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S/FTP Server / PCR(C) : C000009
FTPコマンド定義パラメタの仕様を変更
掲載日付
:
2007/02/12
更新日付
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■ 変更内容
従来のS/FTP Serverでは,動作設定ファイルの下記コマンド定義パラメタを用いて FTPクライアントが使用できるFTPコマンドを定義していました。
access-command : アクセス制御コマンド (RFC959)
transfer-command : 転送パラメタコマンド (RFC959)
service-command : FTPサービス制御コマンド (RFC959)
access-command2 : 暗号化関連のアクセス制御コマンド (RFC2228)
S/FTP Server Version 2.00以降では上記パラメタを廃止して, デフォルトでS/FTP Serverが実装する全てのコマンドをFTPクライアントが実行できるように 仕様変更します。
ただし,ignore-commandパラメタを新設し,そこにFTPクライアントに実行させたくないコマンドを 定義することができます。
■ 互換性
廃止されたパラメタ(access-command, transfer-command, service-command, access-command2)を 活用してFTPクライアントが実行できるコマンドを選別していた場合,Version 1.16以前の定義から 互換性が失われることになります。
この場合,ignore-commandパラメタを設定して「FTPクライアントが実行できないコマンド」を 明示的に定義するようにしてください。
なお,廃止されたパラメタを定義してもエラー扱いにはせず,無視して動作します。
備考
本仕様変更は,軽微ながら互換性に影響を与える可能性があると判断します。
よって,S/FTP Serverはバージョンポリシーに従いメジャーバージョンアップします。
■ 仕様変更を実施するバージョン
S/FTP Server Version 2.00
- 以上 -