# euc-jp -*- auto-fill -*- 1. はじめに networkdisk は、.networkdiskrc ファイルを WebDAV/ftp で ダウンロードし、実行 (. .networkdiskrc) します。 .networkdiskrc に他の設定ファイルをダウンロードするよう 記述しておくことで、Live CDでは実現が難しかった、自分の環 境を持ち歩くということも可能になるでしょう。 2. 前提ソフトウェア rm、touchといった基本的なファイル操作のコマンドの他 - zenity GUI作成コマンド - cadaver WebDAVクライアント - wget ftpクライアント が必要です。 3. サポートしている ネットワーク ディスク サービス 本バージョンでは - box.net - nifty.com (マイキャビ) をサポートしています。それ以外のサービスが指定された場合、 ftp で接続できるものとして扱います。 4. インストール networkdisk および conf ディレクトリ以下のファイルを、ディ レクトリ構造を崩さずに適当なディレクトリに置いてください。 次に、ユーザが X Window を立ち上げたときなど、適切なタイ ミングで networkdisk が実行されるようにします。 例えば、Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop CD に組 み込む場合、/usr/local/etc にnetworkdiskを置き、 /etc/xdg/autostart/networkdisk.desktop ファイルとして下記 の内容を記述します。 [Desktop Entry] Type=Application Encoding=UTF-8 Version=1.0 Name=No Name Name[en_US]=Networkdisk Comment[en_US]=Load initial file from network disk service Comment=Load initial file from network disk service Exec=/usr/local/etc/networkdisk X-GNOME-Autostart-enabled=true 5. 動作 実行すると、ユーザ名・パスワードを入力するダイアログがそ れぞれ開きます。 ユーザ名には、使用するネットワーク ディスク サービスのユー ザID@ネットワーク ディスク サービス の形式で入力します。 パスワードには、使用するネットワーク ディスク サービスで のパスワードを入力します。 入力されたユーザ名の一番右にある@を区切り文字として、そ れより左をユーザID、右をネットワーク ディスク サービスと します。 入力されたネットワーク ディスク サービス名と同じファイル 名がconfディレクトリにある場合、WebDAVでアクセスします。 ない場合、入力されたネットワーク ディスク サービス名をホ スト名として扱い、ftpでアクセスします。 該当するネットワーク ディスク サービスにアクセスできた場 合、 .networkdiskrc をダウンロードし、実行します。 .networkdiskrc は Shell Script (/bin/sh) である必要があ ります。 6. 使用例 6.1 box.netを使用する場合 ユーザ名として box.netに登録してあるメールアドレス@box.net を入力する。 例) example-user@example.jp@box.net 6.2 @niftyのマイキャビを使用する場合 ユーザ名として @niftyのユーザー名@nifty.com を入力する。 例) example@nifty.com 6.3 ネットワーク上にあるサーバをIPアドレスで指定する場合 ユーザ名として サーバのログインID@サーバのIPアドレス を入力する。 例) example-user@192.168.0.1 7. 注意点 - あらかじめサーバに .networkdiskrc をアップロードしてお く必要があります。 Hiroaki Abe http://hp.vector.co.jp/authors/VA025916/networkdisk/