******************************************************************************* 【 ソフト名 】 SimpleNtpClient-HTTP 【 バージョン 】 Ver.2.00 【CharacterSet】 MBCS 【 種別 】 フリーウェア 【 対応OS 】 Windows XP/Vista/7 以降 【必要ランタイム 等】 特になし 【 動作確認 】 Windows XP/7 【 開発者 】 冬野 善文 【 Web Site 】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA052754/ 【 メール 】 WebSiteのトップページか、同梱版Readmeをご覧ください。 ******************************************************************************* ■はじめに ダウンロードしていただきありがとうございます。 SimpleNtpClient-HTTP は、シンプル、かつ軽量なPC内蔵時計の時刻補正ソフトウェア です。 Ver.2.00 では、 IPv4 / IPv6 両対応しています。 (exeファイルのサイズをできるだけ小さくしたい関係上、   Windows 2000 以前への対応を打ち切りました。   Windows 2000 以前で使用する場合は、 Ver.1.00 をお使いください。) SimpleNtpClient の姉妹ソフトです。 SimpleNtpClient-HTTP は、ブラウザなどと同じく HTTP というプロトコルを使って 時刻情報を取得するので、企業や学校のような NTP(UDP/123) が使えない環境でも 補正できます。(Proxy にも対応) Proxy が不要であれば、単に起動するだけで自動で時刻を修正します。 使用するサーバは、 NICT の http://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/jsont を使用します。 2つの exeファイル を同梱しており、それぞれ、 ・SimpleNtpClient-HTTP.exe     : 3.5 KiB  ログ表示をする通常版 ・SimpleNtpClient-HTTP-LogHide.exe : 3 KiB  ログやエラー表示をしないサイレント版 となっています。用途に合わせ、お好きな方をお使いください。 NTP の方が精度が高いので、可能であれば NTP を使用する SimpleNtpClient を使った 方が良いと思います。 姉妹ソフトの SimpleNtpClient と組み合わせることにより、まずは NTP でアクセス してみて、だめだった場合に HTTP でアクセスする。という使い方もできます。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA052754/#simplentpclient レジストリは使用しません。 USBメモリなどに入れて持ち運びできるポータブルソフトでもあります。 ■動作環境 ・Windows XP/Vista/7 以降 ■インストール 適当なフォルダに解凍してください。 ■アンインストール ・設定などはないので、フォルダごと削除すれば完了です。 ・レジストリは使用していません。 ■使用方法 2つの exeファイル を同梱しており、それぞれ、 ・SimpleNtpClient-HTTP.exe  ログ表示をする通常版 ・SimpleNtpClient-HTTP-LogHide.exe  ログやエラー表示をしないサイレント版 となっています。用途に合わせ、お好きな方をお使いください。 Proxy が不要であれば、単に起動するだけで自動で時刻を修正します。 使用するサーバは、 NICT の http://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/jsont を使用します。 もし、 Proxy を使用したい場合は、コマンドライン引数として渡してください。 毎回固定の Proxy を指定する場合は、ショートカットやバッチファイルを作ると楽かも しれません。 正常に時刻補正ができれば、ログを表示します。 特に操作をせずとも、表示は5秒後に自動で消えます。 何らかのエラーが発生した場合、戻り値が0以外になります。 常駐はしません。よって、定期的に時刻補正したい場合は、タスクスケジューラなどに 登録してご利用ください。 その際は、 SimpleNtpClient-HTTP-LogHide.exe の方を使用すると、密かに修正できて 便利かと思います。 ファイルサイズも、サイレント版の方が通常版より 512 bytes 小さい 3KiB になって います。 Windows Vista 以降のUAC有効下で、PC起動時に時刻補正したい場合は、スタートアップ ではなく、タスクスケジューラなどに登録してご利用ください。 (タスクのプロパティで、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れる) 頻繁に時刻補正するのは、サーバに負荷をかけるだけであまり意味がありません。 PC起動時などに1度、あるいは、3~6時間に1度補正する程度で十分かと思われます。 NTP の方が精度が高いので、可能であれば NTP を使用する SimpleNtpClient を使った 方が良いと思います。 姉妹ソフトの SimpleNtpClient と組み合わせることにより、まずは NTP でアクセス してみて、だめだった場合に HTTP でアクセスする。という使い方もできます。 やり方は、 SimpleNtpClient と SimpleNtpClient-HTTP を同じ場所にインストールし、 同梱の NTP-HTTP.js ファイルを実行するだけです。 ・Command Line Options Usage: SimpleNtpClient-HTTP.exe [PROXYSERVER:PORT] PROXYSERVER: Proxy サーバを指定できます。 サーバの指定は、ホスト名とIPアドレスどちらでも可能です。 PORT: Proxy サーバのポート番号を指定できます。 Proxy 使用時は、必ず指定してください。 Example: SimpleNtpClient.exe proxy.example.com:8080 SimpleNtpClient.exe 192.0.2.1:8080 SimpleNtpClient.exe [2001:db8::1]:8080 ・ログの見方 ログは以下のように表示されます。 --------------------------- Server : ntp-a1.nict.go.jp:80 修正前System日時 : 2011/02/06 12:09:21.468 (UTC) 往復遅延時間 : 48867100 ns ≒ 48 ms 誤差 : 57708300 ns ≒ 57 ms ---------------------------  ・「Server」は、使用したサーバです。Proxy使用時はProxyサーバが表示されます。  ・「修正前System日時」は、時刻を修正する前のシステム日時(UTC)です。  ・「往復遅延時間」は、 roundtrip delay のことです。  ・「誤差」は、NTP時刻を基準として 何ns 補正したかというオフセット値です。   上の表示なら、システムタイムはNTP時刻より 約57ms 遅れていたということです。   マイナス符号が付いていれば、逆にNTP時刻より進んでいたということになります。 ・ErrorCode の意味について 1: Winsock 2 以降がインストールされていない可能性あり 6: 一定時間内(Ver.2.00 では1秒)に相手サーバからレスポンスがなかった (=タイムアウトした) 11: 時刻補正に失敗した。権限があるかどうかを確認してください。 ・注意事項 ファイアウォールやルータを導入している場合、エラーになることがあります。 通信を許可するか、 Proxy を使ってください。 本ソフトウェアを動作させる場合は、管理者権限が必要です。 同梱の NTP-HTTP.js の動作には、 Windows Script Host 5.6 以上が必要ですが、 XP 以降なら標準でインストールされています。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=e74494d3-c4e1-4e18-9c6c-0ea28c9a5d9d ■著作権・使用条件・免責など ・本ソフトウェア、および同梱配布物は、謝辞記載の著作物を除き、作者である  冬野 善文 が保有しています。 ・使用、転載、及び再配布に制限はありませんが、転載・再配布時は事後でも結構です  ので、なるべく連絡をお願いします。  ただし、雑誌・書籍などの有形物へ紹介記事などを掲載する場合、あるいはCD-ROM  などに収録する場合は、必ずご一報ください。 ・転載・再配布時は、書庫ファイル名及び格納ファイルを改変することを禁止します。 ・本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変、逆コンパイル、逆アセンブル、  またはその他のリバースエンジニアリング行為などを禁止します。 ・本ソフトウェアの仕様やドキュメントの内容などは、予告なく変更・廃止することが  あります。 ・本ソフトウェアを使用して発生したいかなる損害にも、作者は責任を負いません。  また、作者はバージョンアップやサポートなど、一切義務を負わないものとします。 ■開発履歴 Ver.2.00 ・IPv6 に対応した。  (exeファイルのサイズをできるだけ小さくしたい関係上、    Windows 2000 以前への対応を打ち切りました。    Windows 2000 以前で使用する場合は、 Ver.1.00 をお使いください。) ・エラー時でも5秒後に自動で終了するようにした。 ・データ受信処理の変更。 Ver.1.00 - 2011/02/06 ・初回公開。 *******************************************************************************