その他の質疑応答
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こちらでは、当掲示板などでみなさまから寄せられた質問などを元に、ちょっとした疑問にお答えいたします。

ただし、ここで取り扱う内容は、旬なものもありますので、内容が変わっているものもあるかもしれません。お気をつけ下さい。


○ Gucchi's Lyrics Plug-In 1.12 の Windows2000 対応化 (2001/12/03 追加)

○ ゆっくり再生できればタイムタグを付けやすい? (2000/08/28 修正)

○ in_mp123.dll ってどうなの? (2000/10/23 修正)

○ mp3 patch for Winamp の アルゴリズムの違い (2000/08/28 追加)

○ in_mp3.dll のテストバージョン (2000/11/17 修正)


○ Gucchi's Lyrics Plug-In 1.12 の Windows2000 対応化

GLP は Windows2000環境下でもほぼ正常に動作しますが、1)カラオケタグ編集モードにおけるカーソル移動を最適化が機能しなくなる、2)カラオケ表示モードでの自動改行の性能が低下する現象(ひらがな->漢字境界の判定をしなくなる) という2つの問題が発生します。

これらは グッチソフトのmoka氏によれば、バイナリエディタでgen_gslyrics.dllのアドレスFA63の値74をEBに、アドレス2224Fの値74をEBに、それぞれ書き換えることで修正が可能だそうです。

バイナリエディタの使い方が分からない方は、こちらのパッチをお使いください。

Gucchi's Lyrics Plug-In 1.12 の Windows2000 対応化パッチ

上記書き換えを自動で行います。gen_gslyrics.dll と同じフォルダ(WinampのPluginフォルダ)に保存して実行してください。


○ ゆっくり再生できればタイムタグを付けやすい?

ラップなど速い曲にカラオケタグを付けようと思うと、なかなかしんどいですよね。「もうちょっとゆっくり再生できればいいのに」なんて思ったりします。では、Winamp + GLP でタグを付けてるときに、再生速度を変更することなんてできるのでしょうか?

答えは YES です。「解説系」ページの「ボーカルのカット」のところで、Nullsoft DSP というプラグインを紹介しました。これを導入していれば、再生速度を調節することが可能になります。Winamp の オプション画面の DSP/Effect のところで、Nullsoft DSP を選択し、さらに、下のところを「Nullsoft Pitch/Tempo Control」に変更すると、テンポ調節用のウィンドウが開きます。これでスピードを下げてやることができます。

ただし、次のことに注意してください。1つは、あまり下げすぎないことです。たしかにものすごくゆっくりにすれば、どんな曲でも付けやすくなるとは思いますが、タイムタグ完成後に普通の速度に戻して聞いて(見て)みると、意外にガタガタした表示になることがあります。特に変則的なテンポの曲の場合は要注意です。必ずしも、「タイミングがばっちりしたタイムタグ」=「見やすいタイムタグ」ではないことを憶えていてください。多少細かいところはズレていても、スムースに表示された方が、目が疲れないと思います。

いずれにしても、どんなにテンポの速い曲でも、-10% ぐらいまでのテンポ調節でタグ付けした方がいいでしょう。あんまり遅すぎると、元の曲の「ノリ」を再現した歌詞になりません。また、もともとスローな曲では、やはりオリジナルなテンポでタグ付けした方が無難だと思います。

2000/08/28 補足情報 (mokaさん、情報ありがとうございました。)

もう1つ注意することは、mp3 patch (両アルゴリズム) あるいは GLP を使って、時間バグやシークバグを修正している場合です。この場合に、テンポ調整をすると、タイムタグに一律のズレが生じます。

したがって、タグ付け後に、GLP や りりくすEx の微調整機能を使って、修正してやる必要があります。

このときのズレ幅は、次の式から算出できます。

バッファ長(ms) * テンポ(%) / 100 ミリ秒

ここで、バッファ長は、Winamp の Output Plugin の WaveOut プラグイン の バッファ長(デフォルトで 2000)です。

たとえば、テンポを -10 % にしてタグ付けしたとすれば、

2000 * (-10) / 100 = -200 ms

となりますので、タグ付けしたあとで、微調整機能で、逆に、+200 ms ズラしてやる必要があります。

 


○ in_mp123.dll ってどうなの?

2000/10/23 補足情報

GLP, mp3patch の作者 moka さんが、VBR でも シークバグが発生しないように、in_mp123.dll を改造してくれました。当ホームページにて公開しております。in_mpg123.dll Ver1.18t


Winamp の in_mp3.dll (MP3再生のエンジン部分=デコーダ)は、いろいろとバグっている、というのは、「解説系」の「ズレ」関係のところをお読み下さった方なら、お分かりのことと思いますが、ズレバグ以外にも、なかなか問題が多いようです。

駄歌詞屋本舗ではこの対策として、moka氏の作成された「mp3 patch for Winamp」をお奨めしていますが、これは、Winamp のオリジナルの in_mp3.dll を利用しさらに補正するという手法で、バグ対策を行います。

これに対して、柴田氏が開発なさっている「in_mp123.dll」は、Winamp オリジナルの in_mp3.dll に完全に取って替わるという手法でバグ対策を行うデコーダです。かの有名な Yunasoft Sexyfont Plug-in でもこの in_mp123.dll との連携が可能になっているようです。

この in_mp123.dll では、基本的に 標準時間で再生されるようになっているようです。しかし、残念ながら、VBR(可変ビットレート)時は、シークバグは直っていないようです。つまり、タグ付けしているときなどにシーク(早送り・巻き戻し)すると、ズレパターンBの致命的なズレが生じてしまうのです。このズレが起きてしまうと、あとで@タグ補正も不可能です。もちろんタグ付け時でなくても、シークすればズレてしまいます。

これに対して、mp3 patch for Winamp では、VBR でも 固定ビットレート(CBR) でもシークバグを解消でき、さらに、Winamp時間と標準時間を選択することが可能です。

ということで、より柔軟にタイムタグを楽しむのであれば、当ホームページで推奨している mp3 patch for Winamp を使われた方が無難だと思います。

in_mp123.dll の方でもこのシークバグが修正されれば、非常に使い勝手の良い環境になり得るだけに、残念ですが、バージョンアップを期待しましょう。

2000/09/01 補足情報

in_mp123.dll のシークバグですが、どうも、VBRではない固定ビットレートのMP3ファイルに関しては、シークバグ対策が施されているようです。誤った情報を記載してしまい、柴田氏をはじめ、関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことをここにお詫びし、訂正させていただきます。



○ mp3 patch for Winamp の アルゴリズムの違い

(現在の最新バージョンでは、旧アルゴリズムは廃止されています。)

当サイトで配布している mp3 patch for Winamp は、Winamp の 再生時間バグとシークバグを同時に解消するためのプラグインです。

patch という名前ですが、現在のバージョンではパッチ当てを行っていません^^;

このプラグインの設定には、「旧アルゴリズム」という項目があります。これにチェックを入れなければ、新アルゴリズムが、入れれば、旧アルゴリズムが使用されることになります。(この場合のアルゴリズムとは、修正方法だと思ってくだされば結構です。)

どちらのアルゴリズムを使用しても、時間・シークバグが解消できますが、次のような違いがあります。

新アルゴリズム

・シークバグ修正の失敗は、旧アルゴリズムに比べて起こりにくい。

・Winampのバージョンに依存している。(バージョンが合っていないと使えないことがある。)

旧アルゴリズム

・GLP に搭載されていた方法と同じアルゴリズム。

・場合によっては、シークバグが発生することがある。特に無音部近辺では必ず起こる。従って、出だしの数秒などで起こりやすい。

・Winampのバージョンにそれほど依存していない。(たいていのバージョンで使える。)

なお、新アルゴリズムでは、駄歌詞屋の環境ではGLPの表示が多少ガタガタしていたのですが、現在のバージョンではこれが修正され、スムースにワイプするようになりました。


○ in_mp3.dll のテストバージョン

2000/11/17 現在では、Winamp 2.7 に付属している in_mp3.dll 2.7 が最新です。これに対応した mp3 patch も公開しています。

(以下古い情報)

2000/10/23 現在、Winamp は Version 2.65 です。これに同梱されている in_mp3.dll は Ver2.33 です。ところが、これとは別に某所で、in_mp3.dll Ver2.34 および Ver2.60α が配布されています。どうやら Nitrane が作っている正式なもののようです。

しかし、これらのバージョンアップは、音質改善 が主であり、ズレバグ改善はまったく行われていません。

Ver2.34 は、 mp3patch の Ver2.65r2 で、正常にズレ修正できます。

しかし、Ver2.60 の方は、現在の mp3patch では修正できません。 もし、どうしても Ver2.60 を使いたい方は、mp3patch を使わずに、GLP の バグ修正機能を使うようにしてください。

なお、標準時間オンリーでいいのなら、in_mpg123.dll Ver1.18t を使えば、ズレバグもなく、高音質で楽しめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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