ADW


Ver 2.80 2023/05/28
(.NetFramework3.5版(Ver2.70)はこちら
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Ver 2.80では
 オブジェクト名変更機能を追加。AD上の
   「LDAP://CN=鈴木一郎,OU=総務部,DC=example,DC=local」 というオブジェクト名を、
   「LDAP://CN=田中一郎,OU=総務部,DC=example,DC=local」などへ一括変更できます
 ログ出力について全体を見直して形式を統一。一部ログのエントリ表示に不具合があったのを修正
 インポート機能でOUのドメイン名がIniファイルのドメイン名と異なっている場合にOU作成に失敗する不具合の修正

紹介

ADWはActiveDirectoryのアカウント情報を簡単に、収集・更新するツールです。
アカウントに関する一括作成や一括変更を支援します。

人事異動で頻出する作業、グループ所属の変更、OUの移動、新規ユーザーの作成、所属情報の変更などをCSVからGUIで設定できます。
また現在のActiveDirectory情報をCSVに出力する機能も多彩なので、人事異動の時期のみならず日常の保守運用でも役立ちます。
ADWなら、管理者がスクリプトを作成する必要はありません。


ADWの機能

読み取り機能

 リスト出力
 ・プロパティ情報収集
 ・グループ所属
 ・サーバローカルダンプ
 ・コマンドライン
編集機能

 選択編集
 ・ユーザ編集
 ・グループ編集
 ・コンピュータ編集
 ・グループ所属1
 ・グループ所属2
 ・OU間移動
新規作成機能

 ユーザ作成
 ・グループ作成
 ・コンピュータ作成
 ・OU作成

エクスポート・インポート機能

 エクスポート
 ・インポート


存在確認機能

 存在確認

スクリーンショット



ADユーザーの編集スクリプトなどを作成していた人なら、ADWを使いこなすのは容易でしょう。

とりあえずADWの読み取り機能ならGUIから選択するだけですぐ使用できます。
読み取り機能はリスト出力するので、標準の管理ツールだけでは把握できない設定が一覧チェックできます。

 ・全ユーザーのプロパティに設定漏れがないかチェックしたい。
 ・現在どのグループにどのユーザが所属しているかを調べたい。
 ・管理台帳を作成したい。


ADWは様々な業務を短縮できます。

 ・人事異動で大量のユーザーを作成、変更、移動しなくてはならない。
 ・グループが増えすぎて所属メンバが把握できない。
 ・検証用のドメイン環境を再現するため、数千件のユーザを作成し、グループメンバシップを登録する必要がある。


編集や新規作成は、使いこなしにそれなりのコツが必要ですが、サンプルCSVが添付されています。
CSV編集には表計算ソフトをご利用ください。
CSVの仕様についてはCSVの仕様と情報を参照してください。

※注意
 一括変更するツールのため、ドメイン情報を一度で破壊する恐れもあります。
 現用システムへ適用する前には十分な検証を推奨します。

機能説明

通常はサーバ上、もしくは管理者権限でログオンしたドメイン端末上で実行します。
信頼関係のある他ドメインの編集は対応(想定)しておりません。

選択ウィンドウ


選択ウィンドウ


情報収集範囲・編集対象をツリーウィンドウで選択でき、簡単に指定できます。





読み取り機能

リスト出力

指定したOU以下のオブジェクトをリスト出力します。
 スクリプト作成を始めさまざまなことに使えます。
タブ形式で出力して表計算ソフトで読み込めば、OU構造も把握しやすくなります。

情報収集

アカウントのプロパティをCSVへ出力します。
情報の確認に非常に重宝します。
読み取ったパラメータの一部はそのままユーザ情報編集に使用できます。

グループ情報

ユーザ・グループ・コンピュータの「所属グループ」と
グループの「メンバシップ」を様々な形式でファイルへ
出力します。

CSV、タブ形式で出力すればグループ編集機能で読み込むことができます。

サーバローカルダンプ

メンバーサーバ、ワークグループサーバのローカルアカウントを出力します。

ローカルグループへドメインアカウントを所属させている
部署ファイルサーバなどの分析に役立つでしょう。

コマンドライン

ADWの読み取り機能はコマンドラインからも呼び出せます。
GUI時に作成したリストを利用できます。




編集機能

選択編集

「共通のログオンスクリプトを割り当てる」など、多数のユーザーに同じ設定をします。
OUを選択すれば、OU下のユーザー全部に同じ設定をします。
CSVを作成することなく使用できます。

ユーザ編集

CSVでアカウントのプロパティを一括設定します。
パスワードやフリガナなど多数のパラメータが変更可能です。


グループ編集

グループアカウントのパラメータをCSVで読み込ませれば、アカウント名やグループ範囲を一括編集できます。


コンピュータ編集

コンピュータアカウントのパラメータをCSVで読み込ませれば、設定や管理者を一括編集できます。

グループ所属1

セキュリティグループのメンバを編集します。

ユーザの所属グループを編集することも、グループの所属メンバを編集することもできます。
「グループ情報読み取り」で出力したファイルを利用できます。


グループ所属2

グループのメンバシップを編集します。
ユーザーアカウントと同じOU階層にあるグループへ所属させます。
ユーザを指定することも、OUを指定することもできます。


OU間移動

読み込ませたリストに従い、ユーザーアカウントを別のOUへ移動します。

人事異動など多数のユーザーアカウントのOU移動を行います。




作成機能

ユーザ作成

CSVでユーザアカウントを一括作成します。

グループ作成

グループを一括作成します。
作成時点でグループのスコープなども指定できます。


コンピュータ作成

コンピュータアカウントを一括作成します。
ドメイン参加可能なユーザーアカウントも指定できます。


OU作成

タブテキストによる直観的なテキストから、OUのツリーを作成します。




存在確認機能

存在確認

編集前にCSVを読み込ませて、編集対象のアカウントが実際に存在しているか、リストのユーザパスが正しいかを確認します。




エクスポート・インポート機能

エクスポート

選択した範囲の、OU構造、ユーザ、グループ、コンピュータ、グループへの所属状況を一括で出力します。

インポート

エクスポートされた情報を一括で読み込み、ドメインへ再設定します。
検証ドメインの再現などに使用します。






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