかけてくる可能性大である。彼らにどう対処するかの方法を作っておかねばならない。つまりは難民対策=難民保護法などの法整備と執行インフラを立ち上げられる体制を作っておく必要があるのだ。
 それがない場合、懸念しているのは日本在住の朝鮮人が彼らを支援して、いつのまにか定住させ、生活保護を申請させて自治体の財政が破綻することである。また、自立して生計を立てるとしてもあまり誉められた職には就けないだろうから、非合法すれすれのことをやって、結果日本の治安が悪化する可能性が十分すぎるほどある。
 やはり「難民キャンプ」といえば聞こえは悪いが、難民の保護施設は作らねばなるまい。ここまでは「念のため必要な措置かな」と思ってくれると思う。
 ここから嫌な話になるが、では、どこに作るか。政府は戻ってもいいよ、と言っているが住民が戻らない「あの」地域が候補になる。多少嫌味が入っている。「日本に逃げても、シーベルトを気にしないといけない地域に押し込められるよ」という情報が伝われば、日本海に漕ぎ出してくる人も減るかもしれない。そういう効果も考えられるのだ。

 ん?気がついた?難民認定制度を整備すると、今まではなんとなく在留が認められてきた人たちも「難民としての在留資格」に切り替わることもあるわけだ。従来の密航者(20〜40万人?)が難民と認定されるのは当然としても、難民の定義によってはいろいろ想定外のことが発生する。つまりすでに日本に住み、溶け込んでいるようであっても非合法すれすれの仕事をやっている外国人が、ある日「難民」と認定され、隔離される可能性があるのだ。例えばライターの石という換金可能なチップを利用した私営カジノが違法と認定されれば、かの業態で生計を立てている外国人のうちどれだけかは「難民」になってしまう可能性がある。ただし、これは大多数の日本人にとってはそんなに悪いことではない。少なくとも夏の車の中で死ぬ子どもは減るよ。
 ソフトバンクの孫さんみたいに、難民出身でもキッチリした仕事を作っている人を難民認定するのは無理があるけど・・・ってこの人は正式な在留資格を多分持ってますか。

 愛想を尽かしたくなる政治だが、実際に出て行く気にはならない国であることを感謝。

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