ツイッターの練習

 今や合衆国元首の公式声明にも使われ、日本では籠池氏の国会証人喚問よりも(一民間人)安倍昭恵のtwitter発言が重視されるようになった。私も遅ればせながら参加することにした。
 しかし140文字(280バイト)という制限はキツイ。今まで以上に文を作るのに気を使わないといけないではないか。
 どんなふうに気を使うかというと。。。ふるさと納税で申し込んだ直後、返礼品がモデルチェンジしたことを知ったので、それをネタに書いたのだが、、、その推敲をできるだけ詳しくトレースするとこうなったという例を。


・ふるさと納税にはiPadを
→タテマエとして、iPadはおまけなのでこう書いてはいけない。

・ふるさと納税にはみやき町町めぐりアプリをiPad目当て
→納税でアプリがメインではないからふるさと納税=iPadとなる言い方はよろしくない。

・ふるさと納税返礼品にはみやき町めぐりアプリをiPad目当てで
→これでは返礼品が主になってしまい、ふるさと納税を行ったという、そもそもの動詞が続かない。

・ふるさと納税としては返礼品目当てでみやき町めぐりアプリをおまけのiPad目当てで
→「目当てで」が重なるので省く

・返礼品のおまけであるiPad目当てでふるさと納税先にはみやき町を選んだ。
→やっとおちついた。しかしおまけだけを取り上げるのも何なので

・返礼品のおまけであるiPad目当てで、ふるさと納税先には町めぐりアプリをくれるみやき町を選んだ。
→ちょっと長くなるので、さっきの文でもいいかな。とりあえず2つの文に分けて

・おまけであるiPad目当てでふるさと納税先にはみやき町を選んだ。返礼品は町めぐりアプリ、なのだがそれだけでは動かせないので、実行環境であるiPadを付けてくれるのだ。
→iPadが重なるし「実行環境」というコンピュータに詳しくない人にはなじみのない単語が出てくる。(twitter使っているんだから詳しくないことはあり得ないのだが。

・ふるさと納税先にはみやき町を選んだ。返礼品は町めぐりアプリ、加えてアプリを動かすためのおまけでiPadをつけてくれるからだ。
→「目当て」という言葉がなくなっているが、「つけてくれるからだ」で意味は満たすし、「ふるさと納税は返礼品目当て」というのは周知されているからさらっと流したので十分と思った。とりあえずこの文章でいいんだけど、どうしても「アプリ」の重なりが気になる。重ねざるを得なかったのは、「それ」という代名詞では軽すぎると思ったこと。

・ふるさと納税先にはみやき町を選んだ。返礼品は町めぐりアプリ、そいつを動かすためのおまけでiPadをつけてくれるからだ。
→若干砕けた言い方になるが返礼品のアプリを受ける代名詞として「それ」でなく、もうすこし意味のつよい「そいつ」を持ってきた。「おまけとしてそいつを動かすため」と「おまけ」を先に持ってきたほうがリズムが良いかとも考えたが、「おまけ」は「iPad」と距離が近いからそのままにした。

【完成品】
 今年のふるさと納税先にはみやき町を選んだ。返礼品は町めぐりアプリ、そいつを動かすためのおまけでiPadをつけてくれるからだ。もっとも在庫がないから3〜4か月待ちらしい。え?在庫?今から町が発注するならiPadはモデルチェンジ後のものが届くかも。

 ああ、疲れた。よくは知らないが実際にはモデルチェンジ前のものが併売されるだろうからこんなにうまくはいくまいな。

 なお、twitterのアカウントは
Pecheque@bouleauque  フランス語で桃(ピーチ)にque、bouleauにque
ようするにピーチクパーチク
まさにさえずり、である。
 bouleauは木材の「バーチ」のフランス語。ギターやっていると妙に木材にも詳しくなる。(子供の時製材所だらけの町にすんでいたので、ある程度杢目が読める。)

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