北朝鮮の侵略開始で法整備待ったなし

 北朝鮮軍籍の船が北海道の離島に接岸乗組員が上陸し灯台を含めた日本の建物を破壊/略奪した。
 これはまごうことなき「侵略」である。このように北朝鮮が北海道侵略を開始しているにも関わらず安倍首相は憲法改正がどうのとのんきなもんである。憲法の解釈変更を閣議決定、「特定秘密保護法」の強行採決、「共謀罪」の委員会採決省略、モリカケ問題はツイッターで説明責任を果たしたと言い張る、と強引な手法を連発してきた人とは思えない。
 現行法では自衛隊が敵軍を殺したり傷つけたりすると「殺人罪・傷害罪」が、船を破壊すると「器物破損罪」が成立するので、実は何もできないというのが問題なわけだ。
 つまり北朝鮮軍が北海道で侵略行為を働いても、何もできないわけだ。北朝鮮軍が上陸して侵略を開始しても、先方が正当防衛を誘発する行為をしてくれない限り黙って見ているしかない。これで国が守れるのか!

 とりあえず先方は人を殺していないわけだから、せいぜい「逮捕」くらいしか手段がない。なので、侵略者に対し有効な対抗策を選択できるように法整備しておく必要がある。
 憲法九条の解釈を閣議決定で変えたとしても、侵略者の武器を破壊できず、殺すどころか痛い思いをしてもらって反省を促すことすらできない。これでは交戦権どころか自衛権が封じられたも同じである。憲法改正とかいう前に、自衛権(これについては国民の合意がとれている)をきちんと執行できるよう、法整備をしておくのが首相のやることではないだろうか。(首相見る限り法律音痴ですが。。。軍服着て戦車に乗った時点で「文民統制」の原則を犯しているわけだが気が付かずにやってしまう。)

 確かに軍籍の船に乗っているから軍人である、という論理には飛躍がある。日本の南極観測船も自衛隊所属ではあるが乗組員が自衛隊員というわけではない。しかし彼らは別の国に行って破壊行為や略奪をしてはいない。一方、北朝鮮の乗組員はそれをやっている。でも確かに軍人というのには抵抗があるな。理由は簡単。識別証を付けてないからだ。ぶっちゃけ軍服を着ていないからだ。
 でも識別証を付けずに軍艦に乗ってきて他国で破壊行為を行う人、これって「ゲリラ」と言わないか?すると状況はさらに悪い。軍人であればジュネーブ条約の保護対象になるが(もちろん戦闘中は殺していいのだが、白旗を上げてくれば捕虜として保護する義務がある〜ただし先方が宣戦布告をしてくれている場合だったと思うが)、ゲリラは白旗を掲げる権利すらないのだ。
 というわけで、見つければ即排除、でいいのである。ただし正規の軍人が乗っていて降伏の意思を示す可能性もある。どうやって判別しよう。せっかくの木造船だ。すみやかに自然に帰っていただこう。油をかけてあげれば、そこにタバコを吸っている人なんかがいた場合特に、例えばバクテリアに分解されるのが早まるはずだ。朝鮮の人が日本の文化財に油をかけて「清めている」と主張しているわけだから、あちらの習慣では油を掛けられて喜ばないわけがない。ゲリラは発見された時点で、もはやこれまでと入水自殺を企てるであろう。もし海に飛び込んでから自殺への意思を撤回する人がいたとしても、軍服を着て正しく白旗を上げた人だけを救助すればどこからも咎められることはない。

 朝鮮戦争有事になれば、この手のゲリラが大勢で日本に押し寄せる可能性が高い。ゲリラには自ら責任をとってもらい(あくまで個人の意見だが、水中戦闘装備を持っていない限り、自決したり泳いで帰国することを妨げる気はない)、軍人はそれなりに保護するというスキームをそれまでに作っておくのが、最低限の準備というものであろう。
 彼らの中には難民が含まれているという意見があるかもしれないが、難民であれば正式に入国してきちんと申請するのがルールだ。少なくとも今、粗末な船に乗ってやってきているのは侵略の意思を持ったゲリラなのだから、来るかどうかわからない、そもそも密入国というルール違反をしている難民ではなく、ゲリラを前提に対処方針をまとめるのが優先事項であろう。シリア難民を見ればわかるように、今や難民といえどボートピープルの時代ではない。スマートフォンを持って受け入れ先や入国経路を探すのが当たり前の時代なのだ。

 つい「かわいそうだから」と助けてあげたくなる、その気持ちは否定しない。かといって助けた人の将来に、あなた責任を持てますか?「人道的見地から政府の責任で」なんて逃げないでほしいな。ならば自分たちの責任が発生する前に、ゲリラ本人の責任で立ち去ってもらうことが、それこそ責任ある態度ではなかろうか。

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