「ainu_input_plugin」 インストール・操作方法

 

 

STEP 1: インストールしましょう!

 

1- 1 : EmEditorの公式ページから、エムソフト提供プラグイン「AutoComplete」の“32ビット”もしくは“64ビット”(※1)をダウンロードして、インストールします
※1 「EmEditor v3」(※2)、「EmEditor Professional/Standard v4」、及び32bit版「EmEditor Professional/Standard v5~」の場合は、“32ビット”
※1 64bit版Windows専用の「EmEditor Professional v5~ (x64 Edition)」の場合は、“64ビット”

※2 「EmEditor v3」から「EmEditor Standard v4~」へのバージョンアップは無償

1- 2 : 「ainu_input」のダウンロードファイルを解凍したフォルダの中のフォルダ内に入っているファイルをダブルクリックすると、

レジストリ エディタ

C:\○○○○\△△△△\□□□□\{plugin}emeditor\ainu_input_plugin.reg 内の情報をレジストリに追加しますか?



・・・というような確認窓が出てくるので、 ボタンをクリックすると、
レジストリ エディタ

C:\○○○○\△△△△\□□□□\{plugin}emeditor\ainu_input_plugin.reg の情報が、レジストリに正しく入力されました。



・・・というような確認窓が再度出てくるので、ボタンをクリックします
1- 3 : 「EmEditor」(v3、Professional/Standard v4~)を起動します
≫ 起動状態(「トレイ アイコン」も含む)だった場合には、
  • EmEditorの再起動(「トレイ アイコン」も終了させてから再起動)

  • ツールバーのをクリック→をクリック→をクリックして「プラグインの設定」窓を開き、 「プラグインの設定」窓にてボタンをクリックし、ボタンをクリック
・・・のいずれかをします
1- 4 : ツールバーのをクリック→などをクリックして、「すべての設定のプロパティ」窓などを開きます

1- 5 : 「すべての設定のプロパティ」窓などのタブにて、「分類(C):」欄にて を選択、「コマンド(O):」欄にて を選択、「追加するショートカット キー(N):」欄のテキストボックスの中を一度クリックしてから、キーボードの左下隅に付いているキーを押しながらキーも同時に押してと表示させたら、ボタンをクリックし、ボタンをクリックします

 

≫ これでインストール完了です

 

(古いバージョンから)バージョンアップする場合

上記項目の「1- 2 :」と「1- 3 :」で、Unicode 3.2準拠アイヌ語カナ入力設定データのアップデートが適用されます

 

アンインストールする場合

  1. EmEditorにて、ツールバーのをクリック→などをクリックして、「すべての設定のプロパティ」などの窓を開きます

  2. 「すべての設定のプロパティ」窓などのタブにて、「分類(C):」欄にて を選択、「コマンド(O):」欄にて を選択、「現在のキー(U):」欄のの文字列を選択状態(反転表示)にして、右側のボタンをクリックし、ボタンをクリックします

    ≫ ここまでの項目(「1.」と「2.」)で、「AutoComplete」のショートカットキー設定が解除されます


  3. ツールバーのをクリック→をクリック→をクリックして、「プラグインの設定」窓を開きます

  4. 「プラグインの設定」窓にて、「プラグインの設定」欄の「AutoComplete」の文字列を選択状態(反転表示)にして、右側のボタンをクリックすると、
    オート コンプリート


    アンインストールを実行します。よろしいですか?



    ・・・というような確認窓が出てくるので、ボタンをクリックします

  5. 「プラグインの設定」窓にて、ボタンをクリックします

    ≫ ここまでの項目(「3.」~「5.」)で、「AutoComplete」のプラグイン本体と「ainu_input_plugin.reg」の情報が、同時に削除されます

 

 

STEP 2: 普通のカタカナを入力してみましょう!

 

2-1: Microsoft IMEやATOKなどの、「日本語入力かな漢字変換辞書システム」ツールバーのの入力モードボタンをクリック→をクリックしてに切り替えます

2-2: 漢字を入力する頻度の高さによって、変換モードを切り替えます

<漢字を入力する頻度がかなり低い場合>
通常は「日本語入力かな漢字変換辞書システム」ツールバーのの変換モードボタンをクリック→をクリックして変換モードをにし ておき、漢字変換する必要がある時だけ変換モードボタンをクリッ ク→をクリックして変換モードをに切り替えます

≫ カタカナがダイレクトに入力されるためキーで確定させる手間が掛かりませんが、漢字を入力する必要が出てきた場合には変換モードを切り替える必要があります

<漢字を入力する頻度がそこそこ高い場合>
「日本語入力かな漢字変換辞書システム」ツールバーのの変換モードボタンはそのままで使用します

≫ カタカナが未変換文字列として入力されるためキーでカタカナを確定させる手間がありますが、キーによってその未変換文字列を手軽にカナ漢字変換させる事が出来ます

 

なお、通常のShift_JISなどでも普通に扱える「非漢字+第1・第2水準文字集合」のアイウエオ・カケ・ ツ・ヤユヨの小文字カタカナ「ァィゥェォ・ヵヶ・ッ・ャュョ」については、ローマ字キーボード入力の場合では

・・・と入力することでMicrosoft IMEやATOKなどの「日本語入力かな漢字変換辞書システム」によって「ァィゥェォ・ヵヶ・ッ・ャュョ」が生成されます

 

 

STEP 3: 「アイヌ語表記用小文字カタカナ」や「アイヌ語表記用半濁音記号付きカタカナ」を入力してみましょう!

 

まず、例文として「アコ イタ(北海道ウタリ協会編 アイヌ語テキストのタイトル)の名称を入力してみましょう

  1. ローマ字キーボード入力の場合でも、かなキーボード入力の場合でも、普通のカタカナとして「アコロ」と普通に続けて入力します

  2. 「日本語入力かな漢字変換辞書システム」の変換モードをにしている場合は、「ロ」を入力した時点でというような感じの淡黄色のPopup Window(吹きだし窓)が自動的に浮かぶので、などのPopup Windowが浮かんでいる状態でキーボード左下隅のキーを押しながらキーを押すと、「ロ」が「」へ字形切替されます
    (変換モードがの場合には、「アコロ」の未確定文字列をキーで確定させた時点でなどのPopup Windowが浮かびます)

  3. 次に、(今回の例文ではキーで半角の空白を挿入してから)再び普通のカタカナとして「イタク」と普通に続けて入力します

  4. 「日本語入力かな漢字変換辞書システム」の変換モードをにしている場合は、「ク」を入力した時点で などのPopup Windowが自動的に浮かぶので、などのPopup Windowが浮かんでいる状態でキーを押しながらキーを押すと、「ク」が「」へ字形切替されます
    (変換モードがの場合には、「イタク」の未確定文字列をキーで確定させた時点でなどのPopup Windowが浮かびます)

≫ PC環境によっては、?と表示されます

 

3- 1: 「日本語入力かな漢字変換辞書システム」の変換モードをにしている場合は、下記の特定の文字もしくは文字列が入力されると、その時点で?などのPopup Windowが自動的に浮かびます
(変換モードがの場合には、下記の特定の文字もしくは文字列を入力した直後にキーで未確定文字列を確定させると、その時点で?などのPopup Windowが浮かびます)

3- 2: ?などのPopup Windowが浮かんでいる状態でを押さずに文章を入力し続けていくと、以外のキーを押した時点で?などのPopup Windowは自動的に消えて、小文字カタカナや半濁音付きカタカナへは字形切替されずに普通のカタカナとなります

3- 3: ?などのPopup Windowが浮かんでいる状態でを押すと、下記のようにアイヌ語カナなどへと字形切替されます

 

<小文字カタカナの場合>

  • 「ク」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「シ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ス」を入力  → が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ト」を入力  →  が浮かんでいる状態で  →  →  ト゚が浮かんでいる状態から  → ト゚ →  が浮かんで・・・(以下繰り返し())
  • 「ヌ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ハ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ヒ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「フ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ヘ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ホ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ム」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ラ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「リ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ル」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「レ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
  • 「ロ」を入力  →  が浮かんでいる状態で  → 
≫ PC環境によっては、?と表示されます

 

<半濁音記号付きカタカナの場合>
  • 「セ」を入力  → セ゚が浮かんでいる状態で → セ゚
  • 「ツ」を入力  →  ツ゚が浮かんでいる状態で → ツ゚
  • 「ト」を入力  →  が浮かんでいる状態から()  → ト゚
キーを押し続けながらキーを偶数回押すと「ト゚(奇数回押すと「」)へ字形切替されます

≫ PC環境によっては、それぞれ セ?ツ??←→ト? などと表示されます

 

<半濁音記号付き小文字カタカナの場合>

  • 「プ」を入力  →  ㇷ゚が浮かんでいる状態で  → ㇷ゚

≫ PC環境によっては、??と表示されます

 

<合成文字用半濁音記号の場合>

  • 「゜」(半濁音記号)
    「。」(句読点の読点)
    ・・・のいずれかを全角で入力  →  が浮かんでいる状態で  → 

≫ PC環境によっては、?と表示されます

 


 

< おまけ >

≫ PC環境によっては、?と表示されます

≫ 「日本のローカル規格文字字形の旧式フォント」(※1)と「グローバルスタンダードな文字字形のフォント」とが混在する現状では、U+005Cをそのままで出力するには文字字形面での問題があり(※2)、円記号「¥」の半角文字字形をUnicodeで使用する場合には、JIS X 0212/0213でも別途規定されている同等文字字形の「¥」(U+00A5)(YEN SIGN)を使用すべきなのですが、日本ではまだ一般的にはあまり浸透していません
※1 「MS 明朝/MS P明朝」「MS ゴシック/MS Pゴシック/MS UI Gothic」では、
  • U+005CもU+00A5も両方とも、円記号「¥」の半角の文字字形データ

  • U+007Eには、JIS X 0208字形デザイン(上付き位置)と同じ字形デザインデータ

・・・がそれぞれ実装されています
(“Unicode 3.2対応版”となるversion 5.0などでも同じ仕様)

※2 Windowsのディレクトリ表記やWebサイトのURLアドレスの表記等、文字データとしての互換が重要な場合には、それぞれU+005CやU+007Eのまま記述しなければ問題となります

※3 キーを押し続けながら、
  1. キーを奇数回押すと「˜」(U+02DC)(SMALL TILDE)
  2. キーを偶数回押すと「」(U+223C)(TILDE OPERATOR)
・・・へ字形切替されます
≫ PC環境によっては、前者の二つは?と表示されます

≫ 全角の波線記号は、83JIS(JIS X 0208:1983)字形以降では「~」(U+FF5E)(FULLWIDTH TILDE)を基本的に用いますが、78JIS(JIS C 6226-1978)字形までは「〜」(U+301C)(WAVE DASH)を用いていました

キーを押し続けながらキーを複数回押していくと、
  1. 「〜」(U+301C)(WAVE DASH)
     ↓
  2. 「〰」(U+3030)(WAVY DASH)
     ↓
  3. 「~」(U+FF5E)(FULLWIDTH TILDE)
     ↓
  4. 1. に戻る
・・・と字形切替がローテーションされます

 

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