DQT (0xFFDB) 量子化テーブル定義 Back
DQTはJPEGファイル保存時の画質に関するデータが記録されています。
DQTはひとつのセグメントで複数の量子化テーブルを定義出来ます。
テーブルは固定長でテーブル番号が4種類(QT0〜QT3)あります。
SOFセグメントで参照され、該当のテーブルが無ければ画像は表示出来ません。


解析例

DQT :Define Quantization Table 【IJG 画質75】
 00000018 QT0-8bit IJG輝度 画質75
 00000059 QT1-8bit IJG色差 画質75


1行目にはDQTの項目表示、セグメントデータが登録されていれば【括弧】内に内容を表示します。
2行目以降はテーブルごとに量子化テーブルの開始位置、テーブルタイプ、量子化テーブルのCRC値または量子化テーブル名が表示されます。

テーブル名は
JpegTBL.iniに登録されれいるものが表示され、JpegTBL.iniには代表的なソフトや機器の出力する各画質設定に対応したテーブルとそれらをロスレス回転した場合のテーブル名が登録されています。

DQTの構造


図の下の16進数値は 8bit精度の量子化テーブルが2つ続いたDQTの例
名称 サイズ 内容
Lq 2バイト セグメント長
以降はテーブル毎にあります
Pqn 4ビット(上位) 量子化テーブル精度 0=8bit 1=16bit 通常8bit
Tqn 4ビット(下位) 量子化テーブル番号 0から3までのいずれか
Qn-0〜63 Pqn=0 64バイト
Pqn=1 128バイト
量子化テーブル 64個の量子化係数が記録される