3NT
うっかりすると見逃してしまいますが，パートナーの 2 はリバースです。
クラブ 5 枚＋ハート 4 枚のアンバランス･ハンドで，16 HCP 以上あります。
　 リバースに対しては，9 pts くらいが 判断の境目になり，それ以上ではゲームがあります。
　 ここでは，全くフィットのない 10 HCP の 手なので，3NT をビッドします。
　

　 2 (FSF)
自分でもオープンできる手なので，何かゲームがあるでしょう。
　 でも，ここまでのビッド経過では，何が最適の コントラクトなのか不明です。
　 オープナーの手の内容を更に知らせてもらうために，4 番目のスートをビッドします。
　 これを第 4 スートフォーシング (Fourth Suit Forcing, FSF) と 言います。ダイヤモンドについては，何も保証していません。多くのプレイヤーは，これをゲーム･フォーシングと して使っています。

　 3NT
オープナーのキュービッド 3 は，非常に強い手を示していて， ゲーム･フォーシングです。
　 こちらはスペード 5 枚と 10 pts を示しただけなので， たぶん，16 pts 以上のアンバランスな手なのでしょう。
　 ここでは，K がストッパとして有効なので，3NT をビッドします。 たぶん，そこがオープナーの知りたいところです。スペードを 2 回ビッドするのは， 意味がありません。

　 2
何かのゲームがある手なので，新しいスートでフォーシングを掛けて， 次回に 3をビッドします。
単に 3 をビッドするのは，ノン･フォーシングです。

　 2
こちらもオープンできる手なので，何かゲームがありそうです。
　 そこで， キュービッド 2 を使い，オープナーの 手の特徴をさらに伝えてもらいます。
もしもダイヤモンドにストッパがあれば，2NT が返ってきます。
また，ハートが 3 枚あれば，2 が返ってきます｡

　 2 (FSF)
こちらもオープンできる手なので，3NT か 4 がありそうです。
　 でも どの種別が最良かは分かりません。
　 そこで，第 4 スートフォーシングを使います。