******************************************************************************* 【 ソフト名 】 File-DL 【 バージョン 】 Ver.1.01 【CharacterSet】 Unicode / MBCS 【 種別 】 フリーウェア 【 対応OS 】 Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/7 以上 【必要ランタイム 等】 Internet Explorer 5.0 以上 【 動作確認 】 Windows 98SE/2000/XP/7 【 開発者 】 冬野 善文 【 Web Site 】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA052754/ 【 メール 】 WebSiteのトップページか、同梱版Readmeをご覧ください。 ******************************************************************************* ■はじめに ダウンロードしていただきありがとうございます。 File-DL は、HTTP / HTTPS / FTP 対応のシンプル、かつ軽量なダウンローダです。 単体でも使えますが、基本的に、何らかのソフトウェア(ブラウザなど)から呼び出し て使うことを想定しています。 -- コンセプト -- ・シンプルであること ・軽量であること ・HTTP / HTTPS / FTP プロトコルに対応していること ・コマンドラインに対応していること ・Refererを設定できること ・ファイルを別名で保存できること ・保存先フォルダの履歴を残せること ・リダイレクトに対応していること(リダイレクト先のファイル名を取得/設定します) ・DL前に、ファイルサイズや更新日時などのファイル情報を確認できること ・レスポンスヘッダ中のContent-Dispositionフィールドのfilenameパラメータに対応  していること(日本語(生のUTF-8エンコード)にも一応対応) ・サーバにあるファイルのTimeStampを、保存ファイルの日時として設定できること ・保存ファイルを見て、それがダウンロード中なのか完了しているのか判断できること ・ヘッダ情報を確認できること ・URIなどのコピペが簡単であること その他にも、ハッシュ値(CRC16 / CRC32 / MD5 / SHA-1 / SHA-256 / SHA-512)の 算出・比較(チェック)や、レジュームができます。 レジストリは使用しません。 USBメモリなどに入れて持ち運びできるポータブルソフトでもあります。 ■Unicode版 と MBCS版、どちらを使うべき? Windows 95/98/98SE/Me をご使用の方は、「MBCS版」をご利用ください。 Windows NT/2000/XP/Vista/7 以上 をご使用の方は、「Unicode版」をご利用ください。 ■動作環境 ・Windows 95/98/98SE/Me 以上 (MBCS版)  Windows NT/2000/XP/Vista/7 以上 (Unicode版) ・Internet Explorer 5.0 以上 ■インストール 適当なフォルダに解凍してください。 ■アンインストール ・設定はすべて exeファイル と同じディレクトリにiniファイルとして保存しています  ので、フォルダごと削除すれば完了です。 ・Vista以降で、Program Filesフォルダ以下にインストールした場合、VirtualStoreに  設定ファイルが保存されているかもしれません。  同じディレクトリにiniファイルがなかった場合は、そちらを確認してください。  例として、%ProgramFiles%\File-DLにインストールした場合、  %LocalAppData%\VirtualStore\Program Files\File-DL  にiniファイルがあります。 ・レジストリは使用していません。 ■使用方法 基本的な使い方は見ればわかると思います。 ダウンロードに最低限必要な情報は、URIと保存先だけです。 保存名は自動で設定するので、別名で保存したい場合を除いて、入力する必要はありま せん。 URI、Referer、保存先、保存名、HASHと書かれているところをクリックすると、それぞ れの入力欄にクリップボードに入っている文字列を貼り付けます。 保存先フォルダは、ドラッグ&ドロップでも設定可能です。 HASHを入力しておくと、ハッシュ値を算出し、比較します。 比較の結果、一致していれば緑色で、不一致なら赤色でハッシュを表示します。 ・対応ハッシュ関数  CRC16 / CRC32 / MD5 / SHA-1 / SHA-256 / SHA-512 ハッシュの算出だけを行いたい場合は、DL完了前にダミーハッシュを入力しておいて ください。(横の「D」ボタンから入力できます。) 算出したハッシュ値は表示部をクリックすることでクリップボードにコピーできます。 ダウンロード時に、指定ファイルが既に存在した場合、上書きするかレジュームするか 聞いてきます。 レジュームを選択した場合、ファイルの末尾を最大4KiB削った後、インターネット上の ファイルと末尾最大1KiBを比較し、一致した場合にのみレジュームします。 不一致の場合はダウンロードを中止します。 FTPでのレジュームの成否はサーバによります。 別のダウンローダで途中までDL済みのファイルも、本ソフトでレジューム可能です。 ただし、そのダウンローダがファイルを改変していない場合に限ります。(独自情報を 埋め込まれたりしているものはレジュームできません) 「S」ボタン : デフォルト設定の保存(今のところ、DL完了時の動作のみ保存します) 「Fo」ボタン : フォルダを開きます 「Fi」ボタン : ファイルを開きます ・コマンドラインオプション Usage: File-DL.exe [OPTION]... [URL] Options: -sd savedir : 保存先フォルダ -sn savename : 別名で保存時の保存ファイル名 -rf referer : HTTP request時のReferer -hs hash : ハッシュ値 -as autostart: 起動時に自動でダウンロードを開始する Example: File-DL.exe -sd c:\Downloads -rf http://example.com/ http://example.com/foo.zip ・ブラウザとの連携 Firefox等 : FlashGot Opera : 設定ダイアログやstandard_menu.iniやoGet IE(Trident系) : HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\MenuExt などに登録してご利用ください。具体的な登録方法などは、それぞれの説明書をお読み ください。 ・細々としたこと FTP接続時は anonymous でログインしますが、URIに以下のように入力することにより、 ユーザ名、パスワード、ポート番号(任意)を指定することができます。 ftp://username:password@example.com:8000/foo/bar.html DL未完了ファイルは、隠しファイル属性を設定しています。DL完了後、解除されます。 HTTPS接続時、SSL証明書が不正なものだとダウンロードできないことがあります。 セキュリティ的な観点からも、そのような不審なサーバにはアクセスしないことをおす すめします。 ダウンロードの一時停止という機能はありませんが、キャンセルしてレジュームする ことで同等のことは可能です。 ハッシュ値算出機能を使用しないのであれば、FastHash.dllは不要です。 FTPはパッシブモードで接続します。 プロキシはIEの設定を使用します。 ■Unicode版 と MBCS版の設定ファイルの互換性について 設定ファイルの書式はどちらも全く同じです。 ただし、文字コードが違います。 Unicode版は UTF-16 のリトルエンディアン(BOM付き)、MBCS版は Shift_JIS ですので、 MBCS版からUnicode版に移行する場合は、iniファイルを UTF-16 のリトルエンディアン (BOM付き)に変換してからご使用ください。 変換せずとも使用はできますが、 Unicode 文字を履歴として残すことができません。 ■著作権・使用条件・免責など ・本ソフトウェア、および同梱配布物は、謝辞記載の著作物を除き、作者である  冬野 善文 が保有しています。 ・使用、転載、及び再配布に制限はありませんが、転載・再配布時は事後でも結構です  ので、なるべく連絡をお願いします。  ただし、雑誌・書籍などの有形物へ紹介記事などを掲載する場合、あるいはCD-ROM  などに収録する場合は、必ずご一報ください。 ・転載・再配布時は、書庫ファイル名及び格納ファイルを改変することを禁止します。 ・本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変、逆コンパイル、逆アセンブル、  またはその他のリバースエンジニアリング行為などを禁止します。 ・本ソフトウェアの仕様やドキュメントの内容などは、予告なく変更・廃止することが  あります。 ・本ソフトウェアを使用して発生したいかなる損害にも、作者は責任を負いません。  また、作者はバージョンアップやサポートなど、一切義務を負わないものとします。 ■謝辞 ・FastHash.dll 作者:うり氏 http://hp.vector.co.jp/authors/VA033110/  ハッシュ値の計算に使用させていただいております。 有用なツールを配布していただき、大変感謝しております。 この場を借りて御礼申し上げます。 ■開発履歴 Ver.1.01 ・HASHが入力された時、HASH以外の文字(16進文字以外)はカットするようにした。  e.g., 【 MD5 (foobar.iso) = c4ca4238a0b923820dcc509a6f75849b 】     を 入力/ペースト した場合、 "c4ca4238a0b923820dcc509a6f75849b" だけを     切り出します。 ・DL完了時、ハッシュ値が不一致だった場合、「完了時に何もしない」ようにした。 ・保存名を自動設定する際、保存名中にファイル名として使用できない文字  (パラメータ等)が含まれていれば、それ以降を削除するようにした。 ・ファイル名中にURLエンコードされた文字が入っていた場合、URLデコードするように  した。(%20などのASCIIのみ) ・ファイル名が日本語で、途中にスペースが入っていると、保存名がそこで途切れる  問題を修正。 ・一部のサーバで、Content-Dispositionフィールドのfilenameパラメータに対応でき  ていなかったので、判別方法を変更した。 ・ファイルサイズが渡されない場合、残り時間を "--:--:--" と表示するようにした。  (e.g., http://example.com/bin/dl.php?dl=ID名 などでDLするファイルに多い) ・エディットコントロールにて、Ctrl + A ですべて選択できるようにした。 ・保存先フォルダが存在しなかった場合、エラーではなく、新規作成するようにした。 ・ウィンドウが アクティブ/非アクティブ 時のフォーカスの挙動を修正。 ・レジューム時のメッセージボックスで、キャンセルを選択した場合は、ソフトを終了  するようにした。 Ver.1.00 - 2010/04/24 ・初回公開。 *******************************************************************************