最近ノートパソコンの電源がかってに切れるようになり、しかも段々と症状がひどくなって
きました。以前どこかのサイトで「放熱フィンにホコリが詰まると保護回路が働いて電源が
落ちる」と書いてあったのを思い出し、分解掃除を決意しました。
ネットで調べるとやはり同様の症状で放熱フィンを掃除して直ったとの記事が何件か見つか
り、分解手順の記事を見つける事ができました。しかしながら文字だけの説明なのでオシャカ
覚悟で挑みました。
パソコンはソーテックのWJ4160Rです。
このパソコンはバラバラにしないと放熱フィンの掃除が出来ません。その理由は、本体上
カバーの陰に放熱フィンのカバーを外すビスがある為です。
慎重に作業した事もありトータル3時間も掛かってしまいました。
@ ヒンジから液晶パネルを外す
  (後から考えるとこの作業は不要だったかもしれません。液晶パネルをヒンジが付いた
  まま外しても、電源スイッチのカバーが外れれば後の作業は出来ると思います。) 
  液晶画面正面のカバーにあるビスのメクラ板を5枚外します。粘着になっているので
  表向きにそっと保管しておきます。 ビス5本を外します。
  液晶カバーは裏表が互いに引っ掛けになっているので細いドライバーで少しずつこじて
  外していきます。
A 液晶パネルをヒンジから外します。
  液晶パネルのケーブルに力が掛らないよう
  に注意します。


B 電源スイッチのカバーを外す
  ヒンジをカバーしている所の裏側を押し上
  げると電源スイッチのカバーが外れます。
C キーボードを固定しているビス3本を外し
  キーボードを持ち上げます。フィルム状の
  ケーブルはコネクタの白い部分を上にずら
  すと緩んで外れます。
  コネクタの白い部分は外れないので無理に
  ひっぱらないようにします。
D 液晶パネルのケーブルも外します。
  液晶パネルが外れて本体だけになります。
E ヒンジの取り外し
  表2本、裏1本のビスを外すとヒンジが取
  れます。
F本体上側プラスチックカバーのビス、金具
 を外す
 本体上側カバーを押さえている金具やビス
 を外します。水色の電池は本体上側カバー
 から外しますが電線は付けたままにしてお
 いてください。
 電線を外すとBIOSのセットアップ情報が
 クリアされてしまいます。
G 裏面のハードディスクを外す
  ハードディスクの固定ビス4本を外して
  手前のテープを引けばハードディスクが
  外れます。
  ハードディスクを引くテープの左にある
  ビスも外します。


H 本体裏側カバーのビスを外す
  メモリ部ともう一つの蓋を止めているビス
  以外は全て外します。
  これで本体上側プラスチックカバーと裏側
  カバーが分離されます。
I ファンカバーを外す
  本体上側プラスチックカバーをずらし
  てファンカバーの小さな8本のビスを
  外すとカバーを外すことが出来ます。
  上部にある2本のビスは本体上側カバ
  ーの陰になっているのでここまで分解
  する必要があります。
放熱フィンがホコリでほぼ完全に塞がっていま
した。
右のフィンはCPUですが、上のはチップセット
かな?
絵の具筆でホコリを掻き落として掃除機で吸い取
ました。掃除機を当てるときファンの羽に力を
掛けないように気をつけます。
ファンのベアリングはデリケートなので無理な力
を掛けると異音や故障することがあるようです。

後は逆の順で組み付けます。
結果
掃除した結果は順調です。回りっぱなしだったファンも回転停止(強弱?)
を繰り返すようになり、電源が落ちることも無くなりました。