6.保守


株価データのインポート/エキスポート

ChartScape/Macでは、複数銘柄の指定した期間の株価データを一括してテキスト形式のファイルに出力(エキスポート)することができます。エキスポートしたファイルは、別のパソコンで稼働しているChartScape/MacやChartScape/Winで読み込ませる(インポートする)ことのより、株価データをポータブルにします。

エキスポートファイルは、以下のフォーマットです。

T3407, "旭化成  "
000104,520,525,514,519,613000
000105,518,535,516,517,1405000
000106,537,540,523,523,982000
000107,530,559,530,540,1769000
000111,570,575,550,561,1673000
000112,560,570,558,565,2187000
    :
    :

ここで、銘柄名の最初のアルファベットは、市場をあらわしています。

ただし、市場を同定する辞書が何年も前に作った物なので、現状を反映していないかもしれません。インポート時は、ここで記述された市場は、無視します。(銘柄辞書の市場がそのまま使われます。市場を変更したい場合は、銘柄辞書を修正してください。)

年毎とか月毎にエキスポートファイルを作成し、MO等に保存することにより、株価データのバックアップを行うこともできます。 これらの操作は、[保守]メニューの[一括インポート]、[一括エキスポート]で行います。

銘柄毎の株価データ/信用残データの修正

銘柄毎に個別に株価データ/信用残データを修正したい場合は、[保守]メニューの[株価KDT->TEXT変換]、[株価TEXT->KDT変換]、[信用残SDT->TEXT変換]、[信用残TEXT->SDT変換]で行います。

[株価KDT->TEXT変換]、[信用残SDT->TEXT変換]により、ChartScape/Macの株価ファイルをCSVファイルに変換します。これはテキストファイルですから、テキストエディタで編集することができます。Excel等のアプリケーションに読み込ませることもできます。CSVファイル(KDnnnn.CSV, SZnnnn.CSV, nnnnは証券コード)は、ChartScape/Macアプリケーションが置かれたフォルダー内に作成されます。

株価/信用残CSVファイルは、[株価TEXT->KDT変換]、[信用残TEXT->SDT変換]により、ChartScape/Macの株価/信用残ファイルに変換できます。変換後の株価/信用残ファイル(KDnnnn.KDT, SZnnnn.SDT, nnnnは証券コード)は、ChartScape/Macアプリケーションが置かれたフォルダー内に作成されます。正しく作成されたことが確認できたら、このファイルで本来の株価/信用残ファイルを置き換えてください。本来の株価ファイルは、"Data"フォルダー内に証券コードの千の位毎に格納されています。本来の信用残ファイルは、"Data"フォルダーの下の"SZ"フォルダー内に格納されています。

銘柄辞書の保守

ChartScape/Macで銘柄リストに表示される銘柄名は、上場市場や業種のデータと共に、銘柄辞書(ファイル名は"ChartScape.DIC")に保存されています。社名変更や上場市場変更があった場合や初期登録された銘柄名が不適切な場合は、銘柄辞書保守機能により、銘柄辞書を修正できます。

銘柄名や業種、市場コードを変更するには、次のようにします。まず、[保守]メニューの[辞書DIC->TEXT変換]により、辞書ファイル"ChartScape.DIC"をテキスト形式のファイル"ChartScapeDic.TXT"に変換します。次に、テキストエディタ等で必要な変更を施し、その後[保守]メニューの[辞書TEXT->DIC変換]により、辞書ファイルに戻します。テキスト形式のファイルの仕様は、テクニカルドキュメントを参照してください。

ChartScape/Macでは、銘柄の新規登録時に、株取虫データから銘柄名、市場コードを抽出し、銘柄辞書に登録します。このとき、以下の規則で辞書に登録します。

証券コードの枯渇により、最近上場される銘柄は業種コードと証券コードが上述の規則に則っていないケースが多いので、ご注意ください。