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VisualBasic2005 ExpressEdition日本語版 を用いたVBPiece.NETコンポーネントの使い方



現在、VisualStudio2005のExpressEdition日本語版が無償で公開されています
今回はその中のVisualBasic2005 ExpressEdition日本語版(以下VB2005Expressと略)を使って、VBPiece.NETコンポーネントの使い方を書きたいと思います

  1. VBPiece.NETコンポーネントのダウンロードと展開
    以下のページからVBPiece.NETコンポーネントの配布ファイルをダウンロードします
    VBPiece.NETコンポーネント
    次にダウンロードしたファイルを展開します
    LZH(LHA)形式の圧縮ファイルになっているのでLhasa等の解凍ソフトで解凍・展開して下さい
    展開場所は忘れないようにして下さい

  2. VB2005Expressのダウンロードとインストール
    以下のページからVB2005Expressをダウンロードします
    http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/vbasic/
    今回の配布は.isoファイル形式のCDイメージによる配布となっています
    その為、CD-R(RW)に焼いたり、仮想CDソフトでマウントしたり、.isoファイルから格納されたファイルを抽出したりする必要があります
    この辺の詳細は上記ページの「CD イメージからのインストール方法」を参照して下さい
    (LinuxとかみたいにOS標準(?)でマウント出来れば良いのだけれど)
    インストールはいつも通りsetup.exeを起動して、インストーラーの指示通りにすればOKです

  3. VB2005Expressの起動
    スタートメニューの「プログラム」(WindowsXPなら「全てのプログラム」になるのかな)直下に「Microsoft Visual Basic 2005 Express Edition」があるのでクリックします
    するとVB2005Expressが起動します

  4. 新しいプロジェクトの作成
    メニューの「ファイル」-「新しいプロジェクト」、又はツールバーの「新しいプロジェクト」をクリックします
    「新しいプロジェクト」ウィンドウが開くので「テンプレート」で「Windows アプリケーション」を選択します
    「プロジェクト名」はお好きなように、ちなみに私は「VBPiece-test」と入れました
    [OK]をクリックすると新しいプロジェクトが開きます
    といってもVS.NET2003(2002以前もそう?)のように関連ファイルが作成・保存されるのではなく、VB6以前のような感じになります

  5. ツールボックスにVBPiece.NETコンポーネントを追加する
    「ツールボックス」の「全般」タブを開きます(全般でなくても追加したタブでも構いませんが)
    開いたタブ上で右クリック「アイテムの選択」で「ツールボックス アイテムの選択」ウィンドウが開くので「.NET Framework コンポーネント」タブの[参照]をクリックします
    最初に展開したVBPiece.NETコンポーネントの「VBPiece.dll」ファイルを選択して[開く]をクリックします
    リストにVBPieceが追加されるので[OK]をクリックします
    すると「ツールボックス」に「VBPiece」が追加されます

  6. プロジェクトに「pce_usb.srf」ファイルを追加する
    「ソリューション エクスプローラ」にあるプロジェクト名(私の場合は「VBPiece-test」)を選択し、右クリックで「追加」−「既存の項目」をクリックします、又はメニュー「プロジェクト」−「既存項目の追加」でもOKです
    「既存項目の追加」ウィンドウが開くので、最初に展開したVBPiece.NETコンポーネントの「pce_usb.srf」を選択して[追加]をクリックします
    すると「ソリューション エクスプローラ」に「pce_usb.srf」が追加されますので、「pce_usb.srf」を選択します
    「プロパティ」が「pce_usb.srf ファイルのプロパティ」になっているのを確認してから、「出力ディレクトリにコピー」の項目を「常にコピーする」又は「新しい場合はコピーする」に変更します

  7. フォームにVBPieceを追加する
    いよいよフォームへのVBPiece追加です
    といっても標準のButtonやTimer等と同じようにフォーム上にドラッグするだけです
    ただし、コンポーネントなのでTimer等のようにフォーム上へオブジェクトは作成されずに、下に表示されます
    名前はVbPiece1のままにしておいて下さい

  8. VBPieceに対するプログラムを記述する
    フォーム(Form1)にButtonを2つ追加して下さい、名前はButton1,Button2のままで
    「ソリューション エクスプローラ」にある「Form1.vb」を選択し、右クリックで「コードの表示」をクリックします
    「Public Class Form1」と「End Class」の間に以下のソースを記述して下さい
        Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
            'VBPieceの初期化・P/ECEへの接続開始
            Dim A As Integer
    
            '初期化・接続が済んでいる場合は抜ける
            If VbPiece1.isInit = True Then Exit Sub
    
            '1台目接続
            A = VbPiece1.pceInit(0)
            If A <> 0 Then
                MsgBox("接続エラーです", MsgBoxStyle.Critical)
                Exit Sub
            End If
    
            'pceLCDはGraphicsクラスなので色々出来ます
            VbPiece1.pceLCD.DrawString("Hello VBPiece.NET", Form1.DefaultFont, New SolidBrush(Color.Black), 0, 0)
    
            'P/ECEの画面に描画
            VbPiece1.pcePaint()
        End Sub
    
        Private Sub Button2_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button2.Click
            'P/ECEを解放&プログラムの終了
            If VbPiece1.isInit = True Then VbPiece1.pceExit()
            End
        End Sub
    
        Private Sub VbPiece1_KeyPress(ByVal Sender As System.Object, ByVal e As net.mulsys.vb.VBPiece.KeyPressEventArgs) Handles VbPiece1.KeyPress
            'P/ECEのキーが押されたらこのイベントが発生します
            'e.KeyCodeについてはusr\PIECE\include\piece.hの361行からも参考にして下さい
            '方向キー以外のキーコード A:32(&H20) B:16(&H10) START:128(&H80) SELECT:64(&H40)
    
            '押されたキーによってメッセージボックス表示
            Select Case e.KeyCode
                Case 1 '→
                    MsgBox("→押されたよ", MsgBoxStyle.Information)
                Case 2 '←
                    MsgBox("←押されたよ", MsgBoxStyle.Information)
                Case 4 '↓
                    MsgBox("↓押されたよ", MsgBoxStyle.Information)
                Case 8 '↑
                    MsgBox("↑押されたよ", MsgBoxStyle.Information)
            End Select
        End Sub
    

  9. プロジェクトの実行と終了
    P/ECEを繋ぎ、メニュー「デバッグ」−「デバッグ開始」、又はツールバーの「デバッグ開始」をクリックしてプロジェクトを実行します
    フォームウィンドウが表示されたらButton1をクリックします
    P/ECEの画面に「VBPiece.NET」と表示されれば問題なしです
    エラーが発生した時は、エラー表示を参考にデバッグして下さい
    問題なければButton2をクリックしてデバッグを終了します
    現バージョンのVBPiece.NETコンポーネントではpceExit()が呼ばれてもP/ECEの画面表示はそのままとなります
    また、再度デバッグする等で接続し直す場合は、P/ECEを差し直すか、[SELECT]+[START]の長押しでランチャーの画面に戻して下さい

  10. プロジェクトの保存とVB2005Expressの終了
    せっかく作ったのでプロジェクトは保存しておきましょう
    メニュー「ファイル」−「全てを保存」、又はツールバーの「全てを保存」をクリックします
    「プロジェクトの保存」ウィンドウが開くので各項目を入力して[上書き保存]をクリックします
    メニュー「ファイル」−「終了」をクリックしてVB2005Expressを終了します


と、こんな感じですがいかがでしょう?
説明下手なので分かりにくいかと思いますがご了承下さいませ
スクリーンショットは要望があれば入れたいと思います

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