政権批判は放送事故扱いに

 国会で
「テレビは現政権に委縮しているのではないか」
なんて質問が出ているよね。
 安倍総理は
「夕刊紙は委縮していない」
と答えているから、テレビが委縮しているのは本人も認めているわけなのだろうね。

 これについては、以前説明した通り。地デジ化の際にテレビ局の言い分を大幅に認めたふりをして、いつでも事実上の放送停止にできる状態に追い込まれたのであって、テレビ局は自ら首を絞めたのであり、刺し違えてでも安倍政権をつぶすのが最後の国民に対する責任だろう。
 たとえば古館伊知郎がテレビ局の屋上から飛び降りる、なんてパフォーマンスをすれば、いくらB-CAS(の黒幕)と安倍首相でも無視することはできまい。
 辞表を預けたNHKのお偉いさんはいつでも辞める覚悟はできているのだろうから、ジャーナリズムの世界に身を置いた以上、多少は言論の自由を守るためのパフォーマンスをしてくれてもいいのではなかろうか。
(実際のところ、これくらいしか止めようがないのだ。)

 少しは期待していたら、今度もテレビ局寄りの申し出に縋り付くらしい。4K放送については録画すらできないようにしよう、という動きがあるそうな。
 リアルタイムで見れないなら、金を払ってネットで見ろ、だそうだが、だとしたら「インターネット使用料」をそろそろテレビ局にも払ってもらわないとね。普通に録画できていたものを有料にするなら、ネットの利用について正当な対価を還元するのがサーバーのお守りをしている人への礼儀だろう。しかしもっと重要な問題がある。

 何かというと「番組内容を後から改竄しても証拠が残らないこと」という危険なのだ。市中に「録画」が残ってないのだからあとからどうとでもできる。従軍慰安婦は強制連行されたという誤報(というか記者の「こうだったら面白いな」)と文字ではっきり書かれたことすら謝罪と補償に走らないのがマスコミだ。まずいことを言ったらせっせと証拠隠滅に走るだろう。
 まあ現政権への批判コメントがあれば差し替えてのネット配信が強要されるでしょうな。放送事故でパンツがチラリを修正することには誰も異議を申し立てないからって程度のノリでね。
(さきほどの「飛び降りる」が暴論に聞こえるかもしれないが、同系列の新聞でこういう誤報をやって日韓両国に大変な迷惑をかけているわけだからある程度のことをやってくれてしかるべき、というのがある。それに「飛び降り」ても「死ぬ」とは限らないよ。古館さんだから言っているのだ。もともとプロレス中継やって自らも鍛えていたことから考えてピンピンしている可能性は十分にある。)

 私が地デジが言論制限を呼ぶと予測してから5年。ようやく民主党の皆さんにもそれが見えるようになってきた。(え、お前が教えたんだろうって?・・・心当たりが、ないこともなくってよ。)今の懸念が現実になるまで、何年だろう。

<不思議なんだが、みなさんホントに気が付いてないの???>

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