2
6 枚のクラブと 13 HCP がある手です。
 2 オーバーコールします。
 2 の代のオーバーコールは，1 の代のオーバーコールよりも条件がずっと厳しくなります。

　 2 または パス
 2 の代のオーバーコールには， 6 枚のスートが理想的ですが，ノンバルならば， この手で (危険を冒して) 1 オープンに対して 2 オーバーコールします。
　 もちろん，右オポのオープンが 1 や 1 ならば， 1 オーバーコール します。
　

　 1
ハートの内容が良くありませんが，1 オーバーコールします。

　パス
 13 HCP あるので，自分でも 1 オープンできる手です。 しかし，ここで 2 オーバーコールするのは，ダウンの危険を 冒すだけに損です。
　 防ぎに回るほうが得な手です。

　 2
スペードが良い 6 枚の弱い手なので，ジャンプして 2 をビッドします。

ダブル
 20 HCP のバランス･ハンドです。
強い手なので，ダブルから入ります。
そして，次回に 2NT を ビッドします。
　 もしも，15〜17 HCP であれば，1NT をビッドするところですが， それよりも強い手なので，最初にダブルします。

　ダブル
スペードが 2 枚しかありませんが，これは「強い手」のダブルです。
もしもパートナーから 1 が返ってくれば，1NT を ビッドして，この手の強さを示すつもりです。

　パス
ハートのストッパがありますが，1NT をビッドするには強さが不足です。
　 また，この手でダブルを掛けてはいけません。スペードが 2 枚だからです。 もしもダブルを掛けて，パートナーから 1 が返ってくると 困ります｡ そのときに 1NT をビッドできる強さ (18+ HCP) は，ありません。

　ダブル
スペードを切り札にして，自分ひとりで 8〜9 トリック取れる強い手です。 オーバーコールではこれだけの強さを示せないので，ダブルから入ります。
　 そして，次回には，何がなんでもスペードをビッドします。

　 2
オープニング･ビッドが 1，1，1，1NT の どれであっても，この手では 2 オーバーコールします。

　ダブル
強い手のダブルです。

　パス
ここでダブルを掛けてはいけません。
ダイヤモンドが 2 枚だからです。
　 もしも，ここでダブルを掛けると，パートナーから返ってくるのは 2 あるいは 3 です。 でも，それからハートをビッドできる強さ (18+ pts) は ありません。
どうしても パスが いやなら，2 でしょう。

　 2
ここでダブルを掛けると，ほとんど確実に，パートナーから 2 が 返ってきます。 でも，それからハートをビッドできる強さは ありません。

　ダブル
2 オーバーコールすることもできますが，
ここではダブルが 良いでしょう。

　ダブル
 1 に対するこの形でのオーバーコールは，テイクアウト･ダブルと 2 の 2 通りがあります。
一般には，そのどちらがよいと断定できません。
けれども，いまは強い手なので，ダブルを選びます。

　 2
ジャンプ･オーバーコールします。

　 2

　 2

　 1
ハートが 2 枚のこの手で ダブルを掛けるのは間違いです。パートナーから 1 や 2 の 返事が戻ってきて，困るはずです。

　ダブル
ウィーク 2 に対しても,「強い手のダブル」があります。
次回に 3 または 4 を ビッドすることを覚悟しています。

　 2

　ダブル
強い手のダブルです。

　ダブル
ルールオブ 20 に 1 点不足なので，最初はパスしました。 しかし，ここでは，1 にダブルを掛けます。 ハートに AK が集中しているのは 好ましくありませんが，枚数の条件は満たしています。

　ダブル
 18 HCP のバランス･ハンドです。
1 に 1NT オーバーコールするには 強すぎる手なので，ダブルから入ります。
　 そして，次回に 2NT をビッドすると， こういう手だということが，パートナーに伝わります。

　 2
この手で，ダブルしてはいけません。
ダブルを掛けると，パートナーから返ってくるのは，たいていは， 一番短いスート (ここでは 2) です。
　 そこで 2 や 1NT を ビッドするだけの強さ (少なくとも 17 pts) は ，この手にはありません。
　

　 2NT
1 に対して 1NT オーバーコールするときと全く同様に (同じ強さ，ストッパで) 2 に 2NT オーバーコールします。
　 この手の形と強さが正確にパートナーに伝わるので，あとは，パートナーの判断に委ねます。
　 この状況は誰でも怖いです。しかし，怖がって 2NT をビッドしないと， パートナーが正確にビッドできません。
　 2NT オーバーコールしたからといって， コントラクトは 2NT に確定したわけではありません。

　 1
自分でもオープンできる 15 HCP の手です。
この 4 枚のハートでオーバーコールします。

　パス
自分でもオープンできる 15 HCP の手です。
けれども，右オポが 1 オープンすると，
パスするしかありません。

　パス
オークションがこのように進みました。
これでも，やはりパスします。
ここでダブルするのは，テイクアウト･ダブルになります。

　 2NT
1 オープンに対して， がどちらも 5 枚の この手では，アンユージュアル･ノートランプ 2NT を使います。