Trick Time Adjuster

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[01]Outlook Express の送信時刻を自由に決めたい

[01]操作方法

 Microsoft社製「Outlook Express」(OE)には、「送信時刻」と「受信時刻」というものがあります。「受信時刻」は、実際に受信サーバがうけっ取った時刻なのですが、「送信時刻」は、発信者が「送信サーバ」に送信した時刻ではありません。「送信時刻」は、OE の「メール作成」において、「送信」ボタンを押した時刻が記録されるのです。すなわち、メールを作成した時刻が記録されるわけですね。

 実際ほとんどの人は、メールを作成したあとには、「送信トレイ」に置いて、一度読み返してみてから、「送受信」ボタンを押して、送信すると思うのですが、そこで、些細なミスに気が付くことがあると思います。

 しかし、ここで修正を加えると、「送信時刻」が変わってしまうことになります。つまり、この「送信時刻」というものは、ファイルのタイムスタンプに似た要素なわけなんですが、ほんの些細な修正で、本来のメールを作成した時刻が損なわれてしまうのは、なんだか忍びないような気がしませんか...?

 拙作の中には、ファイルのタイムスタンプを保持し、修正しても、元のタイムスタンプに戻すことが出来る「TimeStamp Stopper」なるものがありますが、これは、「ファイル」として保存されいるのものしか保持できず、OEに内包されているメールのタイムスタンプを直接保持することは、到底出来ない芸当であります。

 そこで、この「Trick Time Adjuster」(TTA)の出番です。

[01]操作方法

  1. 「OE」と「TTA」を起動します。
  2. 「OE」の「送信トレイ」を表示させます。
  3. 修正したいメールを、デスクトップにドロップします。
     (ファイルが生成されます)
  4. 生成されたファイルを、「TTA」の「修正値」グループにドロップします。
    (この段階で、メールの送信時刻が、「TTA」の修正値として格納されます
    次に指示されるまで、「TTA」に対して、(ウィンドウの移動や非アクティブ化等を除く)いかなる操作も行わないでください)
  5. 「OE」の「送信トレイ」にある、修正したいメールを開いて、修正を行います。
  6. メールの修正が終了すれば、「TTA」の修正値の秒の単位を数秒戻します。
  7. 「TTA」の「修正」ボタンを押し、
  8. 元々のメールの送信時刻と、「TTA」上部の「現在のシステム時計」が一致した時に...
  9. 「OE」開かれている「メールの作成」の「送信」ボタンを押せば、作業は完了です。

 なんだか、めんどくさそうですが、(メールの修正を除く)全ての操作がマウスのみで行えますので、なれれば、非常にスピーディーに行えます。あとで、ここで生成したファイルの削除もお忘れなく...