******************************************************************************* 【 ソフト名 】 FileNameSearch 【 バージョン 】 Ver.2.51 【CharacterSet】 MBCS 【 種別 】 フリーウェア 【 対応OS 】 Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/7 以降 【必要ランタイム 等】 特になし 【 動作確認 】 Windows 98SE/2000/XP/7 【 開発者 】 冬野 善文 【 Web Site 】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA052754/ 【 メール 】 WebSiteのトップページか、同梱版Readmeをご覧ください。 ******************************************************************************* ■はじめに ダウンロードしていただきありがとうございます。 FileNameSearch は、エクスプローラの右クリックメニュー(コンテキストメニュー) から手軽にファイル名でWeb検索できるようにするソフトウェアです。 デフォルトでは Google で検索しますが、設定により検索エンジンを変更することも できます。 検索クエリは、ファイル名の拡張子ありと拡張子なしどちらにもできます。 GETメソッドだけではなく、POSTメソッドにも対応しています。 オンラインウィルススキャンサイト(VirusTotal)にファイルをアップロードすること もできます。(その他サイトもカスタマイズで対応可能) おまけ機能として、コマンドライン引数で渡された文字列を検索する機能もあります。 「送る」などを使えば、レジストリは使用しません。 その場合は、USBメモリなどに入れて持ち運びもできます。 ■動作環境 ・Windows 95/98/98SE/Me/NT/2000/XP/Vista/7 以降 ■インストール 適当なフォルダに解凍し、 install.exe を起動して、インストールしてください。 レジストリを使用したくないという場合は、 install.exe を使用せず Windows の 「送る」などに登録してお使いください。 その場合は、ショートカットのプロパティで「リンク先」にコマンドラインオプション を適切に設定してください。 ■アンインストール ・install.exe を起動し、アンインストールした後、フォルダごと削除してください。 ・install.exe を使わず、 Windows の「送る」などに登録してご使用の場合は、  登録解除後フォルダごと削除してください。 ■使用方法 エクスプローラでファイル(複数可)を選択して右クリックするとメニューが開くので 、そこから「FNS - FileNameを検索(&F)」あるいは「FNS - BaseNameを検索(&B)」を 選択することで、ファイル名でWeb検索できます。(デフォルトブラウザが開きます) ・「FNS - FileNameを検索(&F)」は、拡張子を含めたファイル名で検索し、 ・「FNS - BaseNameを検索(&B)」は、拡張子を除いたファイル名で検索します。 ・「FNS - オンラインスキャン(&O)」は、ファイルをオンラインスキャンサイトに  アップロードします。 検索エンジンを変更したい場合は、 exeファイルとベース名(拡張子を除いたファイル名)を同じにして、拡張子を json に した設定ファイルをexeファイルと同じ場所に作成してください。 設定ファイルのサンプルを同梱しているので、このファイルのベース名をexeファイルと 同じにするだけでも構いません。 設定ファイルの中身は普通の JSON 形式ですので、検索エンジンの 追加/削除/編集 は メモ帳などのテキストエディタで容易に行えます。 URI中の %s が検索クエリに置き換えられます。 検索エンジンのURIは Opera や Google Chrome 用のものが基本的にそのままで流用可能 ですので、値がわからなければそれらの記述を参考にできます。 ・設定ファイルの書式 "SearchEngine" の場合は以下のようになっています。  "キー": ["サーチエンジンのURI", "", 0], サーチエンジンのURI の後にある "" は今のところ固定です。その後の数値は、 GETメソッドなら0、POSTメソッドなら1を指定してください。 "OnlineScan" の場合は以下のようになっています。  "キー": ["送信先URI", "", 1, 5, "-F \"commit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2\" -F \"upload=@%s", "Location: (.+)$", "m", ""], 送信先URI の後にある "", 1, は今のところ固定です。その後の数値は相手サーバが 受け付ける最大ファイルサイズを MiB 単位で指定します。 その後にある文字列は POST するデータを指定します。この部分にある %s が選択した ファイルのパスになります。 その後にある文字列は、相手サーバからのレスポンスのどこを使用するのかを正規表現 で指定してください。 その後にある文字列は、正規表現のオプションです。不要なら "" にしてください。 最後の文字列は、2つ前で指定した部分と組み合わせる文字列です。この部分が先頭に 付け足されます。 Location で絶対URIを返してこないようなサーバでご使用ください。 VirusTotal は VirusTotal API Key が必要です。 設定ファイル中の YourVirusTotalAPIKey をご自身の API Key で置き換えてください。 "PostTool": [".\\curl.exe", 7], は、アップロードに使用するツールの設定です。 パスの指定は、 \\ のようにエスケープする必要があります。 また、その後の数値を変更することで、アップロード時のツールを非表示などで実行 できるようになります。指定は、以下の URI を参考にしてください。 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc364421.aspx サンプルの設定ファイルには、 ・検索サイト Google, Yahoo, Bing ・事典サイト Wikipedia ・IPアドレス検索サイト IPひろば ・翻訳サイト エキサイト翻訳(英-日), エキサイト翻訳(日-英), エキサイトWebページ翻訳(英-日) ・ウィルス検索サイト VirusTotal(Hash検索) ・プロセス検索サイト ProcessLibrary.com, System Explorer File Database, あ!早い!と感じるWindowsプロセス検索 ・オンラインウィルススキャンサイト VirusTotal を設定済みです。 デフォルトの検索エンジンを Google から変更したい場合は、 設定ファイルの DefaultSearchEngine の値を変更してください。 例: ・デフォルトを Yahoo にしたい場合  "DefaultSearchEngine": "Google-ja",  の箇所を、  "DefaultSearchEngine": "Yahoo-jp",  に変更する。 同様に、 DefaultOnlineScan の値を変更することで、デフォルトのオンラインウィルス スキャンサイトを変更できます。 DefaultNoArgSearchEngine の値は、オプションが指定されなかった場合のデフォルト エンジンを指定してください。 また、 DefaultSearchEngine, DefaultOnlineScan, DefaultNoArgSearchEngine の値を null あるいは false にすると、毎回、検索時に使用する検索エンジンを聞いてくる ようになります。デフォルトを指定したくない場合にお使いください。 例: "DefaultSearchEngine": null, "DefaultOnlineScan": null, コマンドライン引数になにも渡さずに起動すると、検索ワードを聞いてきます。 コマンドライン引数に、存在するファイルのパスを1つだけ渡すと、 -fn オプションを 付けて起動したことと同義になります。 コマンドライン引数に単純に文字列を渡すと、それを検索クエリとして検索します。 ・コマンドラインオプション Usage: FileNameSearch.exe [OPTION] [FILE]... [QUERY]... Options: -fn filename : 拡張子を含めたファイル名で検索 -bn basename : 拡張子を除いたファイル名で検索 -os onlinescan : ファイルをオンラインスキャンサイトにアップロード Example: FileNameSearch.exe -bn hoge.exe FileNameSearch.exe -bn c:\foo\bar.exe FileNameSearch.exe あいうえお かきくけこ a b c ・注意事項 動作には、 Windows Script Host 5.6 以上が必要ですが、 XP 以降なら標準で インストールされています。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=e74494d3-c4e1-4e18-9c6c-0ea28c9a5d9d 本ソフトに複数のファイルを渡す場合に、うまく検索されないことがあるようです。 そのような場合は、ブラウザを起動してから本ソフトに渡すとうまくいくようです。 ■著作権・使用条件・免責など ・本ソフトウェア、および同梱配布物の著作権は、謝辞記載の著作物を除き、作者であ  る 冬野 善文 が保有しています。 ・作者の許可なく、転載、再配布を行うことを禁止します。  雑誌・書籍などの有形物へ紹介記事などを掲載する場合、あるいはCD-ROMなどに収録  する場合は、必ずご一報ください。 ・転載・再配布時は、書庫ファイル名及び格納ファイルを改変することを禁止します。 ・本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変、逆コンパイル、逆アセンブル、  またはその他のリバースエンジニアリング行為などを禁止します。 ・本ソフトウェアの仕様やドキュメントの内容などは、予告なく変更・廃止することが  あります。 ・本ソフトウェアを使用して発生したいかなる損害にも、作者は責任を負いません。  また、作者はバージョンアップやサポートなど、一切義務を負わないものとします。 ■謝辞 ・cURL(curl.exe) 作者:Daniel Stenberg氏 License:MIT/X derivate license  公式サイト&ソースコード入手元:http://curl.haxx.se/  cURL に関しては、cURL_docフォルダ内のドキュメントをご覧ください。  (同梱の cURL は、サイズ削減のため殆どの機能を無効化してビルドしています。  もし HTTPS などが必要であれば、本家からダウンロードして入れ替えてください。) 有用なツールを配布していただき、大変感謝しております。 この場を借りて御礼申し上げます。 ■開発履歴 Ver.2.51 ・cURL の 7.21.7 がリリースされたので、同梱しているものを入れ替えた。 ・オンラインウィルススキャンサイト(Jotti's malware scan)の設定をサンプルの  設定ファイルから削除した。 ・オンラインウィルススキャンサイト(VirusTotal)は、 VirusTotal API を使用する  ようにした。(これに伴い、同機能は VirusTotal API Key が必要になりました。) Ver.2.50 ・ファイルのアップロードでも、アップロードするファイルのパスを好きな位置に入れ  られるようにした。(設定ファイル)  これに伴い、設定ファイルの OnlineScan の各項目の4番目の配列末尾に、 %s\" が  付加されています。 Ver.2.00 のサンプルをお使いの方は各自修正してください。 ・サンプルの設定ファイルにエンジンを追加した。  (エキサイト翻訳(英-日), エキサイト翻訳(日-英),   エキサイトWebページ翻訳(英-日), VirusTotal(Hash検索)) ・cURL の 7.21.4 がリリースされたので、同梱しているものを入れ替えた。  (同梱の cURL は、サイズ削減のため殆どの機能を無効化してビルドしています。  もし HTTPS などが必要であれば、本家からダウンロードして入れ替えてください。) Ver.2.00 ・オンラインウィルススキャンサイト(VirusTotal, Jotti's malware scan)にファイ  ルをアップロードできるようにした。(その他サイトもカスタマイズで対応可能) ・GETメソッドだけではなく、POSTメソッドにも対応した。 ・コマンドラインでオプションが渡されなかった場合のデフォルト検索エンジンの指定  を、オプションが渡された場合のものとは分離した。 ・設定ファイルの書式を大幅に変更。 Ver.1.00 とは互換性がありません。 ・その他 ・ヘルプをオンラインヘルプにした。 Ver.1.00 - 2011/02/03 ・初回公開。 *******************************************************************************