■ALWALTFXと併用する場合の注意

拙作ユーティリティ ALWALTFXMITAYO を併用する場合、一部の機能が正常に動作しない事があります。
以下に、その症状と対策を記述します。

注意: 以下のREXXマクロの導入は、他のアプリに悪影響が及ぶ恐れもある諸刃の剣ですので、御了承の上、心してご試用下さい。:-)
また、スクリプトの内容は、各々の操作環境に応じて、適宜変更して下さい。
ALWALTFX のバージョンは 4.0 以降、OS/2 のマウス操作設定はインストール直後のデフォルトである事が前提です)


問題1:

ALWALTFX の「入力フィールドマウス操作拡張」機能を有効にし、且つその中で、マウスによるオープン操作(ボタン1ダブルクリック)またはコンテキストメニュー表示操作(ボタン2シングルクリック)を使用していると、MITAYO のスレッド一覧上でのマウスによる(URLアドレス等の)オープン機能や、ポップアップメニュー表示機能が使えなくなります。

対策としては、ALWALTFX の「マウス操作拡張:REXXマクロ」機能に、以下のREXXマクロの何れか(必要に応じて両方)を登録し、MITAYO にマウス操作メッセージを強制通知するようにします。

=== ボタン1ダブルクリック → オープン ===
/* wm_open.cmd */
CALL ArxQueryMsgParam 'prm'
IF prm.MP2='H00000000' THEN DO
    CALL ArxQueryWindowInfo 'HERE' ,'info'
    IF info.CLASS='#10' THEN DO
        CALL ArxPostMessage 'HERE' ,'WM_OPEN' ,1 ,prm.MP1
    END
END
EXIT 0
===
=== ボタン2クリック → コンテキストメニュー ===
/* wm_contextmenu.cmd */
CALL ArxQueryMsgParam 'prm'
IF prm.MP2='H00000000' THEN DO
    CALL ArxQueryWindowInfo 'HERE' ,'info'
    IF info.CLASS='#10' THEN DO
        CALL ArxPostMessage 'HERE' ,'WM_CONTEXTMENU' ,prm.MP1 ,0
    END
END
EXIT 0
===


問題2:

ALWALTFX の「ポップアップメニュー」機能を、「入力フィールド」または「リストボックス」に対して有効にしていると、MITAYO のスレッド一覧上でのマウスによる(URLアドレス等の)オープン機能や、ポップアップメニュー表示機能が使えなくなります。

対策としては、ALWALTFX の「マウス操作拡張:REXXマクロ」機能に、以下の REXXマクロを登録し、MITAYOキー操作メッセージを強制通知するように します。 ただし、キー操作メッセージですので、メニューの出る位置がちょっと変になりますし、「ポップアップメニューを出した場所へカーソル移動」機能も有効になりません。ご勘弁を。(^^;ゞ

なお、上記「問題1」で、ボタン2シングルクリックに対して既にスクリプトを割り当てている場合は、こちらに差し替えて下さい。

=== ボタン2クリック → コンテキストメニュー(2) ===
/* wm_contextmenu2.cmd */
CALL ArxQueryMsgParam 'prm'
IF prm.MP2='H00000000' THEN DO
    CALL ArxQueryWindowInfo 'HERE' ,'info'
    IF info.CLASS='#7' | info.CLASS='#10' THEN DO
        CALL ArxPostMessage 'HERE' ,'WM_CONTEXTMENU' ,0 ,65536
    END
END
EXIT 0
===


問題3:

MITAYO「ユーザーインターフェース:上下キーでスクロール:オン時/オフ時でカーソル形状を変える」機能と、 ALWALTFX の「キー操作拡張:入力フィールドInsert状態監視」機能の、両方を有効にしていると、 それぞれが入力フィールドの Insert 状態を設定しようとするため、結果としては ALWALTFX の機能が正常に動作しません。

これについては、バージョン 4.32 以降の ALWALTFX で対策を行ってあります。


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