3NT
1NT オープン (15〜17 HCP) に対して，パートナーの 2NT は，その上限か 下限かを尋ねています。
この手は上限なので，3NT をビッドします。

　パス
この手は下限なので，パスします。

　パス
中間の HCP では，その中身を見て判断します。
この手は 16 HCP ですが， 4‐3‐3‐3というカード分布がマイナス要因です。したがって，パスします。

　 3NT
この手は 16 HCP ですが，ハートの中堅カードがしっかりしていて， トリックを取りそうです。
　 そこで，3NT に上げます。
　 このように，HCP だけでなく，カードの中身をて判断します。

　 2
ステイマン 2 に対して，ハートが 4 枚あるので， 2 を ビッドします。

　 2
スペードもハートも どちらも 3 枚以下なので，ステイマン 2 に対して 2 を ビッドします。

　 2
ステイマンに対して，スペードとハートが両方とも 4 枚あるときには，ハートをビッドします。

　 2NT
はじめの予定通りに 2NT をビッドします。
これにより，22 HCP 以上のバランス･ハンドであることが，パートナーに伝わります。
この後，レスポンダがステイマン（3）や トランスファを使うこともあります。

　 2NT
1NT オープンするには強すぎるバランス･ハンドなので，1 オープンしました。
　 パートナーからの返事が 1 なので，はじめの予定通り，2NT を ビッドします。
　 これにより，18〜19 HCP のバランス･ハンドであることが，パートナーに伝わります。

　 4
上と同じハンドです。 1NT オープンするには強すぎるバランス･ハンドなので，1 オープンしました。 ところが，うれしいことに，パートナーからの返事は 1 です。
　 自分がダミーになるので，この手をダミー点で評価すると 19 pts です。そこで，4 をビッドします。
　 ここで 2NT をビッドしてはいけません。
　

　 1NT
当初の予定では，パートナーが何かレスポンスしてくれたら，次回に 2NT をビッドする つもりでした。
　 ところが，パートナーはパス …。その代りに右オポが 1 オーバーコールしました。
ここで 1NT をビッドするのは(自分ひとりで 1NT に行くのは)， 1NT オープンできない強い手(18 〜19 HCP) を示します。
　 もちろん，ハートのストッパを持っています。

　 1NT
パートナーがパスしているのに自分ひとりで 1NT をビッドするのは， 普通に 1NT オープンする以上に強い手です。

　 3NT
右オポの 1 に 1NT オーバーコールしたところ， パートナーのビッドは 3 です。
　 この 3 は， 6 枚のクラブだけが強い手を 示します。
　 こちらのクラブが Ace を含む 3 枚なので，クラブで 6 トリック取れるでしょう。 そこで，3NT をビッドします。 クラブで 6 トリック取れそうでなければ，3 を パスします。