2014/04/04 CentOS6.5/PandoraFMS5.0SP3





HTTPポートを監視する

Pingに続いてメジャーな監視は、ウェブサーバのTCP監視です。
もちろんPandoraFMSでも監視可能です。



1.HTTP監視モジュールの追加

システム管理メニューの
「モニタリング管理」-「エージェント管理」-「エージェント名」-「モジュール」を選択します。




モジュールコンポーネントで「Network Management」の「Check HTTP Server」を選択します。




2.HTTP監視パラメータを設定する



以下の監視値を設定します。
追記 V7では初めから設定されています

TCP送信文字列  GET / HTTP/1.0^M^M
TCP受信文字列  HTTP/1.1 200 OK

監視間隔はデフォルトの5分とします。
「^M^M」は改行2つを示します。

もし「連続3回のHTTPダウンを検出したら障害発生」をしたい場合、V6以降ならここで連続抑制回数を「障害移行時2、復旧移行時0」としてください。
V5以前ならアラートテンプレート時に設定します。



3.監視の成功を確認

監視の成功を確認します。



ちなみにApacheのトップ画面を監視しても成功しません。
見慣れた下の画面のステータスコードは「403 Forbidden」であり、「200 OK」ではありません。





4.メールアラートの設定

エージェントのアラートタブを選択します。


モジュール HTTP Check
テンプレート Critical condition
アクション 通常のアクション

ここでは一度のHTTP接続エラーで、アラートを発生させる「Critical condition」を使用します。

もし「連続3回のHTTPダウンを検出したら障害発生」をしたい場合、
V5なら、「Pingに3回応答しなかったらメールを送信する(V5)」を参考に、3回目でアラートが発生するCritical condidionを作成してください。
V6以降ならモジュール「Check HTTP Server」の設定画面で連続抑制回数を設定します。





5.アラートの確認

アラートを発生させてみます。
ウェブサーバのウェブサービスを停止させるか、index.htmlを失くして403を発生させてみます。

5分ごとのポーリングが行われたら、ウェブサーバに正常に接続できずアラートが発生します。





補足 コンポーネントの設定

※追記 V7ではこの不具合は修正されているようです。

HTTPポート監視では、設定として「TCP送信文字列」「TCP受信文字列」を記述しました。
この設定、常に定型化しておけないのでしょうか?
つまり「Check HTTP Server」のオリジナルの設定を変更しておくことで、次回以降選択するだけで監視が開始されるように。

これ、実は面倒な話になってます。

「Check HTTP Server」のオリジナルの設定、Pandora FMSで言うところの「コンポーネント」を確認します。

システム管理メニューの
「モジュール管理」-「コンポーネント管理」-「エージェント名」-「モジュール」を選択します。
モジュール一覧が表示されるので、「HTTP」と検索します。

「Check HTTP Server」を選択します。

コンポーネントの設定画面が表示されます。ここでは、すでに監視のパラメータが入っています。



すると、コンポーネント管理の値に、すでに監視文字列が設定されています。

コンポーネントには設定されているのに、モジュール設定では採用されていないということです。
バグでしょうか、仕様でしょうか。
監視間隔などは、コンポーネントで設定すればモジュールでも採用されるのに。

とにかくCheck HTTP Serverのモジュールを確認すれば、監視値は確認できます。
文字列を忘れたときは、ここを参照しましょう。





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