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ver 1 からの変更点

ADW形式での保存について

ver2 で保存した ADW 形式のファイルは、ver1 の ADW ファイルとは別のフォーマットとなっています。
そのため、ver2 で保存した ADW ファイルは AzDrawing ver 1 や AzPainter ver 1.xx、AzPainter2 ver 2.11 以前 では読み込むことができません。
これらの古いソフトで ver2 の ADW ファイルを読み込ませたい場合は、各ソフトで読み込める別の形式(APDやPSDなど)で保存してください。

「レイヤクリア」のボタン



ver1 ではツールウィンドウにレイヤ全体を消去するボタンがありましたが、ver2 ではレイヤウィンドウのボタンに付いています。

消しゴム

ver1 では消しゴムは「消しゴムツール」で描画していましたが、ver2 ではツールとしての消しゴムは存在しません。
消しゴムは "消しゴムタイプのブラシ" を使って、通常のブラシ描画と同じように描画します。

消しゴムタイプのブラシを作るには、ブラシウィンドウでブラシの項目の「塗りタイプ」のところを「消しゴム」に選択してください。
ブラシ一覧の部分でアイコンが消しゴムになっているものが、消しゴムタイプのブラシとなります。

登録ブラシについて



ブラシウィンドウで各ブラシの上を右クリックすると、メニューが表示されます。
(緑の枠で表示されているのがメニュー操作の対象のブラシ)

ここで任意のブラシを登録ブラシとして指定すると、「キー設定」で指定したキーが押されたらそのブラシに切り替えたり、キーを押しながら描画した時にそのブラシで描画したりすることができます。

なお、"登録ブラシ[1]" は特別な意味を持っていて、ペンタブレットのテール部分(消しゴム部分)で描画された時は "登録ブラシ[1]" のブラシが使われます。
また、キー設定などでは「登録ブラシ[1] と直前のブラシ切り替え」などのコマンドもあります。
"登録ブラシ[1]" には消しゴムのブラシを指定しておくと良いでしょう。

選択範囲ツール

ver2 では選択範囲に関する機能が強化されています。
その分以前とは操作が異なる部分もあります。

(1) 選択範囲はツールを変更しても継続される

選択範囲ツールで範囲を選択した後、ツールを変更しても、選択された範囲はそのまま残ります。
選択範囲が存在する場合は、ブラシ描画などで描画した時、範囲内にしか描画されなくなります。
選択範囲を解除したい場合は、メニューの「選択範囲」→「選択解除」(Ctrl+D)で解除してください。

(2) 範囲内のイメージの移動について

範囲を選択し、その範囲内のイメージを移動させたい場合は、ツールを「選択範囲」にして、選択範囲内を左ドラッグしてください。
なお、通常は移動後、移動先のイメージと合成されますが、Enterキーを押しながらドラッグすると上書き移動となります。

※ver1 では範囲外をクリックするなどして範囲を解除させた時に移動が確定されましたが、ver2 ではドラッグを終了させた時点で(ボタンを離した時点で)移動が確定されます。
そのため、一度移動させた後に再度移動させると、移動先と合成されたイメージを移動させることになります。
ver1 のように微調整しながら移動させることは出来ないので注意してください。